五月乃家

へい、ご案内!(某師匠のHPをパクってみました)

柳家権太楼日曜朝のおさらい会@池袋演芸場

2011年07月24日 | 落語
いつも隔月最終日曜なのに、今月は第三日曜に変更。
本当は大学のオープンキャンパスに行く予定だったので、
行けないと思ってて「権さまのバカバカー!」と泣いてたら、
うっかりバイトを入れてしまったバカ娘のおかげで行けました♪

ご挨拶:柳家権太楼
「強情灸」柳家ほたる
「夏泥」柳家右太楼
「唐茄子屋政談」柳家権太楼

質疑応答(笑)で、つばめ師匠の思い出を語る権さま。
初の大卒噺家でインテリさんだったんですねぇ。
著書は「落語の世界」を読んだことあります。
とても理論的に書かれていると思いました。
つばめさんを師匠に選んだ理由も、初めて聞きました。
そして、また落語に対する熱い思いがあるからこその
辛口なコメントも聞けてとても納得。

おさらい会で「唐茄子屋政談」ですよ(涙)
もう鈴本夏祭り行けなくていいやって思いました。
そういえば、去年の鈴本夏祭りはさん喬師匠の唐茄子屋だったな。
それぞれの持ち味があって、どちらも本当に良いんです。

自分の中でこの噺は42分に収められなければ、無駄が多すぎると。
今日は42分よりだいぶ長かったようです。
でも、どこも切れないよなぁって思う。無駄とは思えない。

どんな会でも、渾身の芸を見せてくれる権さまがやはり大好きです。

遊雀玉手箱~寺に幽霊に弔いの巻@内幸町ホール

2011年07月24日 | 落語
オープニングトーク
「蒟蒻問答」三遊亭遊雀
「野ざらし」三遊亭遊雀
「オヤジの王国」春風亭昇太
=仲入り=
「らくだ」三遊亭遊雀

震災でSWA行けなかっったから昇太さん初だなぁ。
なでしこジャパンの報道については同感です。
ほんと、日本人(っていうかアノ人だけ?)って軽薄だよね。
「オヤジの王国」は、音源で聴いたときはそれほどではなかったけど、
二つ折り座布団を枕に寝るなんていう仕草も入る生はすごく面白かった!

遊雀さんは野ざらしが良かったな。
オツな年増との妄想場面とかね。バカすぎる。
オツな年増がちっとも色っぽくないし(笑)
マクラの多摩モノレールの中の妄想話もおかしかった。

らくだは屑屋の笑い上戸⇒泣き上戸⇒乱暴者
の変化が見事だった。素面で演じてるとは思えない。
こんな酔っ払いいるよねー。ってか遊雀さんてこうなんじゃないの?
って思えちゃう。遊雀さんて絶対酒癖悪そうなところがいいのよ。
私生活では友達にはなりたくないかもしれないけど、
芸のこやしにはなってそう(笑)

表情豊かなところとか、人物のディフォルメが緻密なところとか、
やっぱり元の師匠のDNAをそこかしこで感じてしまいます。
師弟関係はなくなっても、良いDNAは引き継いでもらいたいものです。

日本の夏 さいたまの夏

2011年07月23日 | お出かけ日記
学会のための浦和へ来た友人と待ち合わせて夕食。
ホテルのすぐ前にあったうなぎ屋さんに入りました。
浦和といえばうなぎ。「うなぎなう」してなかったしね。
山田洋次監督も来たらしいよ。たぶん向かいのホテルに泊まったのね。



普通に美味しかったけど、たれがご飯に混ぜてあるっぽいのがなぁ。
自然にしみ込んで、白い部分とたれの部分が混在しているのが好き。
そこんとこがちょっと残念でした。

食後は甘味屋さんで生クリームあんみつ。



そして、店出たらちょうどお神輿に遭遇!
地元のお祭りって行ったことなかったけど、
「ほいさ、ほいさ」っていう掛け声でした。
初めて聞いた。駕籠屋さんか!?



うなぎ、あんみつ、お祭り・・・。
嗚呼、日本の夏だなぁ。
日本人で良かった♪と思った日でした。

笠碁@China

2011年07月18日 | 日々是好日
「胡同のひまわり」という中国映画を見ました。
胡同は日本で言えば長屋。

長屋暮らしを嫌って、母親はマンションに引っ越しちゃうんだけど、
父親は頑固に長屋で1人暮らしを続けます。
庭に置いてある将棋盤の駒をこっそり動かす隣人。



文化大革命の時の密告が元で、いまだに隣人を許せないお父さん。
でも、あの時代、そうせざるを得なかった事情もわかってる。
本当はいい人だってこともよくわかってる。

隣人が動かした駒を見つめて、お父さんは部屋で考えこむ。
面と向かって将棋をさすことは最後までなかったんだけど
そんな無言の交流を続ける日々だった。
ある日、隣人が部屋から出てこなくなって、
訪ねてみると、独り静かに死を迎えていた。

  将棋で王手をかけたら、王将が死んじまった
  こうなるなら勝負を引き延ばしたのに。
  私ときたら独りぼっちだ。
  もう将棋の相手もいない

本当は誰よりもわかりあえた親友だったのに、と泣くお父さん。
「待ったなし」はやはり取り返しがつかないですよね・・・。

本当は父と息子の確執みたいなのがテーマの映画だったんだけど、
私はこのシーンが一番心に残りました。


さて、昨日は娘も一緒に母のいる老健へ行ったので、
近くのとんでんで夕食をとりました。
ちなみに、札幌のおじさんちの隣家がとんでんの社長さんち(笑)
母はあまり食べられないので、3人で2種類のセットを注文。
でも、ひとつがこんな感じなので、かなりお腹いっぱい!



施設は浦和でサッカー場にも近いので、街灯もこんなのです。


こしら一之輔ほぼ月刊「ニッポンの話芸」

2011年07月17日 | 落語
ハイソな街、成城学園。
あ、ハイソって死語か?
今はセレブな街とでも言うのかな。
そんな自分には全く縁のない街での落語会。
成城ホールは公営の施設なのにおしゃれ。
でも、座席が狭すぎるよ!
セレブな人は小柄で細身じゃないとダメなのかな。

一方的に度々お会いする広瀬さんプロデュースの、
夢の組み合わせ(ワタシ的に)の二人会です。
しかも「ほぼ」じゃなくて確実に月刊、
それも1月まで会場確保してあるらしいので、
月イチ成城学園行きは決定です。

「たがや~だくだく」立川こしら

「青菜~らくだ」春風亭一之輔

アフタートーク「ニッポンの話芸」ここにあり!

こしらさんは「長めの開口一番」ということで、マクラに約30分!
秋田で川下りのイベントに参加した話を。
そして、約2分程度の「たがや」を挟んで「だくだく」を一席。
なんと、部屋の中に川が登場しましたよ。
釣竿⇒引いてる釣り竿⇒魚 と三段階に釣りの場面が演じられる絵も!
以前聴いたこしらさんの「だくだく」にはなかった備品(笑)
聴くたびに新しい発想が入れ込んでありやっぱり面白い!

一之輔さんも1分くらいの青菜を経て「らくだ」
屑屋さんが、最初の2~3杯ではちょっと酔っ払いながらも、
正気に戻ってまだ半次に気を使ってる様子がうかがえます。
しかし、もう1杯もう1杯と飲み進むにつれて、
目がすわってきて、別人格になっていく様がすごく巧み!
一之輔さんの芸の繊細さがよくわかります。
二つ目で「らくだ」をここまで聴かせちゃうなんて、
真打形無しですよ。二つ目にしてすでに名人の域。
ワタシ的にはベストオブらくだかも。

二席終了後、広瀬さんを進行役に3人の座談会。
テンション高いこしらさんと、終始落ち着き払って冷めてる一之輔さん。
こしらさんの方が芸歴長く、年齢も上なのに完全に逆転してるよ。
らくだの「かんかんのう」なんて皆さん知らないでしょ!?とこしらさん。
「知ってますよ!お客様をバカにするな!」と一之輔さん。
そこで、あのこしらさんのらくだに出てくる「ヤッサ踊り」も話題に。
広瀬さんお気に入りの一席でもあるし、この会でもやってくれるかな?
それぞれの「らくだ」とか、それぞれの「青菜」とかね。

いろんな意味で楽しみな会であります。

ゴーヤ日記

2011年07月14日 | 日々是好日
職場のゴーヤちゃん。だいぶ育ってきたけど、
まだまだカーテンにはならないなぁ。



ゴーヤの実も成長中。



実はゴーヤって嫌いなんだけどね(笑)

円丈一門大バザール@お江戸日本橋亭

2011年07月11日 | 落語
昼の部の色物とかも見たかったけど、
どっちか行くならやっぱり夜かなーと。
円丈一門の古典の会ってやっぱりレアじゃないですか。

初高座くらべ
  十番弟子:三遊亭わん丈『八九升』
  九番弟子:三遊亭ふう丈『やかん』

若いお客さんたちが団体でいたのは彼らだったのか・・・。
ふう丈さんには立派なお花まで届いていて前座の初高座としては異例!
わん丈さんは、喋りのお仕事でもされていたんでしょうか。
とても落ち着いてて慣れた感じの話しっぷりでした。
「八九升」は川柳師匠で聴いた以来だな。
ふう丈さんは愛嬌のある風貌で、ちょっと緊張してたものの、
声もよく通るし、なかなか堂々としたものでしたよ。
新弟子さんの初高座と聞いて、”ガチガチに緊張した初々しい若者”
って想像してたのに、お二人とも達者でびっくり。
初高座で結構笑いもとってたし、これからが楽しみですね~。
あ、ふう丈さんの命名の理由も聞きたかったな。

落とし噺くらべ
  三遊亭丈二:『唖の釣り』
  三遊亭亜郎:『反対俥』

丈二さんはかなりスタンダードに口演。
亜郎さんは歌わなかったけど、高座の上でかなり大暴れ。
ただでさえ亜郎さんの歳で反対俥はきついだろうに、
回転までするとは・・・。お疲れ様です。

人情噺くらべ
  三遊亭円丈:『百年目』
  三遊亭白鳥:『唐茄子屋政談』

6~7回はやってるからわかってるつもりだったけど、
あまり覚えていなかったという円丈師の百年目。
ところどころつっかえたり、言葉が出にくかったり、
大丈夫かな?と思ったけど、後半は安定してきました(笑)
何度か見た最近の高座が、いつもそんな感じだったんで、
やっぱり年齢なのかなぁ?と思ってたけど、
百年目みたいな人情噺のしみじみとした味わいは、
年齢を重ねないと出せないものですよね。
そういう意味では、今の円丈師匠ならではの百年目
というわけで、なかなかいいものを聴かせてもらいました。

そして、楽しみにしていた白鳥さんの古典!
師匠から「お前、卑怯な手は使うなよ!」と釘を刺されていたそうだし、
ピンクの白鳥で唐茄子屋政談はすでにぶっ壊しているので、
今日は本当にちゃんと古典をやるのでは・・・?と期待していたら、
その通り、実に珍しい白鳥さんの本寸法古典でした!!
もちろん、随所に白鳥さんらしいギャグが織り込まれてて、
天秤棒を担ぐ仕草が変だったり、おじさん夫婦がブラックだったり、
登場人物がノリツッコミをしたりもするんですが、
大筋はちゃんと古典で人情噺でした。
しかも、前半で勘当されるまでの若旦那の人間性に時間を割き、
侍を登場させ、その侍が唐茄子を買った母親の夫だったりと、
今まで聴いたことないエピソードが入っていました。
フルバージョンだとそうなのか、オリジナルなのか、
誰かの型なのか・・・???初めての展開でした。
しみじみはしなかったけど(笑)、軽快で面白かったなぁ。

開演前に入ったコレド室町のカフェで食べた佐藤錦タルト!


新作落語せめ達磨 激闘編 vol.33@なかの芸術小劇場

2011年07月10日 | 落語
夜勤明けで友人と会うことになり、
夕食⇒新作落語というコースに。
客席はまばらでいい感じのゆったりさ。
ひたすらゆる~い感じが心地良い会です

※タイトル不明なので発表されたら書き足します。
古今亭志ん八

前座さんがなかなか見つからないということで、
二つ目の志ん八さんが開口一番でした。
七福神がメンバー入れ替えのためにオーディションする
というなかなか旬な感じのネタでした。
滑舌の神なのに早口言葉が言えてないキマキガミが結構好き。

三遊亭天どん

なんか天どんワールド全開!
って感じのゆるい笑いの噺でした。
古典の錦の袈裟とかおかしいだろって。
シルクのパンツ持たせて風俗へ送り出す妻がどこにいるのか!?
って、考えてみればそうですよね。大体夫は与太郎だし。
デリヘル呼んだら彼女が来ちゃって、ごまかしてたら、
どんどんいろんな人が来ちゃって、それでもごまかし続ける、
という噺なんですが、不思議な可笑しさでした。

林家きく麿

腰が低いばかりに早く出世した遠藤さん、
それを妬み遠藤さんの悪口ばかり言う吉田さん、
遠藤さんの正体がわかったところでサゲだったけど、
裏の顔の凄さがあまり伝わってこなかったかな。
それがわかったらもっと面白くなりそう。
1年後くらいにまた聴いてみたい。

【ゲスト】ポンちゃん人形

お初☆の腹話術芸人さんです。
人形はちょっとブラックでKYなカツばあちゃん。
お客さんを舞台に上げてのリアル腹話術は結構斬新。
お礼にあげてた「プリッツ七味」が気になって、
家の隣のコンビニで買っちゃった♪

=仲入り=

古今亭今輔

高校最後の夏にオトコになろうと、海でナンパに励む少年と、
生物の先生のトンチンカンなやり取りの噺です。
頭の中がエロでいっぱいの高校生たちのおバカさと、
今輔さんの高校時代のエピソードがおかしかった。
群馬テレビに蓋の閉まらないゲームボード(笑)

立川らく里

夏の落語といえば、船徳とか青菜とか怪談とか・・・だけど、
あえて暑苦し~い噺をこしらえたらく里さん。
暑い三畳一間のアパートに住む浪人生が、
涼を求めてあちこちさまようんだけど、
どこへ行っても暑くて結局家に戻ってみれば・・・という。
「西日差す九尺二間にふとっちょの背なで子が泣くままが焦げ付く」
を、落語にしたような物語でしたよ。

ネタおろしが聴けるというのも貴重な会です。
それだけにまだどれも未完成な感じがあって、
何度も口演した後に再び聴いてみたいもの。
もしかしたらお蔵入りになるかもだけどね(笑)

本日の力力・真真

2011年07月01日 | お出かけ日記
日頃の疲れを癒すために、今日も同僚と上野動物園へ。
でも暑かった・・・。夏が終わるまでもう行かないと思う。
秋まで元気でいてくれ!力力&真真。

これまでの2回は涼しかったから、外で元気に過ごしてたパンダも、
さすがにこの暑さでは室内で、お尻を向けてぐったりです。



2回目に行ったときには真真爆睡中。



力力もうつぶせで爆睡中。
一緒に昼寝したい!!



今日、出色だったのは2頭の象たち。
私たちが見ている目の前の池のほとりにやってきて、
いきなりお尻を向けたかと思うと、盛大に放尿&脱糞!
1頭は鼻で体に水をかけて、池に入り泳ぐのかと思いきや、
しばらくじっとしてたら、またもや脱糞!
いやーさすがダイナミックです。
後片付け大変だな、飼育員さん。

遅いランチは精養軒でオムハヤシライス。
エビフライとブロッコリーは、スカイツリーと上野の森?
エキュートで買い物して病院寄って娘と合流して帰宅。
なんか脱水症状で水ばかり大量に飲んでしまいました。
やっぱり暑い時期の野外活動は無理です・・・。