五月乃家

へい、ご案内!(某師匠のHPをパクってみました)

10/26一青窈 10th Anniversary Tour 2012 ~HOTEL アカシア~ @渋谷公会堂

2012年10月27日 | LIVE・イベント感想文
10周年のこのツアーはテーマがホテル。
中華風のレトロなホテルを模したセットがとても素敵。
途中スクリーンに映し出される映像とライトがリンクして、
歌を盛り上げるのに効果的な演出でした。

原点回帰、ということなのか初期の曲と、
最新アルバムからの曲と両極端。
「歌窈曲」はもちろん「一青十色」も昭和色強いので、
全体的に昭和+アジアンなイメージ。

キャバレーの踊り子みたいなヅラ+ドレス、
60年代調のクラシックなワンピース、
70年代アイドルのような衣装などなど、
そして、ダンスも頑張っていました。
バックダンサー2人を従えてのアイドル風振付は、
娘いわくハロプロっぽいとのこと。つんく振付なのかな?
ダブルアンコールのレースのチャイナドレスも素敵だった。
「花様年華」のスチールカメラマンが撮った写真が載ってる
パンフレット欲しかったなー。

あこるでぃおんでは間奏でバイオリンの腕前も披露。
「エレクトーンもバイオリンも続かなくて、結局歌うことを選んだ」
と以前どこかのライブで言っていたけれど、なかなかのもんです。
バイオリンを弾く姿を見ると「ささやき並木」思い出してうるうるしてしまう。
お母さんに褒められたくてバイオリンのお稽古に通っていた少女時代。
演奏していたバイオリンは、銀座で買ってもらったものかしら?

1曲1曲にこめられた思いを丁寧に語る一青さん。
自然と優しい気持ちにさせてくれます。
ご両親の歴史を知りたくて、台湾中の親戚を回ったとのこと。
本にするそうなので楽しみです。

そして、年末には台湾でLIVEをするそう。
あーいいなぁ。行きたい!
でも、年明けにはまた次のツアーが始まる。
次も絶対に行こう♪

【セットリスト】
・るるる
・月天心
・翡翠
・とめる
・らぶれたぁ
・喝采
・アカシアの雨がやむとき
・かざぐるま
・あこるでぃおん
・大家
・アリガ十々
・Lesson
・冬めく
・悲しみジプシー
・パラソル哀歌
・dots and lines
・愛と誠のファンタジア
・道案内

・るるる
・江戸ポルカ
・もらい泣き

・ハナミズキ

10/24二つ目昇進記念 立川吉笑独演会in国立演芸場

2012年10月27日 | 落語
入門1年半で二つ目昇進し、やっと来月入門2年というのに、
国立演芸場をほぼ満員にしちゃう吉笑さんスゴイです。
もちろん、師匠効果もあるんでしょうけど、
なにか気になってしまう、また聴きたくなってしまう、
そんな不思議な魅力の持ち主だと思います。



国立演芸場の高座に上がるのは初めてとのこと。
座布団に座り当惑したように会場を眺めながら、
あれこれ思いついたことを喋る吉笑さん。

「ふすま屋」は初めて聴きます。
最後までなぜふすまを売ってるのか意味がわからない。
でも、不条理なやり取りがなんともおかしい。
そして、噺はいつの間にか「道灌」へ。
最初に習う噺ということで、あくまでも基本に忠実に。
やはりそこはかとない可笑しさがある。

師匠・談笑さんの「片棒・改」は何度聴いても爆笑。
壊すならこれくらいぶっ壊してほしいものです。
サゲを言った後に、落語家修業についてご自分の考えをあれこれ。
落協/芸協とはもちろん違うし、立川流スタンダードでもないけど、
すごく合理的な考え方だと思う。現にお弟子さんたちはうまく育っているし。
山崎パンである必要はない、街のパン屋さんになればいい、
という言葉、心に残りました。私は街のパン屋さんが好き。
最後に吉笑さんを呼んでの挨拶、ちょっとホロッとしちゃった。
吉笑さん、いい師匠選んだね。

10/23白鶴寄席ミニ  こしら・志らら超まじめな二人会

2012年10月27日 | 落語
2人でたっぷり2時間の落語会で1200円とは。
よぅよぅ!白鶴さん太っ腹!

オープニングトーク

『宿屋の富』立川志らら

『豆屋』立川こしら

=仲入り=

リレー落語『大工調べ』こしら・志らら

いつでもどこでも自由なこしらさんと、
気配り上手でマネージャー向きの志ららさん。
なかなかいいコンビなのかもしれません。
こしらさんのラジオのエピソードが面白かったな。

リレー落語は適当なところで「チン」と鳴らし交替。
大家さんところを出た与太郎になぜか「八百屋に行く」
と言わせたこしらさんが志ららさんにバトンタッチ。
なんで八百屋に行くのか意味がわからず困る志ららさんは、
再び大家さんちに行く前に、八百屋に寄らせて反撃。
そこで、与太はみかんを千両で買ってくれと交渉してました。

そして、この大工調べは大家さんが野末陳平バージョン!
マクラでも野末先生のことをさんざんコケにして、
その上大家さんはホントにムカつく奴になってました。
ご本人も会場にいらっしゃてたのに(^_^;)

友人と私も、銀座の街を野末先生の物真似しながら帰途につきました。
あ、もちろん本物の野末先生はあんなんじゃないってわかってますよ(笑)

たのしい悪口

2012年10月22日 | 日々是好日
「私は人の悪口を言うのが嫌い」
「絶対悪口は言いません」
なんていう人は逆に信用できないな。

だって、人間は本質的に悪口が大好きなもの。
でなきゃ暴露本や週刊誌は売れない。
毎日TVじゃ、タレントが悪口言い合ってるし、
高座じゃ噺家が悪口言って拍手喝采浴びてる。

病院はほぼ女の職場なので、
休憩室ではいつも悪口大会です。
女って陰険だと思われるかもしれないけど、
1日中病院にいて医者や患者にこきつかわれてるナースは、
こじゃれたお店でランチなんていう息抜きも出来ない。
休憩室でお菓子つまみながら悪口言うしかないんです。

嫌な医者、むかつく患者、横暴な上司、使えない後輩、
そんな人間関係のストレスで悶々としているとき、
「私はあの人についてこう思う」という考えが、
同僚と一致していると、なんかこうホッとします。
「あ、そう思ってるの私だけじゃなかった」
という、安心感と連帯感が生まれるのです。

悪口は決して単なる個人攻撃ではなく、
「人を悪く思うことへの罪悪感」の免罪符。
自分を正当化するための言い訳なんですよね。

でも、「あの人ってこうよね」という意見が
一致した時の盛り上がりったらありません。
やっぱり楽しいんですよ、悪口って。
一番手軽なストレス発散なんでしょうね。

ちなみに、うちの職場の同僚はみんな
悪口でわーっと盛り上がって大笑いして
それで終わっちゃう感じです。
対象の人物に意地悪をしたり無視したり、
なんてことは決してしません。
なんだかんだ言って面倒見いいし優しい。
その優しさが当該の人をダメにしてる部分もあるんだけど・・・。
リストラとは無縁の世界ですからね。
なんて恵まれた職場なんでしょう。

そうして、またまた増える悪口・・・。
ストレス発散と言いながら、発散出来てない日々です。
ああ・・・明日は落語で発散して来よう。

10/13桂宮治の会「宮治のきもち’拗ねる’」 @お江戸日本橋亭

2012年10月15日 | 落語
オープニングトーク

お江戸日本橋亭のハッピを着て登場~。
もう出てきただけでパーッと明るくなる。
根っからの芸人さん体質とでもいうか、天職ですね。
会の前から取材が入ってたそうで、撮影のエピソードに爆笑。
そして、毒たっぷりの発言の数々に場内拍手喝采。
やはり噺家さんは明るさと華、それに毒がないとね。

『やかん』柳家緑太

『だくだく』桂宮治

『棒鱈』宮治

=仲入り=

『干物箱』宮治

古典をほぼスタンダードにやってこれだけ面白い、
しかもこれからまだまだ伸び代のある二つ目さん。
もちろん、古典そのままじゃなくてブラックなくすぐりもあり、
お客さんいじりもあり、表情・仕草ともに本当に面白い。
タンスの中に寿輔師匠の着物が入ってたのがツボでした。

さあ、いよいよ今週末に迫ったNHK新人演芸大賞に注目です。
宮治さんが大賞獲らなかったら、NHKの了見を疑うな。
いじめられても、絶対大賞獲ってね!宮治さん♪

10/6JAPAN OPEN2012@さいたまスーパーアリーナ

2012年10月06日 | LIVE・イベント感想文
今日が休みだとわかってからチケット取ったので天井に近い席。
でも十分でした。遠くてもLIVEの臨場感は楽しめる!
アイスショーも楽しいけど、やはり試合の緊張感はたまらないです。



結果は大差をつけて日本圧勝!ちょっと物足りなかったくらい。
敵のチームであろうとも、不調な選手が多かったのは残念。
やっぱり良い演技を見たいし、互角に戦って欲しい。

高橋大輔と真央ちゃんはほぼ完ぺきでスタンディングオベーション。
真央ちゃんの「白鳥の湖」は、ため息が出るほど可憐で優美で芸術的だった。
ワグナーの方が点数的には上で、ドヤ顔も忘れられないけれども、
会場を魅了したのは間違いなく真央ちゃんの方だったと思う。
あっこちゃんの幻想的なFPも素敵だったけど、もっとよくなりそう。

しかし、さいたまスーパーアリーナは入るのにも出るのにも時間かかる。
入る方はまあ仕方ないとはいえ、出る方はもうちょっと何とかならんのかね。
誘導の段取りが悪かったのもあって、みんな右往左往だった。
こんな状況で地震でも起きたらどうなるんだろう?って不安になったよ。

混雑でイライラするし、会場内暑かったけど、まあ楽しかったです。
娘はビールマンスピンのスパンコール付きTシャツ、
私はJAPANチームのタオルお土産に買いました。
夜勤明けの汗拭き用に使おう♪

10/5こしらの集い@お江戸日本橋亭

2012年10月06日 | 落語
朝、整形外科へ行って膝の処置してMRIを予約。
”おばあさんレベル”の注射してもらったせいか、
依然痛みはあるけど、だいぶ調子いい!普通に歩ける!
午後から美容院行ってカラーしてもらってから日本橋へ。
午前中、クリニックの待合室で流れてるTVを見てたら、
小倉さんとお天気の人が日本橋散歩してた。

『桃太郎』

地元・東金の落語会の話題から家族の話へ。
こしらさんの実家・若林家の情報満載(笑)
さすがこしら家の人間は一筋縄ではいかないようです。

「桃太郎」は完全な改作、というか原型をとどめていない。
桃太郎は何代にも渡って鬼退治に出かけるという設定。
川には桃以外にも野菜や調理済みのものや鬼の持ち物まで流れ、
おじいさんと八っつぁんのやり取りが思いっきりバカバカしい。
当代桃太郎が、いよいよ鬼退治に出かけ、ついていく八っつぁん。
そこでも、奇想天外な展開になります。こしらさん以外思いつかないね。
サゲはちょっとよくわかんなかったけど、まあどうでもいいかと思える。

=仲入り=

『禁酒番屋』

こしらさんが一番衝撃を受けたという古典落語だそうです。
大筋は変えてないものの、そう来たか!という内容。
水カステラは、なんと本物の水カステラが入ってる。
しかし、裏の裏をかかれてバレてしまいます。
それに至るやり取りは、名探偵コナンか?って感じ。
油徳利の見破り方も意表をついてるし、
小便は飲み干されてしまうというまさかの展開。
そして、こちらもちょっと考えてしまうサゲでした。
うーん・・・なんだかすごい禁酒番屋だったなぁ。