ウズベキスタンのヒヴァの街。
この街の路地裏には、猛暑の中で元気に遊ぶ子供達の笑顔が溢れています。
心の底から湧き上がってくるような自然な笑顔。
作り笑いでは絶対に出来ない無邪気で汚れの無い、大人には出来ない笑顔。
本当に美味しい食材に調味料はいらないっていうけど、きっと笑顔もそうなのだろう。
自分も小さいころは、無我夢中で遊んでいたことがあったなぁ。
あの頃の僕も、あんな笑顔をしていたのだろうか?
日本では、最近そんな子供達の笑顔を見る機会が減った気がします。
本当に綺麗な海を知らない子供達。
野山に咲く花や、虫たちを知らない子供達。
天の川を見たことのない都会の明るい空しか知らない子供達。
そして無邪気に笑うことを知らない子供達。
豊かさを計る物差しって良くわからないけど、心の豊かな国っていうのは子供が元気に笑える国なんじゃないかなって思います。
僕も最近仕事で疲れ気味だけど、そんな大人のため息で、子供の世界をつつみこんではいけないなと、素敵な笑顔に出会うたび、少し反省させられる今日この頃です。
子供たちの顔をみていたら土門拳さんの「昭和のこどもたち」の写真を思い出しましたよ。めんこで遊んでたりするモノクロの写真。
日本にも、かつては、こんな笑顔の子達が当たり前にいたんですよね。
たぶん私はこういう顔はすでにできない世代だったんじゃないかと思います。
どこに分岐点があるんでしょうね。
少しでも素敵に笑えるようになれるといいですよね。大人も子供も。
まわりのスピードが速過ぎて、マイペースになれないっていうのも大きいような気がします。
時間を忘れてしまうような、夢中になれる趣味を持って、それに没頭できる時間をもっと増やしたいと思ってます。
子どもはその国を映す鏡です。だから私は海外を旅しながら、そんな子どもたちの笑顔を無意識に求めている気がする。そしてその笑顔を写真に撮ってしまうんだろうなぁ
色んなところを旅してて羨ましいです。
日本に帰ってきたときに、頭に浮かぶのは
観光地よりも、子供達の笑顔だったりします。
えりりんさんのアルバムにも子供達の素敵な笑顔がたくさん詰まってるんでしょうね。