(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

アルゲ・バム 時間は止まらない

2004-07-19 | イラン


今日の写真は2002年の春に行ったイランのアルゲ・バムという遺跡の写真です。

今イランに行っても、もうこのような景色は見れません。というのも、この遺跡は2003年の冬の大地震で崩壊してしまったからです。

バム市周辺で4万人が亡くなったとも言われる大地震で、この廃墟の街もその姿をとどめないほどのダメージを受けてしまいました。

廃墟の街、捨てられた街

このアルゲ・バムという城壁の中の街は、今から200年前に突如として人が消え、そこで時間が止まってしまった街です。

僕がチャイハネ(喫茶店)の窓越しにこの写真を撮ったとき、100年後も200年後も、きっとこの廃墟の街は、このままなんだろうなと思いました。

しかし、それからわずか1年半、もうこの遺跡はありません

そう時間は止まらない

僕たちが見ている全てのものは、今この時にしか見れないものなのです。