峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

筋を通す

2016年06月03日 | 暮らし

色々考えた末、町観光協会の理事職を辞めるべきだとの思いに至り、一昨日、事務局に辞任届を提出した。そのことを書き始めたのだが、一昨日・昨日と、ずいぶん前置きが長くなってしまった。

さて、地方創生は「アベノミクス」の重要政策だ。平成28年度の地方創生加速化交付金だけでも1,000億円が費やされる。一口に1,000億円と言うが、国民の貴重な税金である。佐々町の地方創生事業も採択され3,500万円もの交付が決定されたそうだ。

この事業を佐々町観光協会が請け負うことが先日の理事会で決定した。
事業の主な内容は「もろぶた寿司イベント」、世界最大のもろぶた寿司を作り、ギネス世界記録に挑戦するのだという。その他、佐々町の魅力をHPで発信する「移住・定住促進用観光情報webサイト構築事業」、移住・定住を促進するため「タウンプロモーション事業」、「お試し居住ツアー」からなる。

私たちの国で今、最も必要なのは財政再建であり、持続可能な社会保障制度の構築であると私は考えている。
そのために必要と3党合意で決められた消費増税を先送りし、金融緩和と財政出動に頼る安倍政権、それは財政健全化とは正反対の方向ではないだろうか。

「地方創生」の美名のもと、交付金という国民の税金を無責任にばらまく政府、それを観光協会に丸投げする〇〇も△△気もない役場組織、私は、観光協会の理事として、とても責任が持てる話ではないと1人、反対したが、賛成多数でその事業を受けることが決まった。
28年度の事業方針の中に、理事の増員を行うとある。これらの事業に意欲的に取り組みたいと考える人と交代した方がいいに決まっている。

直ぐに町長から認めないとの電話をいただき、今日は観光協会の会長がわざわざ慰留にお見えになられた。理事の1人が辞めたからといって何ら大勢に影響はないのにお引き留めいただくと正直、心が動かないわけではないが、ここは筋を通したい。

 

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