その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(ささ・える)

2012-07-12 20:10:06 | 夢屋工房

「最低賃金が生活保護費を下回る。」…昨夜、某国営放送NHKやネット上で配信されました。
まずは、山形県における最低賃金を調べてみると時給647円(効力発生日:平成23年10月29日)であります。特定の業種以外は、パート・アルバイトに係わらず、この最低賃金が適用されるので、フルで働いた場合、647円×8時間×5日×4週=103,520円が日給月給制の最低月収ということになります。さて、『夢屋国王』が諸事情で、単身世帯として生活保護の申請をした場合、山形県郡部は3級地-2という区分に該当するようなので、第1類生活扶助基準(食費や被服費)が29,590円、第2類生活扶助基準(水光熱費や什器費用)33,660円、障害・母子加算は付かないので、住宅扶助28,000円…合計91,250円であります。まだ、山形県は逆転していないかなどと思ってはいけません。パートでフルで働いた場合でも、国民健康保険税(最低月5,000円…市町村や前年の所得によって違います。)や国民年金14,980円は免除されていないので、可処分所得は生活保護費の方が高いと言うことが出来るかも知れません。一方、老齢基礎年金は、40年間の全期間納付した場合、年額786,500円だそうであるから、月額に直すと65,540円…明らかに生活保護費を下回っているのでありまして、年金生活者の場合は、それまでの貯蓄や事業者(自営業)としての永続的な労働を前提としないと、生活が成り立たないことを示しているのであります。


大沢山の「オジロアシナガゾウムシ」です^^;

太陽が西から昇らない限り、給料と言うものは右肩上がりに上昇(賃上げ)するものだと思っていた時代は、一体いつのことでしょう?
産業や経済のグローバル化などと言いつつ、正規労働者はリストラという名の下に切り捨てられ、派遣労働者や契約社員という名目の雇用形態が横行しております。それでも仕事にありつけた方は、まだマシでありまして、『夢屋国王』のように齢50も過ぎれば仕事は極端に少なくなるのであります。1億総中流社会などと言った頃は、一体何だったんでしょう?ここまで来ると、勝ち組とか負け組といったふるい分けではない。制度そのものが崩壊に近づいているとしか思えないのであります。
『夢屋国王』のご母堂さま『花ちゃん』のグループホーム費用や介護保険の自己負担分を考えながら、福祉のあり方を真剣に考える『夢屋国王』でありましたとさ…(今夜は、脳ミソがアルコールに浮いていない^^;)
ちなみに、巻頭画像のクサフジの花言葉は「私を支えて」だそうであります。

 


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