「あの時も眠っていたのに違いない」(その2)
長岡の病院名の下に眼科クリニックなんて洒落た名前の付いた眼科専門の開業医で受診したけれど、
結果は同じらしい。
通い始めて間も無く、緑内障の視力検査が行われた。
大きなヘルメットのような物を被せられ、その中はスイッチを入れると、星空のように小さな電球が点灯する。
視線を動かさず、じっと息を凝らし点灯を認めたら、手に握ったスイッチのボタンを押すのです。
でもねー、別にロマンチックな気分になんて浸るわけでも無いのだけれど、
その夜空のような釜状の中に頭を入れるとやたらと眠気を催すのでした。
何せチカーチカーと夜空に星がまたたくのでしたから。
無事に検査を終えたのだけれど、どうも結果は思わしくなく、その後も一か月に一度ではあるけれど、
二、三年も通院を繰り返す羽目になってしまった。
ある時妻に「別の医者の診察も受けてみたら」と促され、重い腰を上げて小出の眼科医の診察を受けた。
(続く)
大した事にならないよう祈ってます
スベルべの失敗談は必ず落ちがありますからね。
落語のような人生のスベルべです(笑)。
他にも顔面を20針以上も縫合する大けがをしたことも有りました。
いや、喧嘩ではありませんからね。
我ながら、良くぞここまで生きてこられたものと思っています。