畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「山本ナス」と「黒十全ナス」を100本余り

2019-05-31 04:13:31 | 野菜

 同じ圃場の「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」とは反対側の一画。

こちらには「熊取のおっちゃん」さんから種を分けて頂いた「山本ナス」を植えます。

 このナス「山本ナス」は大きさは米ナスと同じくらいですが、味は全く違う美味しさ。

大きいのに、皮は柔らかく味も繊細。「スズキチ」の店員さんが「これを食べたら他のナスは食べられない」なんて。

 

  ほらほら、昨年の自家採種から始まった苗つくり。

貴重な「山本ナス」の苗が100本余り出来ましたよ。嬉しいなー。

 

  100本植えるつもりが計算間違いで1畝31本の3畝で93本でした。

でも、この後なん畝か隔てて「黒十全ナス」を15本植えたので合計108本。

 ヴィオレッタ・デ・フィレンツェの102本と合わせるとナスだけで210本になってしまいました。

これだけ植えたら収穫作業も大変になりますね。嬉しい悲鳴を上げたいものです。

 

  午前と午後の大半の時間を使ってナスを植えたのだったが、仕上げに「ズッキーニ」を植えます。

下の畑には黄色種の「ゴールドトスカ」を30本植え、交配を嫌って緑種「ブラックトスカ」は山の畑に。

 

  「ブラックトスカ」はとりあえず30本で、まだ苗を30本育成中。

ズッキーニも合計90本になる予定です。植え終えた15時に予報通りの恵みの雨が始まりました。

 そんなこんなで、慌ただしい中、携帯に着信。苗屋さんからでさつま芋苗の問い合わせでした。

毎年3,000本も買うのに連絡を入れないので、心配になったらしい。さて、畝作りでも始めましょうか。

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「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」を100本植える

2019-05-30 04:05:25 | 野菜

 中々雨が降らず、苗植えが出来ない。何しろ暑い日々なのです。

でも、久し振りに雨の予報が出て、朝飯前から茄子の植え付けを始めました。

 

  茄子は自家採種したイタリアナスの「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」から植え始める。

何年前になるのかな、月刊誌「現代農業」の記事で見つけたナスで、色々な手段でようやく手に入れた最初の種でした。

 

  翌年からは自家採種を開始。伝統種、固定種で自家採種可能な嬉しい茄子なのです。

伝統種の特徴でもあり、形は一定しているとは言えません。そんなところまで嬉しい変わり者のスベルべ。

 

  6畝作りましたが1畝17本植えられるので合計102本です。

元肥、肥料には牛糞堆肥とボカシ「笑愛」をたっぷり。有機肥料100%で育てます。

 

 支柱建ては近所のオジサンの手を借りました。

作業の途中で長さ150センチの支柱が足らなくなり、JAの資材センターに急行。

 でも、在庫は5本しかなくて取り寄せと配達をお願いして帰った。

そして、山本ナスにも支柱を建てたら勘定違いで注文数が足らなくて追加。計80本も買って大出費でした。

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困った、雨が降らない、熱い

2019-05-30 04:04:55 | 

 まだ5月だと言うのに夏日が続き雨が降らない。

一回目の土寄せを終えたジャガイモも水不足で元気が出てこない。

 

 ジャガイモ畑に続き、さつま芋を植える予定の畑ですが乾いて砂漠状態。

左奥の高い木はコナラで、いつもウグイスが縄張りを主張して囀りに来る場所です。

 

 雨待ち状態だけれど、降ってからでは仕事が間に合わない。

午前中の里芋植えに引き続き、午後は山の畑に一人で行き、さつま芋の畝作り準備。

 

 タニウツギの枝で定規棒を作り、均等に枯れたカヤを折って差し込んである。

その目印に沿って水糸を張り、鉄の棒を沿わせて引き、畝建て機の走る線を付けるのです。

 

 午後5時には知人が野菜苗、ナスの苗を受け取りに来るというので仕事はそれまで。

18畝分の印付けを終えました。18×50本で900本分の印付けだけが終わりました。

 どこまで植えられるか分からないけれど、この3倍2,700本は植えたいものです。

約束の時刻までもう少し余裕があり、ズッキーニを植える畝のマルチに穴を開けて家路につきました。

 

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真夏日の炎天下に里芋を植える(その2終わり)

2019-05-29 06:03:17 | 野菜

 午前中の仕事でしたが、ニュースになるほどの炎天下。

この穴掘り器が結構重くて、続けているとたちまち汗が吹き出してくる。

 

 でも、ここで援軍の登場。

心強い近所のオジサンが、仕事の様子を見て駆けつけてくれたのです。百人力!

 

 オジサンの仕事は何時も丁寧で抜かりない。

スベルべの意に沿って、丁寧に植え付け丁寧に土を掛けて下さいます。

 

 里芋の次に、「SAKKO」さんから一昨年頂いた唐の芋を10数株。

次いで京野菜の「タケノコ芋」を同じく10数株植えて終わり。

 

 数えたら、一畝41株入りましたから3畝で120株余り植えたことになります。

これで午前中の仕事はおしまい。午後は一人で山の畑に行き、さつま芋植えの準備です。

 夕方5時に野菜苗の提供を約束した友人が来宅するので、トマトに散水して一旦終了。

友人に苗類を分けた後は、いつも通り日没まで仕事。最後はビニールハウスを締め切ってようやく一日が終わりでした。

          (終わり)

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連載196「千鳥破風」(その3終わり)

2019-05-28 04:06:19 | 暮らし

       千鳥破風(その3終わり)

 囲炉裏の周りに敷いたムシロを剥ぐと下は板張りで、板を外すとそこはさつま芋などを格納する穴倉になっている。

土を掘っただけの貧相な穴ではあるけれど、囲炉裏の温度が幸いし、さつま芋は腐ることも無く、保存できるのだ。

ただし、その地下の穴倉も体積は小さく、そこに仕舞ったさつま芋が無くなると、

山の中腹に掘った「芋穴」までカンジキを履いて出かけ、叺に入ったさつま芋を背負ってきて、地下の穴に入れる。


 一冬に何回かそんな仕事を繰り返していると春になるのだが、地下の穴倉には餌を求めた鼠が入り込み悩みの種。

そのために「パッチン」と呼ばれた、バネの力で鼠を捕まえる仕掛けが入れられていた。

家族団らんを楽しんでいるうちに、お尻の下で「バッチーン」と大きな音がすると、一匹捕獲と言う事になる。

吹雪の下でもそんな貧しい暮らしながらも、寒さに耐えながら春を待っていたのだった。

           (終わり)

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