畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

栃尾又温泉「自在館」へ(その2終り)

2013-03-31 05:27:55 | 旅行

 二晩目の夕食です。一晩目に料理を追加して、少し多めに感じたので追加は無しで。
今は水曜日、木曜日を「湯治の日」として設定していて、リーズナブルな料金設定のようです。
二晩で地酒緑川酒造の「緑」の720mlを空にし、そしてビールも少々(笑)。


 丁寧に品書きが付いていました。
シンプルだけれども、湯治の食事としてはぴったりの量と、薄目の美味しい味付けです。


 最後の朝の、栃尾又での最後の散歩には妻も同行。大湯温泉への道は下り坂だけれども帰りは上り坂。
最近は、自宅からの散歩でも同じパターンを見せるけれど、マックスは帰り途はゆっくりとしか歩きません。


 尾根に朝日が射し、割れた雪が春を感じさせます。


 上の写真からの連続ですが、尾根から崩れ落ちた雪はこんな風に佐梨川へと崩れ落ちる。   


 斜面の雪も木々の放射熱で溶け始めています。
「マンサク」の黄色の花が、春の訪れを知らせるように咲いていました。


 杉木立の間から、真っ白な越後駒ケ岳が見えます。
頂上から左に降りた、こぶ状の肩にポツンと点のように見えるのは「駒の小屋」かな。
いや、まだ屋根が出ているはずも無いかな。きっと積雪は5メートルも有るのだろうから。

 あの駒ケ岳に私たち親娘に妻の母を加えた5人で登ったのも、もう昔話になってしまった。
今年92歳の義母が65歳の時だと言うから27年も前の事でした。
夏休みの最後で、台風の名残りの強風が吹き飛ばされそうになりながら登りました。

 さて、楽しく優雅で、俗世を忘れさせる湯治は終わりました。
合計で10時間以上も風呂に浸かっていたように思います。

 せっかちで、「カラスの行水」並みの入浴習慣のスベルべは、
半年分の入浴を済ませてしまったような気分です (大笑)。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栃尾又温泉「自在館」へ(大湯まで散歩)

2013-03-30 04:58:37 | 旅行

 自在館へ行って泊まっても、マックスの散歩は欠かせません。
マックスは軽トラに近づくと気付いて元気に尻尾を振って散歩をせがむ。
まだ国道352号線は除雪されていず、散歩はもっぱら「大湯温泉」方面です。


 大湯温泉の旅館街を繋ぐ小さな橋から見た「佐梨川」の上流方。
一昨年の大水害の時は恐ろしいほどの水嵩だったのでしょう、
ホテルの下に流れてきた、木片などのゴミがまだ付いて見えます。


 同じく下流方を見ると、川の中には水害で流されてきたと思われる大きな流木。
きっと、生の立木が根こそぎ流されてきたのでしょう。


 その小さな橋を渡り切って対岸に着き、少し登ると「大湯温泉共同浴場」です。
温泉街の中にはこんな素敵な場所も有り、旅人も自由に入られるようです。


 表に料金の表示は有りません。
まさか、無料では無いと思うけれども、いや、ひょっとしたら・・、かな。


 こちらは完全な無料で「どなたでもご自由に」なんて書いてあった。
「オーイ、写真を撮らせてもらっても良いかい」と尋ねると「良いよ」なんて元気な声で返事。
マックスも入りたそうなそぶりだったけれども「どなたでも」の中に犬は有りませんね、きっと(笑)。 


 共同浴場のすぐ上に一部壊れているけれど観光案内図が有りました。 
左手が栃尾又温泉になるけれど、大湯温泉の中心部からは1.2~3キロくらいでしょう。

 栃尾又温泉と大湯温泉の往復で2.5キロくらいのものでしょうか。
二泊三日の滞在中にマックスと合計4回歩いたのかな。

 栃尾又温泉の方が標高が高いから、大湯温泉方面へは下り道で楽だけれども、
帰り、登り道は結構きつくて何時も最後は汗ばんでいました。
さて、散歩を終えたらマックスに餌を食べさせ、再び湯治と行きましょう。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栃尾又温泉「自在館」へ(その1)

2013-03-29 04:39:40 | 旅行

 二泊三日のプチ湯治に行ってきました。
場所は魚沼市の山間、栃尾又温泉で宿は何時もの「自在館」さんです。
駐車場には我が家のカントリーベンツ軽トラが停まっていて、ここがマックスのお宿になります。


 「上の湯」に行く途中の雁木通りと言うか渡り廊下と言うかの、雪囲い用の板に描かれた説明。
1,200年もの昔、修行僧「行基」により発見されたとされています。


 栃尾又温泉の入り口に有る案内板。
「越後三山只見国定公園」の中、越後駒ケ岳のふもと近くに、歴史のある三軒の湯宿が有ります。


 温泉の浴場は上下に二箇所一般的な「下の湯」と「上の湯」が有り、これは昔ながらの「下の湯」。
この他にも露天ぶろや、家族風呂などが幾つか有ります。


 湯治場らしい風情に満ちているのはこの長い廊下、そして階段を下る「下の湯」でしょう。
渓流「佐梨川」の水音を聞きながら静かに湯治を楽しむのです。

 源泉の温度は低く、少し加温してはいるけれど、それでも身体は温まらず、
上がる際には、温度を高めにした「上がり湯」の浴槽で身体を温めてから上がるのが普通。
でも、ラジウム泉と言われる泉質は後々も身体は冷えずポカポカと温かです。


 奥に見える建物が「上の湯」です。
一時期温泉センターなどと呼ばれ、近代的で大きな浴槽になっていますが、勿論泉質は「下の湯」と同じ。
昔は男女混浴でも有名だったらしいが、今は時間帯で男女それぞれに分けています。残念!(笑)。


 今回の湯治は「湯見舞い」と言う一応の名目。
92歳になる妻の母と、その妹夫妻。つまりスベルべママの叔母さん夫妻との湯治を、
「表敬訪問」と言う事にしてマックス連れで出掛けたと言う訳です。
一晩目の賑やかな夕食は楽しい宴でした。
 

 一晩目は、特別注文の「鴨鍋」と「岩魚の塩焼き」付きの豪華なもの。
これに叔母さん夫妻から頂いた地酒「緑」が付きますから至福の湯治と言えるのかな(笑)。

                       (続く)
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚野川へ再び凍み渡りで

2013-03-25 19:11:02 | 自然

 再び、いや、三回目の魚野川方面への「凍み渡り」朝の散歩でした。
ほら、「犬とオジーさん」でも無い、「犬と老夫婦」の影が春の小川の向こうに映っていますよ。


 この小川は、魚野川に注ぐ小河川「大沢川」です。
越後、魚沼の春はこんな風に川岸から始まるのです。


 14歳になったマックスも春を迎えて、元気な毎日を過ごしています。
ま、内緒話だけれどもつい先日までマックスにはペットボトルの湯たんぽを使っていましたけれど(笑)。


 何回見ても嬉しい、「犬とオバサン」の後ろ姿。
なんだか、冷たくて手が凍りそうでも、気持ちが暖かくなった来るんですよ。 

 
 まだ、積雪はこの河原で180センチは有るでしょう。


 マックスはカメラを構え、足の遅いトーちゃんを心配して、時々足を止めて振り返る。
さて、カーちゃんと、マックス。足を速めて家に帰り暖かなご飯を食べようか。

今日から二泊三日でマックスを連れて「栃尾又温泉」に湯治に行ってきます。
    スベルべママママとその妹夫妻つまりスベルべママの伯父さん伯母さんが行っていて、
    ま、言うなれば「表敬訪問」って、言い訳です(笑)。
    軽トラで行きますのでマックスは二泊とも軽トラ車中泊です。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オッ、「チエ」ちゃんだー!

2013-03-25 04:56:06 | 暮らし

 先日すばる姉上から「知映」が今テレビに出ていると電話が有った。
すぐさまチャンネルを切り替えるとなるほど「知映」ちゃんがでているではないか。


 「知映」ちゃんは京都の工芸学校で竹細工を学び、その道のプロです。
あちこちで作品展に出品したりしているらしいが、中々の人気らしい。

 常々思う事だけれども、こういう手仕事の価値を日本人は忘れてしまっているのでは無かろうか。
安い外国産の品物や、量産品に騙されて日本伝統の工芸品の価値を見失っているので無いかとも。


 それにしても、二人のアナウンサーに挟まれても中々の存在感だと思うのは身びいきか。
妻には常々「あののびのびと育った肢体、そして小顔でモデルにぴったり」なんて言っている。
長身でもあり、絶対的存在感を示すと思いますから、スカウトしたかったらスベルべまで連絡をどうぞ(笑)。


 番組ではこの作品が紹介されていたけれど、実物を見たいものです。
彼女は旧山古志村にも縁が出来て、闘牛用の牛の名付け親になっている。
「勘助」と言う名前の牛だと言うけれど、こんど機会が有ったら山古志の闘牛も見たいなー。

 テレビを初め安易な文化がはびこる世の中だけれども、こんな生き方の娘もいます。
手仕事、工芸品の価値が見直され職人、工芸家の存在が評価されたならば、きっと日本も変わる。
なんて、事さえ考えてしまいます。

 「知映」ちゃんの活躍を祈るとともに、若者たちを中心に伝統工芸に取り組む人が増える事も祈ります。
仕事が無い、誰も使ってくれない。なんて、愚痴る前に自分で自分の道も切り開けるのではなかろうか。
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする