旅立ちの日の朝でした。洗面所から抑えた声で呼ぶ声。
「キツネがいる!」の声にカメラを持って、窓際に駆けつけました。
我が家のすぐ裏、家からは10数メートルの小川の岸です。
抜き足差し足の言葉がぴったりの様子で、何かを狙うキツネの姿。
やや、腰を落とし反動をつけるようなしぐさです。
かすかな物音で、それとも匂いで探すのか積雪は20センチ程度ですがそれでも雪の下。
少し飛び上がったと思った瞬間、さかさまに頭を雪中に突っ込む。
北海道のキタキツネの狩りは、テレビの映像で見たことがありますが、全く同じです。
(続く)