畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

畑仕事中に急な雨がきた

2023-08-31 04:01:09 | 自然
 3時に起きて、お握りを作り枝折峠に出かけた日です。
朝早かったと言っても、休んているわけには行かない。
 曇り空で比較的に涼しい午前中に、山の畑のジャガイモの収穫跡を整理。
取った草やら、ジャガイモの枯れた枝葉を片付けていると、急に雨が始まった。

 空の一部には青空さえ見えるのに、土砂降り状態の雨。
簡易舗装の農道の上は、たちまち川のようになって雨が流れます。

 広域農道に出ます。ここも川のようになっています。
両側は栽培フキノトウの枯れる寸前の親株。これで少しは息をついたかな。

 先日も降ったけれども畑の土は2~3cmしか濡れていなかった。
今回はもう少しは濡れることでしょう。雨が上がったらトラクターで耕そうか。

 空が明るくなってきました。耕す前に発酵鶏糞「笑愛」を撒こう。
土が十分に湿ったら、耕して畝も作られるのですが、雨はいつまで続くのかな。
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滝雲に会えた

2023-08-30 04:16:08 | 自然
 一昨日は枝折峠に行ったが、霧が濃すぎて滝雲を見ることは叶わなかった。
昨日、前日の天気予報を見て再び枝折峠へと向かった。着いたのは4時40分。

 途中で湯之谷に住む、姉の娘、姪を載せて行った。
姪は何回も行っているのだが、今回は最高だと喜んだのでした。

 徐々に夜が明けるにしたがって、滝雲は増える。
正に滝の水のように、北の俣川で発生した霧が尾根を越えて流れ落ちる。

 ビューポイントを何カ所か移動してカメラを構える。
時間の経過とともに、滝雲は色々な表情歩見せてくれるのだった。

 朝日が昇るとまた違った表情になる滝雲。
このビューポイントは視線が滝雲とほぼ平らになる絶好の場所。

 姪は市役所関係に勤めていて、知人も多い。
このビューポイントで出会ったのは、魚沼市観光協会の職員だった。
 なんと、この人物がこの滝雲を世に知らしめた、最大の功労者なのだとか。
あいさつをして、自己紹介をするとスベルべ事は「お名前だけは知ってました」と。
 スベルべはあちらこちらで悪名?をとどろかせていますからね。
今回は3台のカメラを持参してフル稼働。三脚も二台といっぱしのカメラマンスタイル。
 ブログでは、動画がアップできず残念です。
フェースブックもやっていて、そちらには動画をアップします。ご覧いただけたら幸いです。
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霧が晴れることは無かった

2023-08-29 03:19:36 | 自然
 明るくなったので、外を見るが霧は晴れない。
どうやら、自らが滝雲、深い霧の中にいるような様子でした。

 一人の若者がビューポイントまで歩くと言うので後を追う。
途中の352号線脇には、「蔓ニンジン」があり、特徴的な花の姿も。

 この花にある、特徴的な斑点から「ジーソブ」とも呼ばれる。
何のことは無い、老人斑の事ですよ。嫌ですねー。
 でも、この蔓ニンジンはサポニンが多く含まれて、朝鮮人参にも負けない薬効が。
昔、亡父から聞かされたのは「大変な貴重品」と言われた。
 気が付いたら裏山にいくらでもあると聞き、スベルべも気が付いた。
踏みつけたりすると、特徴的な甘い香りが漂い、すぐに見つけられます。

 これは、独活の花です。天婦羅種にも使えます。

 大きく開いたゼンマイの葉です。

 山形ナンバーのオートバイの若者と話を交わします。
そして、トイレに設置されている案内板で説明しようとすると、こんなものが。
 丁寧に滝雲のビューポイントが説明されていました。
今日の天気予報は晴れです。毎日が日曜日のスベルべは今日もこれから出かけます。
今日は一人ではありません。昨日帰りに立ち寄った姉の嫁ぎ先で姪に同行を頼まれたからです。
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滝雲が見たい

2023-08-28 12:01:45 | 登山

 24日付の地方紙に、面白い記事が掲載された。
以前から言葉だけでは知っていて、一度は見たい、写真を撮りたいと思っていました。

 場所は奥只見湖(別名銀山湖)へ抜ける、枝折峠です。
高い尾根を、さながら大瀑布のように雲が尾根を越え流れると言います。

 夏休みの自由研究と言う副題で起きる理由も開設。
昼夜の寒暖差が大きい、晴れて日の朝に出現することが多いようです。

 物好き、好奇心旺盛なスベルべがいかない訳は無い。
今朝は、月曜日で観客も少ないだろうと考え、3時に起きおにぎりを作って3時半に出発。

 枝折峠に行くには2コースある。
奥只見ダム建設のために作られた、大部分がトンネルのシルバーライン。
 そして、拡幅はされたけれど、古い国道352号線「樹海ライン」です。
時間が気になり、行きはシルバーラインを使います。長いトンネルが続くコースです。

 4時前に到着したけれど、霧が晴れない。
どうやら、滝雲の中にいるような状態になったようでした。
 この枝折峠は百名山に数えられる越後駒ケ岳の登山口でもある。
30数年前に親子プラス、65歳の義母を伴って登った際の雰囲気は無し。
舗装された駐車場は広く、きれいなトイレまでできていました。
       (続く)
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92年前の尾瀬紀行(12終わり)

2023-08-28 08:01:58 | 登山
     五十年前の尾瀬紀行(12終わり)

 お昼を食べてから、愈々燧岳登りだ。湖尻から登った。湖尻の標高が一六〇〇米だから、二三四六米の頂上迄は七百米そこそこ、大したことはない。連日の疲れも見せないで一気に登った。皆元気だ。旧火山の燧は姿が良く、尾瀬の象徴とも謂れ、会津駒と並んで県境に君臨している。

 登る道の両側に生える樹木には殆どその木の名札が付けてあって一見してよくわかる。頂上迄標高に従って、植物の標高分布がはっきりして非常に参考になった。登り口から三百米位は闊葉樹、それから三百米位は針葉樹、更に上は灌木類、頂上並びに頂上付近はイタドリの類、この区切りが実にはっきりとしていて珍しいものだ。これ又、大変参考になった。

 晴れていたので頂上の眺めは良い。下を見れば尾瀬沼、沼尻川、下の大堀、川上川、ヨッピ川と、湿原を流れて赤川に水が集まり、平滑の滝、三条の滝となり、只見川となっている。尾瀬の景観は、よいきれいだ、静かだ、うっとりとした気持ちで見入る私は尾瀬が好きだ。

 下りは一気呵成、一時間半で駆け下りた。沼尻に繋いであった舟に乗って長蔵小屋まで一直線に漕いで湖水を渡った。長蔵小屋で一日の汗を流して縁側に立てば、夕映えの燧が沼にきれいな影を映している。静寂という表現より、言い表しようがない。やがてねぐらに帰る鶴が二羽向こう岸の浅瀬に鳴いていた。長蔵小屋の眠りは深かった。すっかり疲れをとって明日の行程に備えた。
 五日目の朝、長蔵小屋を出て、三平峠を越えて鎌田に下った。ここから沼田行のバスに乗って沼田へ出た。
            (終わり)

 素晴らしい紀行文でしたが、終わりがやや唐突。ご高齢故にお疲れになられたのかな。この紀行文は昭和6年の8月初旬です。上越線が清水トンネルの完成で全通したのが、この年、昭和6年の9月1日。もう少しのところで、上越線での帰宅はかなわなかったと思われます。
 高崎経由で、信越線で長岡に出て帰宅されたのではないかと推察されます。いずれにせよ、92年も前の昭和時代の初期に、全行程徒歩で尾瀬を訪れ、しかも燧ケ岳にまで登られたという事は、驚嘆に値します。
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