弥生三月、日本は百花繚乱色とりどりの花を見るのが楽しみな季節ですね。(花粉症の方にとっては受難の季節ですが。)
ギョズテペのフェリー乗り場。気がつかずにこんなに遠くまで来てしまいました。
私の住むエーゲ地方、特にイズミルはどうも街角に花が少ないような気がします。季節を花で感じることが余りないので、こちらから探しに行ってやろうじゃないかとお散歩に。でもやっぱり一年を通じて温暖な気候の反動かいつもと同じ風景。青空の色が少し濃くなったくらいでしょうか。
イズミルで一番好きな風景。
散歩中に見かけた色鮮やかな八百屋さん。
手前に見える洗面器の中は皮をむいてあるエンギナル=アーティチョーク。
と言うわけでやはり季節を感じるのも食べ物でと言うことになります。トルコのパザルへ行けば季節の野菜が一目瞭然!形は不ぞろいだけどトルコ人らしい妙な几帳面さで並べられた野菜たちが「食べて食べて!」と存在を主張しています。夏は夏の野菜、冬は冬にしか食べられない野菜をたっぷり食べる醍醐味はトルコならではの楽しみ…でしたがここ数年トルコでも一年を通して探せばなんでも買えるようになってきてしまいました。
さやもまだ柔らかく産毛がふわふわ。
その中でこのBAKLAはまさに春を告げる味、と私は思っています。日本ではどちらかと言うと初夏の味でしょうか。桜の咲く2ヵ月後がその地方での空豆の旬だと言わているそうで各地によって呼び方が異なるのは土地によって空豆の利用法と収穫期が違うからなのだそうです。
四月豆(四国)、五月豆(静岡)、夏豆、冬豆(神奈川、冬に植えるから)、雪割豆(千葉)、 大和豆(大和(奈良県)で多く作られたので)、雁豆(伊勢)、唐豆(九州)、南豆(花が南向きに咲くので)など…ご存知でしたか?皆さんの故郷ではなんと呼ばれているのでしょうか。
トルコの野菜を見慣れた目には日本の野菜はきれい過ぎて作り物のように見えます。
写真は「食材事典美味探求 」から拝借しました。
そら豆の原産地は北アフリカからカスピ海南岸にかけて、5000年以上前からチグリス・ユーフラテス川流域で栽培されており その後、古代エジプト、ギリシア、ローマなどで栽培され、中国にも今から2000年前には渡っていたようです。 まさに古代文明を支えた栄養源だったわけです。エジプトのそら豆を使った料理ターメイヤが有名ですよね。
そら豆と言えば茹でて皮をむき塩味のそら豆と一緒にビールをくいっ!と言うイメージがあります(私は飲めないのであくまでもイメージ)。
日本でそら豆をさやごと食べることはあるのでしょうか。トルコでは日本で見かけるそら豆のように大きく皮が固くなってしまう前のそら豆がこの季節に出回ります。そしてもう少し時がたつと日本でも見られる大きなそら豆がIC BAKLA(イチバクラ=そら豆の中身?)として売られるのです。
トルコでのスタンダードな料理の仕方はオリーブオイル煮。
①BAKLAのさやのはじっことスジを取り、適当な長さにカットする(この時爪が真っ黒になります)。
②小麦粉とレモン汁を溶かした水に浸しておく。
③みじん切りにした玉ねぎをたっぷり目のオリーブオイルで炒める。
④玉ねぎがしんなりしたらBAKLAを入れ、色が変わるまで6・7分炒める。
⑤小麦粉とレモン汁を溶かした水を材料が隠れるくらいまで加え、塩、砂糖(砂糖は隠し味程度)で味付けをしBAKLAが柔らかくなるまで50分ほど煮る。
⑥火からおろす直前にDERE OTU(ディル)のみじん切りを加える。
⑦冷めるのを待ち、サービスする時に彩りが良いように別にしておいたDERE OTUを少しかけニンニク入りヨーグルトで頂く。
DERE OTUの香りとよく合ってなんとも爽やかな春の味です。
②と⑤で小麦粉レモン汁入りの水を使う理由ご存知の方いらっしゃいますか?
色が変わらないようにだと思うのですが小麦粉は何の働きがあるのかなあ。
アンネ(義母)はもったいないので②で使った水を⑤でも使えと言うのですが、
義妹は「いやだ!」と言って内緒で捨てています。
Afiyet olsun!
海岸通沿いでチャイ。
ギョズテペのフェリー乗り場。気がつかずにこんなに遠くまで来てしまいました。
私の住むエーゲ地方、特にイズミルはどうも街角に花が少ないような気がします。季節を花で感じることが余りないので、こちらから探しに行ってやろうじゃないかとお散歩に。でもやっぱり一年を通じて温暖な気候の反動かいつもと同じ風景。青空の色が少し濃くなったくらいでしょうか。
イズミルで一番好きな風景。
散歩中に見かけた色鮮やかな八百屋さん。
手前に見える洗面器の中は皮をむいてあるエンギナル=アーティチョーク。
と言うわけでやはり季節を感じるのも食べ物でと言うことになります。トルコのパザルへ行けば季節の野菜が一目瞭然!形は不ぞろいだけどトルコ人らしい妙な几帳面さで並べられた野菜たちが「食べて食べて!」と存在を主張しています。夏は夏の野菜、冬は冬にしか食べられない野菜をたっぷり食べる醍醐味はトルコならではの楽しみ…でしたがここ数年トルコでも一年を通して探せばなんでも買えるようになってきてしまいました。
さやもまだ柔らかく産毛がふわふわ。
その中でこのBAKLAはまさに春を告げる味、と私は思っています。日本ではどちらかと言うと初夏の味でしょうか。桜の咲く2ヵ月後がその地方での空豆の旬だと言わているそうで各地によって呼び方が異なるのは土地によって空豆の利用法と収穫期が違うからなのだそうです。
四月豆(四国)、五月豆(静岡)、夏豆、冬豆(神奈川、冬に植えるから)、雪割豆(千葉)、 大和豆(大和(奈良県)で多く作られたので)、雁豆(伊勢)、唐豆(九州)、南豆(花が南向きに咲くので)など…ご存知でしたか?皆さんの故郷ではなんと呼ばれているのでしょうか。
トルコの野菜を見慣れた目には日本の野菜はきれい過ぎて作り物のように見えます。
写真は「食材事典美味探求 」から拝借しました。
そら豆の原産地は北アフリカからカスピ海南岸にかけて、5000年以上前からチグリス・ユーフラテス川流域で栽培されており その後、古代エジプト、ギリシア、ローマなどで栽培され、中国にも今から2000年前には渡っていたようです。 まさに古代文明を支えた栄養源だったわけです。エジプトのそら豆を使った料理ターメイヤが有名ですよね。
そら豆と言えば茹でて皮をむき塩味のそら豆と一緒にビールをくいっ!と言うイメージがあります(私は飲めないのであくまでもイメージ)。
日本でそら豆をさやごと食べることはあるのでしょうか。トルコでは日本で見かけるそら豆のように大きく皮が固くなってしまう前のそら豆がこの季節に出回ります。そしてもう少し時がたつと日本でも見られる大きなそら豆がIC BAKLA(イチバクラ=そら豆の中身?)として売られるのです。
トルコでのスタンダードな料理の仕方はオリーブオイル煮。
①BAKLAのさやのはじっことスジを取り、適当な長さにカットする(この時爪が真っ黒になります)。
②小麦粉とレモン汁を溶かした水に浸しておく。
③みじん切りにした玉ねぎをたっぷり目のオリーブオイルで炒める。
④玉ねぎがしんなりしたらBAKLAを入れ、色が変わるまで6・7分炒める。
⑤小麦粉とレモン汁を溶かした水を材料が隠れるくらいまで加え、塩、砂糖(砂糖は隠し味程度)で味付けをしBAKLAが柔らかくなるまで50分ほど煮る。
⑥火からおろす直前にDERE OTU(ディル)のみじん切りを加える。
⑦冷めるのを待ち、サービスする時に彩りが良いように別にしておいたDERE OTUを少しかけニンニク入りヨーグルトで頂く。
DERE OTUの香りとよく合ってなんとも爽やかな春の味です。
②と⑤で小麦粉レモン汁入りの水を使う理由ご存知の方いらっしゃいますか?
色が変わらないようにだと思うのですが小麦粉は何の働きがあるのかなあ。
アンネ(義母)はもったいないので②で使った水を⑤でも使えと言うのですが、
義妹は「いやだ!」と言って内緒で捨てています。
Afiyet olsun!
海岸通沿いでチャイ。
何時になったら行けるんやろ、
アンティチョークも食べたい! ギョズレメも・・・・
・・・・・・ (;_;)
日本のそら豆の写真を見たらもう、せっかくほとんどやめたも同然のビールをまたのみたくなってきました。枝豆、そら豆、ビールはどうして豆と合うんだろう。
未熟で柔らかいうちはサヤごと食べられるとは聞いていましたが、やっぱりあの、親指みたいな愛嬌のある大きくなった豆のほうが好き。もっとも、サヤの中に一つ二つ混じっている未熟な豆、あれは可愛いので茹でるとあれだけ先に食べます。チョジュックギビ・・・です。
いつもいつもご無沙汰でごめ~ん。
ソラマメ。うちのほうでは『天豆』て書いてたと思ったけど、パソで変換したら『蚕豆』『空豆』としか漢字が出なかった。
きっと、ワタシが『蚕豆』の上の所だけで勘違い記憶していたのか・・・。はて。
それはそうと、そら豆。
うちでは、よく冷凍の物を買うよ。
さやつきは高いし、中身があんまり入ってなくて効率悪いからさ~。
そして、あの形を見るといつもうちのダンナは『アマガエル』と言います。>親しみをこめてね。かえる好きだからさ。
さやのまま食すのなんて初めて見たよ!
日本じゃ見たことも聞いたこともないな。
やっぱ、トルコって食に対しての姿勢と言うかなんと言うか・・・凄いものがあるねぇ。流石は世界三代料理の国だなぁと、こういうときは思うよ~。
しかし、イズミル、すばらしいでにずまんざらるでござるね。
モナコとかみたいだ。この景色でF-1やったら、モナコっぽいぞ。(@_@)
バクラ、皮ごと食べるのですね。今の時期だけなら今のうちの食べておかないといけませんね。
この辺ではあまりオリーブオイル煮は食べていません。オリーブが取れないからかな?いつもサルチャが入っています。オリーブオイル煮味は薄めかな?
いろんな野菜があって楽しそうです
確かに最近は 季節の野菜ってコンセプトが薄くなってきてしまったような気がしますね これは悲しいな~
それでもまだまだ残っている季節の野菜を求めて季節の料理を作るなんて素晴しい!!
僕も今週末 旬の味を探しに行ってみます!
懐かしいでしょう?何時になったらって…。今年はいらっしゃるものと思っておりましたわ。エンギナル食べたいならそろそろ準備してくださいませ!
枝豆、そら豆+ビールはやっぱり日本じゃないと気分でないかも!その点madamkaseさんはもう少しでその条件も整うわけで、楽しみですね。お相撲は朝青龍が連敗らしく久しぶりに何だか面白そうですよ。
お豆さんってさやの中にきれいにちんまり収まっている姿がたまらなくかわいいですよね
おお、マメラーきいのこ。さんでしたね。こちらこそご無沙汰しているのですわ。
そら豆=天豆と言う字もきっとあっているんじゃないでしょうか。私のPCも同じく蚕豆と空豆しか出てこなかった…。
カエル好きの旦那様!そら豆もお好きですか?やっぱりビールのつまみ?きいのこ。さんはそら豆でどんなお料理を作られるのかしら。そう言えば今晩はうちは「きのこ」ですわ。
日本じゃやっぱりさやのまま食べられるような若いそら豆は売ってないのかな。もし見つけたらお試しあれ!春の味なんだから!!!
モ・モ・モナコですか~!そりゃあ何だか恥ずかしい。ま、ここだけは本当に美しいと思います。ゴミも見えないし・・・。