Assosのアテネ神殿からレスボス島を望む。
トルコの学校の3ケ月に渡る長い夏休みも終わると言う先々週末、ようやく我が家も2泊3日のさやかな夏休みを過ごすことができました。
行き先は北エーゲ地方(トルコ語ではEGE=エゲと発音します)。私がなぜか昔から憧れていたのが「Assosに沈む夕陽」。どこかで見たその光景を夢に見て、Assosへ行こう!とすぐに話はまとまりました。また「イスタンブール@トルコフォトダイアリー」のakikoさんが、昨年ご旅行されたBozcaadaを見てみたい、ウニが食べたいと言う期待もありました。
ホテルの前の海岸。
我が家を8時30分に出発、イズミルからは約270キロ程ですが、ゆっくり行ったのでAssosのホテルには13時半に到着しました。2泊3日と短い日程で日本人的にあっちもこっちも見てみたいところではありますが、やっぱり「ここはトルコ」、一日くらいホテルのビーチでゆっくりとバカンス気分を味わいたいではありませんか!と言うことでこの日は部屋に着くやいなや水着に着替え目の前の海岸へ。学校が始まる前の週末であったせいか、子供連れも若者の姿もなく、静かで穏やかな海辺の景色です。水はかなり冷たく泳ぐことに相当の勇気がいりましたが一度入ってしまえば、ゴミひとつ、葉っぱひとつ浮いていないどこまでも透明な海です。夕方までたっぷり時間があるので本を持参しましたが、本など読む気にもならないくらい、そこにいるだけで楽しくて時間が過ぎるのを忘れるほどでした。
これが長年憧れていた「Assosに沈む夕陽」
ホテルからAssosの遺跡までは車で5分ほど。Assosは紀元前8世紀に眼前に横たわるギリシャのレスボス島から入植してきた人々によって建設されたそうで、このアテネ神殿のオリジナルは紀元前530年に築かれたそうです。哲学の都として栄え、あのアリストテレスも3年間過ごしたことがあるのだとか。夕陽を待つこと1時間、かつての繁栄の跡を歩き回ったつもりだったのに「円形劇場」を見落としたことが帰宅後発覚。また来年行こうね!
フェリーでBozcaadaへ。
Bozcaadaの西端
翌日はBozcaada(ボズジャアダ)へ日帰り。Bozcaadaは「トロイの遺跡」で有名なチャナッカレへ向かう手前にあるEzineという町からフェリーで30分ほど、直径5~6キロ、人口約2500人の小さな島です。珍しく島民の多くは観光に頼らず漁業やぶどう園、ワイン製造などで生計を立てているようです。
港には城砦が修復され、そこからはギリシャ風の住居が狭い石畳の両脇に軒を連ねています。島内は車で10分も走れば端から端まで行けるほど、トルコブルーに光る入り江を帰りのフェリーの時間まで巡りました。気持ちのよい太陽の光が島一面に広がるブドウ畑にふりそそぎ、素晴らしいBag(バー=果樹園、農園)の石造りの家々はまるで童話に出てきそうです。
写真にある巨大な風車は60,000戸への電気の供給ができる風力発電所です 。
ここは最低でも1週間くらい、何も予定を立てずに何も考えずに都会の雑踏を忘れて心を休ませに来るための場所のようでした。帰り道にはトルコ最西端の岬Babakale(ババカレ)へも立ち寄りました。
Babakaleからの眺め、ギリシャの島々が目の前です。
あっという間の3日目、ホテルのチェックアウトの時間まで再び海岸で過ごし、ゆっくりとイズミルへの帰途に。さすがエゲ地方、どこへ行ってもオリーブの実がたわわになりまさに豊穣の季節です。道端には農家の人が手作りのオリーブやオリーブオイルを売っていました。
素敵な夏休みをありがとう~!
イズミルまでは行きに通った海岸沿いの道ではなく、ベルガマの遺跡に続く内陸の道を選びました。これが大正解。エゲの山の景色と言うと岩がむき出しで荒涼としているイメージなのですが、ベルガマまでの40キロあまりは山の中を突っ切る細いながらも整備された道で見事な松の森がどこまでも続くのです。松の木の香りが甘く贅沢です。そして時折のぞくこじんまりとした集落、イズミルの近くにもこんなに緑豊かな場所があることを発見できて心地よい疲れで旅を締めくくることができました。
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素敵なご旅行を過ごされたみたいで、何よりです
私も来年またボズジャアダに行こうと考えています。
やっぱりトルコでは夏が一番いい季節。海がきれいだし。これから冬がやってきて雨か雪ばかりでどうやって生活しようかっとおもうとつらい
Assosの夕陽!!ガイドブックみたい。ここはぜひ行ってみたいっす。AssosとBozcaadaは近いんですか?チャナッカレには絶対行きたい!と毎回話してるので、近ければチャナッカレに行ける時、一緒に2箇所とも行ってみたいなぁ。
前のコメントになっちゃいますけど、Turkuvazさん、どうしてるんでしょうねぇ。同じアンタルヤで、しかもカレイチに行ってるけど、特にお会いできてないし。お子さんの学校が始まってお忙しいんでしょうね、きっと。
どの写真ものどかでいいですね。エゲはやっぱりギリシャ・ちっく。
>素敵な夏休みをありがとう~!
↑このお叫びはメフさまへですね!。ふふふ。
Bozcaadaツアー、いつか実現させたいですね。その節はガイド頼みます。
ところでウニは食べられましたか?
泊まったホテルのあるところは小さな村なので外からの観光客もあまり来ないようでホテルの宿泊客しかいませんでした。Ayvalikのホテルのような感じではないんだけどね。
私は夏と冬の間の短い季節が好きだなあ。ブルサは雪も降るんでしたね。その点エーゲは気候が穏やかでありがたいです。
AssosからBozcaadaへいくフェリーの乗り場までは50キロ弱くらいだったかな。近いですよ。ぜひチャナッカレと一緒に行けるといいですね。Turkuvazさん心配だわ~。PCが故障してるのかなあ。
雄叫びはメフにでもあるし、全てに対してでした!へへ。
Bozcaadaツアー実現できるといいねえ。ガイドはやっぱりakikoさんよー。私は雑用係ってことで。
ウニねえ・・・、くすんくすん。