ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

国立演芸場

2017年02月06日 | 日記

国立演芸場へ行く

 2月4日 一関に住んでいる盲導犬のユーザーと奥様とユーザーKさんと一緒に落語を聞きに行った。
 国立演芸場では、かって、端唄の発表会で舞台に上がったことがある。
 まだ志ん朝さんが存命の頃、「いくよ」餅を1時間以上も語って聴衆を泣き笑いさせたこともあった。
 この時の舞台は落語の真髄を聞かせてもらった感があり、いつまでも記憶に残っている。

 今回は
3頭の盲導犬と一緒だったので、大いに周りの方々をうならせたものだ。それに 2頭の黒ラブがいたのだから、珍しかったと思う。
 
 落語は独演会で無いので 一人ひとりの時間が短く やはり 物足りない。ウクレレ万段が笑わせてくれた。
 
 親が子供に向かって 「勉強しろ、それが子供の仕事だ。」と言ったら、子供は
「僕は仕事を家庭に持ち込まない。」と応えたのがおかしかった。
 これは ハーネスを外した盲導犬が、家の中でユーザーの命令することにちっとも従わないので 理由を聞いたら、もしかして
同じ答えが返ってくるかしら と想像して、更に笑えた。

 国立演芸場のチケット代金はとても安い。たった 2100円が一般。シルバー割引が1300円 障害割り儀引きは1370円であった。これは 税金から出ているのだから、大いに感謝しなければならない。

 5日の日曜日は 盲導犬ユーザーの会の新年会。
27等の盲導犬の勢ぞろいだ。まだまだ 盲導犬に向かって行って 挨拶をしようとするが、半年前に比べると、随分おとなしくなってきた。強い力でおかあさんを引っ張ることもしなくなってきている。
 やはり こうして 出かけてきて様子を見ると、パートナーの成長振りがよく分る。

以前は50頭近く集まったかな。年々、参加率が低下しているが、今回のワークショップはフードに関する講演であった。
 日ごろ大切なパートナーに食べさせているフードだけに、参加者の関心も強かった。
 5年前にペットフードの安全基準が法令化されて 厳しくなっているのとのこと。総合栄養だが 一部の療養食はそうではないものがあり、獣医師ととのコンタクトが必要だ。
 ジャネットは4ヶ月前から今のフードに落ち着いた。特に便通のリズムが毎日同じなので助かる。たとえ、日に3回しても苦にならない。

 2日間外出していたのですっかりと疲れたジャネット。今日は良く眠っている。