ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

亡夫の5年目の記念会

2016年08月28日 | 日記

亡夫の5年目の記念会

 5年前の2011年8月30日に膵臓がんで夫は他界した。
 亡くなる3日前まで自宅療養をしていたので、彼の病の進行状況をつぶさに見た。身体は次第に衰弱していく。モルヒネの投与と平行して頭脳の働きも落ちてきた。
 亡くなる5日前くらいから、認知の程度は急速に悪化した。。入院していないので、管につながれることもなく、がんによる自然死だ。
 これらをつぶさに見ていると、これ以上痛みに耐えさせる気に離れなかった。
 勿論 本人も尊厳死を望んでいた。。
 そして、今、天国にいる。
 今日、教誨で祈念式をしてくれた。
 5年と言うのは短いようで長いようで...。
 色々なことに器用な人だったので、おかあさんの一人暮らしは疲れる。

 その教誨でジャネットは久しぶりのお出かけだったためか、緊張した成果、おそそうをしてしまった。
 これでは 困る。トイレの度にしっかりと出来きっていないと思われる。
 どうすればいいのか 途方に暮れているおかあさん。この現象はここ1ヶ月続いている。どうなってしまったのだろう。 

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盲導犬ユーザー死亡事故の私なりの検証

2016年08月23日 | 日記

漸く見えてきた盲導犬ユーザーの落下事故の検証

 盲導犬ユーザーの事故死からあっと言う魔に9日が経過。
 今まで、腑に落ちなかった落下の状況が見えてきた。
 今までマスコミや障害者団体から出された記事を読んでいても分らなかったこと。それは、検証する立場の違いや、健常者サイドでの検証だったからピントが合わなかったのだ。
隔靴掻痒って感じだった。

 昨日 盲導犬ユーザーの会の役員スカイプ会議が開かれた。そこで、情報通の役員から聞かされた事実。
 もう、驚いたの何の、そんな盲導犬歩行はあり得なアアアアあい。

 まず、今まで知らなかった青山一丁目の駅のホームの形状。おかあさんは、落下事故があったのだから、舟形ホームだとばかり思っていた。
 ところが、片側が壁に鳴っている壁型ホームだった。片側が壁なら、壁に寄って歩けば落ちることはない。この場合は、例え、おかあさんが一人でホームを歩くとしてもどきどきしないで住む形状だ。

 次に、ハーネスを右手で持つか、それとも、左手で持つかだ。
 それは、盲導犬の協会の考え方で訓練方法が異なることを知った。
 一般的には左手でハーネスのハンドルを持つスタイル。しかし、全国に11の盲導犬協会があるが、北海道や中部では、最初から左右両手でハーネスのハンドルを持つスタイルを取り入れているそうだ。
 ちなみに、ジャネットと右手ハンドルで歩こうとしたが、まず、おかあさんの右手が動かず、ジャネットも歩き出そうとはしなかった。
 場所によっては右手にハーネスのハンドルを持ったほうが便利らしいが、今の所、おかあさんの生活範囲では左手の一般的な持ち方で困ることはない。

 今回は、このホームの経常とハーネスのハンドルの持ち方が問題を引き起こしていたようだ。

 更に、最も大切な事の、左右どちら側を歩くか。
 原則は左手ハンドルなら左側通行、右手ハンドルなら右側通行だ。
  この、どちら側を歩くかが安全であるか危険かに大きくかかわってくる。

 今回、落下死亡事故を起こしたSさんは、
 壁型ホームを壁に沿ってではなく、逆の線路側のホームを歩いていた、しかも、右手ハンドルだから、人が線路側を歩いていた、発表された動画を見ると、本人はホームの白癬、犬は点字ブロックの線路側のぎりぎりのブロック上を歩いていたらしい。
 しかも、リードだけでハンドルは持っていなかったとの事。
 この歩き方は雪の上を歩く場合、リードだけで、犬を前に歩かせて後ろをユーザーが
ついてゆく場合などに使う歩き方。
 だが、今回のような一歩間違えば死に直面するケースではあり得ない歩呼応スタイルだ。しっかりとハンドルを持たなければならない。
 要するに、ペットを散歩させるのと同じスタイルで歩いていた。
 犬と人が共に安全に歩くことから、180度逆のことをしていた。

今回の問題点をまとめてみると、
1.壁型ホームを原則の反対側の線路側を歩いていたこと。
Sさんの向かっていた方向なら壁側の右手を歩くところを反対側の線路側、それもホームの先端部(白癬上かもっと外側)を歩いていたこと。
 これはおかあさんの推測だが、ラッシュ時のホームには他の乗客が多く、歩きづらいので先端部を歩いていたことも想像出来る。やむを得なかったのかも知れないのだが。

2.ハーネスの持ち方。原則のリードを手首に絡めてからハンドルを持つことをしていなかったこと。リード歩行でまるでペットとの散歩スタイルみたいだ。3..Sさんの歩いていた方向の場合、左手ハンドルで、犬をホームの先端側、本人は壁側を歩くべきだった。
この際、右手ハンドルは考えられない。

5.最後に出てくるのがホーム柵のあるなしだ。
 Sさんの住んでいた北海道。まず、地下鉄のホームには全部ホーム柵が設置されていた。長らくそんなホームを利用していると、ホームの先端がどんなに危険であるかを考えられなくなっていたのではないだろうか。
 これもおかあさんの推測だが、人間の長い間の週間は、今までとは異なる環境下に移り住んでも。つい うっかり という事が起こりうる。

 東京に転居して半年間らしいが、
 青山一丁目駅は日々 通勤に使っていたのだから、勘違いでは済まされないのではないかと考える。

 こうして おかあさんが盲導犬の一ユーザーとして検証してみると、起こるべくして
起こった事故だったと思うのである。

 しかも、Sさんは、以前、線路に転落して、脚を骨折した経験があると聞いた。。

 人はどんな土地で生きていたかが 、結局は死亡事故にまでつながってしまった例ではないだろうか。
 発生して欲しくない盲導犬ユーザーの死亡事故。このところ、毎年、発生している。
その度に、社会を揺るがして、しかし、何らかの改善にはつながっているのだが。
 Sさんのいたましい事故を再び聞かなくても住むような社会が必要だ。
そして、 視覚障害者サイドは、もっと、危機意識や危険を感ずる感覚を身に付けなければならないと思うこのごろだ。

 クリスチャンであったSさんが、天国で残された私達を見守っていて暮れますように。


 

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ジャネットのフードに振り回される

2016年08月21日 | 日記

ジャネットの尿に光明

 ジャネットの尿に関する問題であたふたしていたが、先週から少しだが良い方向に向かい始めた。
 少なくとも膀胱欠席になるような物質が検出されなくなった。
 まだ PHは7.6と高めで推移しているが、ストルバイトが検出されなければ、今は良しとしよう。
 今日の検針では膀胱を検査してくれたが器質的には問題ないとのこと。
 後は、ジャネットの体質に叶うフードが安定すれば良くなるだろう。
 獣医さんは自宅から5分も歩けば到着する。そのため、尿の検査も頻繁にしてもらえるのが有難い。
 大切なパートナーの健康を保つことは、自分自身の安全歩行につながることゆえ、最も重要事項である。

 今日のジャネットの体重は22.4きろ。もう少し体重があっても良いのではと思う。
 さて、連日、線路に転落して亡くなった事故の検証がなされている。
 一般的に左手ハンドルでハーネスを持ち、犬の右側を歩くのがユーザーだ。
 
亡くなったユーザーがなぜ 右手にハンドルをもっていたかは、信実を一書に墓場までもっていったので真相はつかめない。
 札幌を良く知っている人の話では
 彼の住んでいた市は札幌の隣の市。北海道は道も広く、地下鉄のホームも広く地下鉄には全てホーム柵があるとのこと。
 狭い東京のあちらこちらの危険がいっぱいの状況がまだ身体に染み込んでいなかったのだろうと思う。
 おかあさんの推理では、札幌の地下鉄には全駅付いているというホーム柵があう感覚で不用意に線路に向かって歩いた、しかも 犬を右側に置いて。
 ホーム柵があっても、守らなければならない基本のルールを何故 無視したのか。
 長く住んで身体に染み込んだ生活感覚を変えるのは大変だ。しかも電車は2分おきに入ってくるという。怖い東京だ。

 オリンピックも高校野球も終わりだ。

 次のパラリンピックをマスコミがどう報道するのか。
日本のマスコミの文化がどの程度なのか、又障害に向かうマスコミの姿勢が問われる。

 

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盲導犬のコマンドは魔法の言葉

2016年08月17日 | 日記

  ニッキーへのコマンドは健在

 ニッキーの引退犬ボランティアさんの都合で今日は朝早くからニッキーを預かっている。
 昨年の11月9日に協会にお返ししてから9ヶ月と10日余りになるが、
今回で4度目の顔合わせだ。
 初回は、なんともぎこちない対面であったが、2回目以降は、引退先の家に戻れると分ってくれたので、我が家でも落ち着けるようになった。。
今 我が家に着てから 5時間経過したが、ずっと横になっていて、動く気配も無し。
 ジャネットのブラッシングの後でニッキーにもブラッシングをした。
その時は、右や左を向かせたり、ちょっと前方に進ませたりするのだが、そのためのコマンドをまだしっかりと覚えている。
 犬の記憶力は大したものだということを知ってはいたが、10年間聞いてきたコマンドだけに忘れることはないらしい。
 今、二頭でじゃれあうことも無く静かにしている。ジャネットもいつもと代わりが無い。
 
今のニッキーはもう盲導犬時代の雰囲気は無い。何だか、厳かな雰囲気がある。
 おかあさんは 午後2時から盲導犬ライフについて大学の先生からインタビューを受ける。中途失明して、どのように障害を受容したか。又盲導犬を使用する世になってからどのように生活が変わったかについて聞きたいとのことであった。。その話をしている間、ニッキーとジャネットは思い思いの場所で、話を聞いていた。
2頭とも女子会に参加するのは大好きだ。。
 おかあさんがおしゃべりだから長時間の間もワンとツウを我慢して声を掛けてくれるのを待っていた。。
 ニッキーはミャネットを全く相手にしない。ジャネットはニッキーがとても気にかかる。でも 構ってくれないので近づけない。
 ある時、ジャネットがうろうろしているのでハウスゴーとコマンドを掛けた。すると、自分のハウスはニッキーに占領されている。
 おかあさんは 「それではニッキーのハウスに入りなさい。」と言った。
後で 見たら、又 ハウスが濡れている。これはジャネットのワン以外に考えられない。仕方なく洗濯機に入れてニッキーのハウスを洗ってあげた。
 これはジャネットの報復措置かしら?前回は翌日ワンを引っ掛けていたわね。
 盲導犬同士でも精神的な駆け引きがあるのだろう。
ジャネットの場合はいつもおしっこ引っ掛けなんだけど。
  今日ニッキーは13時間我が家にいた。一度だけ、玄関に座って今のおうちに帰り多層に下。
 ニッキーにとって 今の境遇がどんなに居心地が良いかが分る。
 
 

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第二次世界大戦 戦争の記憶が記録になる日

2016年08月15日 | 日記

戦争が記憶となる日夏の峰

 おかあさんは戦後一番に生まれた。今年 70歳である。このおかあさんは戦争体験どころか、戦後の大変な世の中は全く知らないで育った。
 とはいえ、幼心に残っている戦争がある。
それは 「傷痍軍人」を通しての戦争体験だ。
 デパートに出かけたとき、白い病衣を着て、アコーディオンを演奏する男の人がいた。その前にはお金を入れてもらうための空き缶が措いてあった。
 投げ出された足は義足であった。
 今なら、大道芸人と言うのだろうか。
 世の中に平和が戻ってきて、いつの間にか彼らの姿は消えた。

 それから、時が立ち戦後71年の年。戦争を体験した人がどんどいなくなって、歴史の中での記憶となりつつあるそうだ。
 しかし、おかあさんの中には、兵隊の帽子を被り、白い病衣をまとったあの傷痍軍人姿は消えることはない。
 日本人として責任を持って戦争をしてはいけないとはっきりと言える人間が少なくなることは悲しい。
 戦争は、社会的に最も弱い物から抹殺される。
 犬だってそうだ。
 戦時中、犬を何かに使うためと言って、軍隊に供出しなければならなかった事実がある。。竹やりで原子爆弾を落とす国と戦いをしていた国だから、犬をに浸かったのか考えたら恐ろしくなる。

 ジャネットが平和の中で生きてゆけることを喜ぼう。

 話は代わるが 今日、東京メトロの青山一丁目駅で盲導犬と歩いていた視覚障害者が足を滑らせたとかで線路に転落。電車にはねられて意識不明の重態となった。
 生憎、安全を担保するホーム柵が無かった。
一般的に、視角障害者が線路側を歩くことは無いように訓練される。
 しかし、階段を降りてまっすぐ歩けば犬がホームの先端を歩いて危転落の険から守ってくれる。
が、階段を降りてから逆の方向に戻ろうとする時、左回りをすると人間が線路側を歩くことになる。
 特に階段のある部分はホームの幅がとても狭く転落の危険は大いにある。。
 その方は単独歩行だったのだから初めてではなかっただろうと推察するが、慣れていても危険度は変わらない。
 一々、駅員さんに頼むのは面倒かもしれないが、一つしか無い命のためにも、他の人に迷惑をかけない為にも駅員さんを活用したほうが良いと思う。
 ちなみに、おかあさんは 、たとえ ジャネットと一書でも単独でホームを歩かないようにしている。
その方が安心安全ですもの。

 

 

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