ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

ニッキーのお骨が戻ってきた

2017年05月03日 | 日記

ニッキーのお骨が里帰り

 今日 盲導犬として8年間頑張ってくれたニッキーのお骨が戻ってきた。
 骨箱は人間の物と変らないほどの大きいものだ。
荼毘 だび 荼毘に付したときに戻ってきた骨はきれいに形作られてとても美しかった。これは葬儀社側の心遣いだと思う。最期のお別れの時に美意識をもってやってもらえたことは感謝であった。
 天国へ旅立ってからのニッキーは私達の思い出のファイルボックスに収まって、色あせることなく保存されてゆくのだ。
 お別れを言いたいと思う方は、我が家を訪れテ欲しい。
納骨は6月10日。日本一の美しい富士山の懐に抱かれて眠ることになる。
 おかあさんは美しかったニッキーの守護星を乙女座の最も光る星 の「スピカ」と決めた。乙女座は春の星座である。春には天高く乙女座に舞いながら上ってゆくことだろう。
 スピカはおかあさんの胸の中で 燦然と輝いている。


さて、 間もなく ジャネットを育ててくれたパピーウオーカーさんご夫妻が来宅されることになった。
 それにしても 5年間の永木に渡り放置していたコルクの床のワックスが剥げて見る影もなくなっている
ートナーのデッカイつめとおかあさんの日常生活の歩行とヘルパーさんがごしごしやっている掃除機を掛けているのやらでで床のワックスが剥げていた。 張替えをしようと思ったが 割れているわけでもないからワックスを何度か塗りこめればいいのではとのアドヴァイス。
 ワックス業界も日進月歩で、乾燥しやすく、身体に優しい商品開発に取り組んで、人に優しい品質のものを提供してくれている
 お陰さまあできれいになった。
 ど素人のおかあさんは、汚くなったら総取替えとしか考えなかったが、プロの目で確かめて貰うことの大切さを教わった。
 家が朽ちてゆくとか、汚くなってゆくのは、適度に手を入れることをお子他田固めの所業であることは知っていても、つい 面倒になってしまったおかあさん。
 気の利いた人間が身近にいると頼もしい。

 その人はニッキーの引退犬ボランティアとして活躍してくれたY組んだが、ジャネットも彼のことが大好きだ。
 おかあさんの前ではしない行動をする。
 それは 好き好きスキップとでもいった感じで足をバタバタして、突っ込んでゆくのだ。気を許すと転ばされてしまう。
 それも とても楽しそうにするので、つい される側も大笑いをしてしまう。
 でも おかあさんにはしない。遊ぼうよと言うときでも、おもちゃをくわえてよってくるが、違うのだ。
 どこの犬でも、遊んでよと言わんばかりにこんな行動をするのかな。
 そう 考えると、私たちユーザーはちょっと特別な存在なのかもと思う。 
 まあ 考えてみれば、準訓練士だからなあ。パートナーとユーザーは独特の緊張関係にいるようにも思う。
 家にいてハーネスを外していても、おかあさんの管理下にあるのだから。
 いつもスタンバイの状態にいるんだね。
 
パートナーの立場で言うと 時々 完全に気を抜ける人が来て 遊びのモードに浸れることはリラックス出着るのかも知れない。

 いや 、犬は管理下にあることで、精神的な安定を得ているとの記述を読んだことがある。そうなると、おかあさんの管理下にいることでリラックスしているジャネットも幸せなのだ。
 色々な顔を持っていることは豊かな一生を送る秘訣なのだろう。
 ジャネットの優しい眼差しに周りの人は喜びを感じている。