令和2年9月30日(快晴)
今週は毎日、お天気で毎日、稲刈り日和です。なので稲刈りが順調かと言えば、そうでもなくて苦労しています。圃場は乾いていてコンバインがヌカルムことはありませんのでそれのストレスは無いのですが、稲が倒伏していて刈り取るのが大変なのです。
コンバインが倒伏した稲を引き起こして刈り取るんですが、倒伏の状態が悪いため、コンバインでも引き起こせないところもありますし、コンバインで強引に起こそうとすると根毎、引き抜いてきてコンバインに詰まってしまう。倒伏した稲は藁が長いし、藁が蒸れている箇所もあったりしてコンバインの捌きが悪い。なのでコンバインに藁が詰まる状況が多々あって詰まりを解除しながらの稲刈りなので、時間がかかるし、稲が穂先だけ刈り取ったりして稲が粗末になる。また、稲の倒伏方向が一定では無いんで刈り取る方向を考えて作業しなければならないので凄く、頭を使う。それでも、今日で全体の半分が終わったので良しとしますかね。
午前中は見渡す限り圃場には誰も居なかったけど、午後になったら2農家さん(いずれも隣村)が稲刈りを始めたんで寂しさ解消です。
最新のクボタのコンバインで刈っていた人は圃場のコーナーも刈らないで稲刈りを始めるし刈り取る速さが自分の3倍くらい早いですね。マシーンの差かテクニックの差か?でもなんか詰まらせたみたいで30分ほど格闘していましたけど。最新機でも詰まらせたらただの鉄の塊。
一人百姓は、一寸、疲れてきました。ここのところ、お休みが有る訳もなく、只管、百姓三昧ですから。何から何まで一人で遣らなければならない。なので気と体力が休まらないし、爺、働き過ぎ。
今日の1日を書いてみましょうか
朝5時に起きて直売用のねぎを掘り起こして、根切り葉きりして束ねて出荷準備。ジャガイモも袋詰めします。カボチャを畑から採ってきて泥を洗い落とします。そして直売所に並べます。概、午前7時。
朝食後に8時前には作業場に行って籾摺り作業をやります。籾摺りしてコメ室を空けないと次の籾を入れられないのです。稲刈りを続けるには籾摺りが必須です。途中でもみ殻を畑に運搬していき廃棄してきます。それから乾燥機から籾をコメ室に移します。
概、10時頃に圃場に出ていって田んぼのコーナーの稲を手刈りします。コンバインが転回するスペースを作らなくてなならないのです。コーナーを手刈りしないでコンバインテクニックでスペースを作る人も多くなってきましたね。自分はそこまでのテクニックは無いので相変わらず手刈りです。
稲刈りの途中と後、軽トラで籾を運んで乾燥機に入れますが、この作業も自分でやります。なので他所の農家さんは籾を運ぶ人が専用に居て農家さんは稲刈りに専念できますけど、自分は両方やらなくていけないので稲刈りに時間がかかります。
稲刈りが終了して帰って来ても、自分は籾摺りを19時頃までやります。とにかく、コメ室を空けないと次に稲刈りが出来ないので必死です。その後、乾燥機に火を入れます。
夕食が済んで、晩酌でホロホロしているんですが、晩酌は少なめです。実はまだ作業が有るのです。米の出荷袋に出荷者、品種や地域名のスタンプを押さなくてはなりません。酔い過ぎるとミスをするので晩酌は程々ですね。概、100枚ほど捌きます。
それで、寝れるかと言えば、まだ作業が有ります。乾燥機のチェックです。基本、乾燥機はマイコンでコメの指定の水分量になるとボイラーが自動で消えますが、灯油の量の確認やエラーで停止していないか時々、作業所に行って確認しなければなりません。何しろ火を使っていますので火事には気を付けなければなりません。
という事で床に就くのは11時頃ですので6時間は寝れるか。6時間??睡眠時間は十分か?でも2時頃にまた作業所に行って乾燥機の確認をします。この時期、気が休まらないね。
本当に一人百姓はオールラウンドプレイヤーですね。
此れがこの時期の爺の日課です。稲刈りが終われば大分違いますが、その後はネギの出荷作業になりますが、朝5時起きと19時までの作業は変わりません。ただ、出荷場が休みの日は完全休養日ではありませんが、若干、作業的に緩いです。早く、ねぎに戻りたいね。
明日もお天気が良いので稲刈りですな。頑張るか!
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