岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

規格外の規格?

2019年10月31日 | 百姓

令和元年10月31日(にわか雨)

今日は意外と暖かい。今日もネギの出荷調整作業をしていますが、今日は先輩の葬儀があったので火葬に行ってきました。なのでフルタイムの作業ではありません。

今日、ねぎの出荷で出荷場に行ったら,JAの職員に出荷規格外のねぎが有ったら「規格外の規格」を作ったので規格外ねぎが有ったら相談してと言われましたね。

規格外の規格?出荷規格はA品、B品しかないんだけど、規格外は出荷できないレベルなんで、自分は薬害で葉が白い斑点だらけで出荷対象にならなかったので一時出荷を諦めたんですが、ここで「規格外の規格」が出てきたということは当地のねぎ部会員に出荷できないねぎが多発していて農家から泣きつかれて規格を作ったようでした。

当地域で何が起こってるんでしょうか?前に錆病が多発していると聞いているんで多分、サビ病の蔓延でしょうね。当地域では「関羽一本太」が超人気で各農家さんが在圃性が良い関羽一本太を沢山、栽培しているんですね。だけど、関羽一本太は錆病に弱くて秋取りにするとサビは覚悟をしなくてはなりません。

自分は在圃性から三年ほど栽培してみましたが、サビ病が多発する、黄斑病にも弱い、ねぎが硬いし味が良くない等理由から今は栽培していません。経験から自分の栽培スタイルに合わないということで数年前から栽培はしていません。

在圃性を考えれば関羽一本太より短葉系の「森の奏で」のほうが耐病性も良いし、スタイル抜群ですからこちらを勧めますよ。ただ、成長の遅さは他に類を見ないので忍耐が必要です。適正、収穫時期に収穫すればスタイル抜群のねぎを収穫できます。

ちなみに、自分は今は薬害も解消し、錆病も無く、B品は出ているけど規格外品はほとんどありません。

ということで聞いたことも無い「規格外の規格」について書いてみました。

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今年も大根ねぎが!?

2019年10月30日 | 百姓

令和元年10月30日(晴れ)

今日も相変わらずねぎの出荷調整で朝の6時からの作業で頑張っています。朝5時だと暗くて証明を点火しての作業もモチベーションが上がらないし、蛍光灯の明かりだとねぎの状態が今一、良く判らない。やはり太陽光だと葉の状況も良く判るんで日ノ出から作業をしています。

昨日から圃場が変わってねぎの出荷調整がスムーズで10~20%程出荷量が上がっているんですね。其れはネギの品種も変わってねぎが前にもまして太くなって2Lが中心で箱詰めが楽になったことに寄ります。Lサイズだと5kg箱だと45本詰めなければならないけど、2Lサイズだと30本で済むんで箱数が増すんですね。

小田道AとBはホワイトスターでそれなりに2Lサイズが多かったけど、防除失敗で薬害を起こして葉が汚くて2葉しか真面な葉が無かったんで一寸、チャレンジで稲刈り前に出荷を完全停止して1葉を伸ばして3葉にすることにしたんです。此れはB品と出荷不適が多かったんでチャレンジは棒ネギになるリスクもありますし掛けでしたが、結果は棒ネギも出ましたけどA品率も上がり出荷不適格も無くなり、ねぎも太くなってチャレンジ成功でした。

なのでこのような大根みたいなねぎが沢山出来てしまいました。当地では2Lサイズが上限ですけど3L~4Lサイズであるけど構わず2Lサイズで出荷しています。右からLサイズ、2Lサイズ、左の4本が大根ねぎです。明らかに太すぎです。葉が若干短いですがギリギリ規格内ですのでA品で出荷します。上のマグカップには2本入るかな?というレベルの太さです。もっと太いのもあります。ネギって何処まで太くなるんだろう??

 

夏場の防除を失敗したので頭に来てその後は防除を一切しなかったら何故か綺麗なねぎが出来ています。もう病気は黄斑紋病しか出ないでしょうから無視です。アザミウマも心配ですが寒くなってきたので出ないでしょう。

JAに聞いたら他の農家さん達は「錆病」が多発していて苦労しているみたいです。圃場全体がザビ病で出荷できないので葉をカットして白根だけ出荷できるか各方面と交渉中だと言ってましたね。前にもある農業法人が葉がアザミウマにやられて、結局、捨て値になったけど葉をカットして白根だけ出荷したのをみています。結局、その農業法人は従業員の給料代にもならなかったみたいでネギの栽培を辞めてしまいましたね。其れが本当にアザミウマだったんたろうか?案外、薬害だったりしてね?

錆病を発症しているのは「関羽一本太」だと思うけど、在圃性が良いのと葉色が濃いし、太身も出るので当地では人気なんですけど、メーカーも言ってるけどサビに弱い。自分は二年ほど栽培したがサビが付くし、黄斑にも弱い、ねぎが硬い、味が良くないことにより「関羽一本太」の栽培は辞めました。正解でしたね。

一人百姓は休みが無くて辛いけど、今のところ、飽きもせず頑張っています。山へ行くため雪降るまで頑張るぞ!

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農家が消えていく!

2019年10月29日 | 百姓

令和元年10月29日(曇り)

今日は朝からあまり天気も良く無かったし、濃霧もあって朝は暗かった。

自分の今の百姓は朝6時からねぎの出荷調整作業をしています。出来れば朝5時くらいからやりたいんだけど暗いんでモチベーションが上がらないし、ねぎの状態が良く判らないので明るくなってからの作業をしています。先輩(75歳)は朝3時からやってるらしいけど、自分はそこまでの早起きは出来ない。何故なら寝る時間が23時~24時なんで3時起きは無理です。

さて、掲題についてですが、当地の農家の先輩(69歳)が今日、病気で亡くなったんです。2週間ほど前までは普通に話していて亡くなるとは露知らずでした。なんか、入院したらしいとの情報は聞いていたんですがまさか亡くなるとは想定外でしたね。自分より2歳先輩でしたが良く話をしていたし、色んな事業でも一緒だし、寄合でもツマミを買ってきて「飲むぞ!」という人でしたね。当人は糖尿病で人工透析していて2日に1度は透析に行っていてそれでも4ha(?)程の田んぼを管理していましたね。突然すぎて人間の人生は判らない。

これで1農家が消えてしまいましたね。子供さんは一切、農業はやっていなかったし後を継ぐのは難しいでしょうね。来年、4haの農地はどうなるんでしょうか?地元農家で対応するのは苦しいでしょうね?不耕作になるのか今の段階では分からない?

さて、話題は変わりますが、キャタピラーオジサンの情報も入ってきました。来年は他村の方に栽培をお願いするそうです。地元では誰もキャタピラーオジサンに係わりたくないでしょうから、本人も解かっていて地元は無理だと認識していたみたいで15km程、離れた農家さんにお願いするようです。地元としては不耕作田んぼの周りの農家さん達が今年の稲は2等米にしかならなっかったと嘆いていました。原因はカメムシ被害だそうです。田んぼの周りに草ぼうぼう圃場があるとカメムシが大発生するんで疫病神なんですね。

なので周辺農家さんは誰が耕作しても良いので来年は期待しているみたいです。ただ、依頼される農家さんは曰く付き農家さんで、類は友を呼ぶというのうでしょうか?自分の良く知っている農家さんでキャタピラーオジサンにもまして強烈なキャラターの持ち主で大丈夫なんでしょうかね?

それから、先日、農業を辞めるから小作料無しでも良いから田んぼを借りてほしいって言ってきた人。腰痛で農業は無理だそうです。畑も自由に使ってよいということでした。自分も一人百姓でキャパ一杯で受けられなくて断りましたけどね。

ということで、当地は農家が3名消えました。これからも消える農家さん予備軍も居ますし、自分もいつどうなるか判らないし、当地はどうなるんでしょうかね?

当地の荒廃まっしぐらなこの状況を誰が打開するんでしょうか?光明の光が見えてきません!

今日は先輩が亡くなったんで神妙な気持ちでこれからを嘆いてみました。

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60町歩オジサン登場

2019年10月26日 | 岳と登山

令和元年10月26日(曇り)

昨日の夜半は土砂降りで雨音が凄かった。今日は朝から曇り空だったけど、昨夜の雨がすごっかったので畑もタップリ水分を吸っていて畑には入れません。

ネギの出荷作業は3日間ほどねぎを掘り起こしていたんで、ハウス内作業では雨などの影響は無いんで作業は順調です。

では、本日、漸く60町歩オジサンが登場しました。コンバインの音から来たなと思っていたけど、こっちはネギの出荷調整作業が佳境で見に行くことはしていませんでしたが、コンバインが何回もエンジンを止めるような感じでしたので苦労しているなとは感じていました。

夕方、作業に目途がたったので畑から見てみました。コンバイン2台で来ていましたね。昨年は3台で来ていましたが、1台は5年たってガタがきているので廃棄すると言っていたので廃棄したんでしょうか?見ると2人かかりで藁か何かを取り除いていますね?

 

20アールの圃場1枚は何とか刈り取ったみたいですね。しかし、倒伏圃場ばかりで苦労しているようでした。其れに昨夜は尋常じゃないほど雨が降ったし手前の圃場を見ても解るように水が浮いてるじゃないですか。今年はお天気が良かったんでどこの圃場も硬かったんでヌカルムことは無かったんだけど、昨夜の今日では如何なものか?完全にぬかるんで稲刈りを途中で断念しています。これをやっちゃうともう圃場は乾きません。晴天で3日ほどすると圃場の刈り取ってないところは地盤がひび割れているんで走れるようになるかもしれませんが、この状態で一度、コンバインを走らせると地割れが潰されてしまって圃場が乾かないんで泥んこ田圃は解消されないですね。

 

第一、倒伏した稲が昨夜の雨でたっぷり濡れているのに強引に刈り取っても、コンバインが藁の詰まり、籾の詰まりが多発して無理するとコンバインが壊れてしまします。なのでひっきりなしにコンバインを止めて詰まりを排除しているようですね。いくらパワーのあるコンバインでも濡れた藁や籾は捌けないですよね!

 

此方のコンバインも苦労しています。コンバインがターンできなくてバック刈りしています。今年の田んぼは何処の田んぼも好天続きで地盤が固くてぬかるんだという話は聞いたことなかったですが、60町歩オジサンの田んぼだけはぬかるんでますね。

 

昨夜、あんなに凄い雨だったんで1日とか休んで晴天になってから稲刈りをすればよいと思うけど、無理しても2台のコンバインで80アールも稲刈りが出来ていないし、コンバインに負担もかかって故障する率も高いわけでリスクが高すぎるよね。

60町歩オジサンが言ってましたけど農機具のメンテナンスに年間、1500万円かかると嘆いていましたけど、農機具をこんな具合に使用したら、メンテナンスが莫大というのは分かりますし、5年で廃棄なんて農機具が可哀そう!

大規模農業で無理しなければならない事情もあると思いますが、こういう農業が良いのか?自分のように細々と農機具を大事にしていく農業が良いのか?考えさせられますね。収入面では大規模農業が断然、優位ですが、一人百姓は売り上げは少ないですが、分母は1ですから考え方次第ですね。

今日はネギの出荷調整作業がねぎの状態も良くて順調でよいjobだったんで気分は良いですね。 

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店じまい?(画像はありません)

2019年10月25日 | 百姓

令和元年10月25日(雲り後雨)

今日は朝から曇り空で午後4時頃から雨が降り始めて夜になって雨音からして結構な雨が降っていますね。

今日は午前中はネギの出荷や残渣の廃棄や明日からのねぎの出荷準備して、更に家族に野菜(かぼちゃジャガイモなど)を送るなどそこそこの農作業をしていました。それ以外にも雑雑の作業をしまして、午前中は終わりましたね。

明日は出荷場がお休みなんで今日は久しぶりにねぎの出荷調整はお休みです。普通ならねぎの掘り起しの作業で休みは無かったんだけど、天気予報的に今日は雨模様だったんで、昨日、ねぎの掘り起しは3日分ほど掘り起こしていたんで、今日はネギの掘り起しは無いんですね。午後からは田んぼの地主に小作料の支払いや散髪など、出来ることは捌きましたね。

今日はゆっくり休養しようと思っていましたが、結構、働きましたね。ただ、夕方には温泉に行ってトレーニングの筋肉疲れを癒してきました。山登りの筋肉とランニングの筋肉が違うみたいで山登りの筋は膝上の大腿筋と内股筋なんだけど、ランニングの筋は大腿筋(前)と脹脛の筋が中心みたいで夏山登山で鍛えた筋肉はランニングでは余り役には立たない感じですね。

毎日、短距離なんだけどトレーニングはしていて、筋肉痛が収まらないので今日は温泉で癒してきました。

さて、掲題ですが、朝にキャタピラーオジサンに動きがあって、屑鉄屋?、農機具屋?が大型運搬車を2台持ってきてコンバインを運んでいきました。数か月前から業者さんが来て農機具をチョコチョコ運搬していくので愈々、農家を辞めるのかなと思っていましたが、今日、コンバインを運び出したということで農家を本当に辞める準備かな?店じまい?

ただ、トラクター(3台)は廃棄していないようで確保していましたね。トラクターも出してしまったら何も出来ないですからね。

キャタピラーオジサンが農業を辞めたら10ha程の農地(田んぼ)はどうするんでしょうかね?まあ、今年は全て不耕作だったんでこの状況が続くんでしょうか?メイン通りに3haほどあって耕作放棄地になって勿体ないですね。耕作放棄地は草ぼうぼうで周りの農家さんがカメムシ被害が怖いと言ってましたね。メイン通りの農地は受けてあげたいけど、大型農機で強引に耕作していて圃場が荒れていて自分の農機では数年はぬかるんで苦労すると思うと受けられないですね。

齢、83歳、一人百姓で農業を継続するのは出来るのかな?もう、農機は買えないでしょうから。

話題は変わりますが、T君は稲刈りが順調のようです。昨日、キャリーからトラクターがずり落ちたんだけど、コンバインが故障していなかったみたいですね。自分はこの地に来て7年、初めてT君のまともな農業を見ましたね。

一寸、心配なのは60町歩オジサンが全く姿が無いことです。いつになったら稲刈りを始めるんでしょうか?T君が稲刈りを終了させると残りは60町歩オジサンのみになります。全く、姿を見せないので病気にでもなってるのかな?心配です。

当地でもある農家が体調不良で急遽、入院して地域の農家が稲刈りや出荷を請負で遣ったようです。もう来年は農業が出来るかは不透明ですね。地元の農家に農地を受けたらと言ったけど農地が細かくて田んぼの枚数が有り過ぎて効率化も図れないので無理だと言ってましたね。

この状況では当地では来年、3農家が店じまい(廃業)かもしれません。自分もいつまで農業をやれるか不透明なんで他人を語れないですね。

あーー!当地は消えゆくのみなんでしょうか?

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