団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

達磨 雪花山房

2008-05-07 16:55:51 | 食べること
達磨 雪花山房

2008年5月6日(火)作成

 すごい人がいるものだ。そばを食べるため、店にタクシーを待たせているのだ。
 その店は、広島県の北部北広島町の山間にあるので、交通の便が悪い。
 しかし、「そば打ち名人のそば」といえば、タクシーを使ってでも、待たせてでも、食べに行こうというベクトルが働くのだろう。

 「平成のそば打ち名人」と言われる高橋邦弘さんが開いている店「達磨 雪花山房」(広島県山県郡北広島町長笹636-1 ℡0826-83-1116)。

 私は、2007年12月10日に食べに行き、ブログに書いた。今日6日、もう一度食べに行った。

 メニューはもりそばのみで、700円也。妻と1枚ずつ注文した。

 薬味は、ねぎ、おろし大根、わさび。ねぎの匂いが清清しい。鼻に「ツン」と来ない。
 均一に切られた麺は、白に近い灰色で、細くて、硬くてこしがしっかりしている。パサパサ感はない。
 鼻を近づけて匂うと、アーモンドの香りに似ている。
 ツユは、円やかで、そのままでも飲めそうな薄味である。

 高橋名人が、「そばは喉越し」と言っていたので、喉を通る感触に注意を払ったが、私は名人の領域には達していないことが分かった。

 食べていると、暖簾から達磨が顔を出した、じゃなくて、高橋名人が「そば湯はいりませんか?」と尋ねた。高橋名人は、ほんとに達磨に似ている。

 私は、そば湯を出さない店はそば屋としては認めない。1升くらいそば湯が出てきたので、3合くらい飲んだ。

 味の総評であるが、名人のそばを軽々しく批評できないことが分かった。

 私達が出るころ、続々とお客がきだした。待っている人の話しでは、洞爺湖サミットで、高橋名人がそばを振舞うかも知れない・・と。凄い。ぜひ実現してもらいたいものだ。
 「そば」というだけに、各国が色んな意味で「近く」なれば良い。


(写真)達磨 雪花山房。2008年5月6日撮影。人がいなくなるチャンスを辛抱強く待ちました。
 内部は、ゆったりしており、カウンター7席、テーブル10席。天井の中央部は碗を逆さにしたようなっており天窓があります。大きな窓からは、遠くの山々の新緑が見えます。

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