団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

プリウスリコール

2010-02-05 17:50:52 | 
                 プリウスリコール

                                2010年2月5日(金)

 今日の日経新聞は、「プリウス日米でリコール」と題して一面トップで報じました。
 トヨタのプリウスが、滑りやすい路面などで低速時にブレーキが瞬間的に利かなくなるという不具合があり、それがリコールに発展するという内容です。

 小沢民主党幹事長が不起訴になったこと、朝青龍が引退したこと、そういうビッグニュースの中でのトップです。
 他紙は「リコール」とまでは書いていませんので、日経としてはスクープ扱い?

 この問題に対するトヨタの対応はあまりに、ひどすぎます。
 各紙及びネットによると、トヨタはこの不具合を昨秋から知っていて、1月生産の車から対策を施していました。そして販売済の車については「苦情があれば」対応していたのです。つまり、たまたまそういう場面に出くわさないため不具合が起こらなかったユーザーは放置されていたのです。これが、「安全対策を最優先する」という企業がやることでしょうか。
  注 豊田社長は4日、ラフォード米運輸長官と電話協議した。同長官は「安全対策を最優先する」という確約を得たという。

 また、トヨタは3日時点で「事実関係を確認中」(広報部)としていましたが、先に書いたように、実際は既に対策を取っていたのです。
 これは明らかに「クレーム隠し」です。「ウソ」をついていたのです。

 さらに、この件に関して、豊田社長がトップとしての対応をしていないことが疑問です。
 米メディアの間では、豊田社長が公の場に出ないことへのいらだちが強いと報じられています。
 私も2月3日に「トヨタリコール」と題して、トップがどうして説明しないのか、と書きました。


 私は、トヨタという会社は、世界的に優良企業の最右翼と見ていましたが、どうやら裏側から見ていたようです。


 このような企業体質では、これからも次から次に新たな問題が噴出するでしょう。
 一連のリコールの問題で、「電気系統の不具合ではないか」という指摘に対して、トヨタはこれを否定していますが、仮に「電気系統の不具合」ということが分かったら、トヨタの業績に与える影響は計り知れないものになるでしょう。



 2月4日「朝日新聞」



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