「萬福寺」から東進してゆくと、以前のストロールで訪れていた「南馬込の庚申塔」
もう少し環七に向かって歩いてゆくと「北野神社」
お社の左手奥に、
3基の庚申塔が並んでいます。
向かって左側に六臂合掌青面金剛。上方に瑞雲つき日月。右上手に三叉戟、左上手に宝輪、両下手に弓矢。足下に邪鬼、下方に三猿(言わざる、聞かざる、見ざる)
「奉供養」「武州馬込村」
真ん中も六臂合掌青面金剛。上方に瑞雲つき日月。右上手に三叉戟、左上手に宝輪、両下手に弓矢。下方に三猿(言わざる、聞かざる、見ざる)
「奉造立庚申供養」「為二世安楽也」「享保九甲辰稔二月十五日」(1724年)
言わざるは左手だけで口を押さえ、見ざるは右手だけで目を押さえている。この、見ざる、まるで「まいった、まいった」と額を叩いているよう。総じて、大田区の三猿は奔放な印象があります。
向かって右側は笠つき。六臂青面金剛。右上手に蛇、左上手に宝輪、両下手に弓矢。右本手に宝剣、とくれば、左本手はショケラと思いますが、ちょっと謎な感じです(羂索かも)。下方に三猿(言わざる、聞かざる、見ざる)。
「峕延宝八上章涒灘年黄鐘吉祥日」(1680年)
「上章」は「庚」、「涒灘」は「申」、「黄鐘」は陰暦11月のこと。
さすが、京都の北野天満宮から御分霊を勧請しただけのことはあります、かなり博学な指導者がいらしたようです。
環七に降りてきて、
この日のストロールはここまで