先日の記事で、般若札を紹介しましたが、どうにも気になっていたのが、頂部の梵字を左右から挟んでいる「ン」と「人」
多くの場合、「奉」を左右から挟んでいるように思いますが、何も挟んでいないこともあります。
沖縄に残っている陰陽道(or 道教)の護符でも「奉」を挟んでいる例がみつかります。
中国で「7」と「ߖ」で挟んでいる例もありました。
まるで、「水」から真ん中の縦棒を取り除いたようであり、あるいは「>」と「<」で挟むことで際立たせるマークのようでもあり
調べてみると、「以字点」と呼ぶということはわかりました。
でも、その意味にはこれといった定説があるわけではなく、なかば様式化しているようです。
あらためて手元の銀閣寺のお札を見てみたら、
ここにも、ちゃんとありました
「知らないものは見えてこない」という典型例ですね