温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

綺麗な黄緑色の繭! ウスタビガ(薄手火蛾)

2018年02月24日 | 昆虫
 ① 里山の雑木林で綺麗な黄緑色の繭が吊り下がっているのを見つけました。
 この辺りで、8個もの繭を見つけました。



 ② 低い位置にあるものを手にすると、ウスタビガ(薄手火蛾)の繭であることが分かりました。
 ウスタビガ(薄手火蛾)の「手火」とは提灯のことで、繭の形によります。



 ③ 繭の下側には穴(赤丸)が開いており、雨水などが繭にたまらないようになっています。



 ④ 繭の上部はがま口のようになっており、ここから成虫が羽化して出ていきます。
 生活史は、卵の状態で越冬し、4月頃に孵化して成長し6月中旬に繭を作って蛹になります。
 この頃は木々の緑色に隠れて、繭を見つけるのは困難です。
 そして、10月から11月頃に成虫になります。
 ですから、現在の繭はもぬけの殻です。




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
綺麗な色の繭 (もっくん)
2018-02-24 18:41:26
里山でこの繭を見つけたら嬉しいですね。

この繭が大量生産できればきれいな絹織物が?
そうまでしなくても染色技術でできましたね。
黄緑色の繭 (定年(諦念)おじさん)
2018-02-24 20:03:00
本当に綺麗な繭ですね。矢張り繊維で出来ているのでしょうね。ならば、布になりますかねえ。
<繭><蛹>は・・・ (毎日日曜大工)
2018-02-24 21:33:15
どう、違うのですか??・・・
もっくんさんへ (温泉ドラえもん)
2018-02-25 12:42:55
 このウスタビガ(薄手火蛾)の繭は、とても固くて繊維を取り出すには不向きでしょうねえ。
諦念おじさんへ (温泉ドラえもん)
2018-02-25 12:44:22
 ヤママユガでは天蚕糸がとれますが、このウスタビガ(薄手火蛾)の繭では糸はとれないでしょうねえ。
 毎日日曜大工さんへ (温泉ドラえもん)
2018-02-25 12:45:27
 この繭の中に蛹が入っています。
 天敵に蛹を食べられないように固い殻で覆われているんですね。

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