柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

2019年05月04日 13時05分50秒 | グルメ

庭の蕗です

今年は例年よりも、大きくなるのが少し遅いような気がします

出汁に塩と淡口醤油と少量の味醂を加えて沸かし

追い鰹をして、濾して冷ましておきます

人間の舌は、体温くらいでいちばん旨味を感じるので

冷たい出汁は、追い鰹をします

蕗は板ずりをしません

板ずりをすると、表面に傷がついてしまいます

また、色がきれいになったように見えるのは

傷から塩が浸透して、水分が出てきているだけです

銅板を入れた鍋で茹でます

緑色の色素は、銅イオンに反応してきれいに発色する

好みの加減に茹でたら冷水に落とし

温かいうちに引き上げ

バットなどに広げて、団扇で扇いで冷ます

完全に冷やしてしまうと、茹でることで水分のぬけた蕗が、再び水分を吸って

合わせ出汁の浸透が悪くなります

上下から皮と筋をとって

合わせ出汁に浸し、冷蔵庫で3時間以上おく



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6 コメント

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和三郎さまへ (くりまんじゅう)
2019-05-04 16:50:12
蕗を炊いたとき 今までは煮すぎて食感が悪かったですが
↑煮汁を冷ましておき 茹で蕗を入れるやり方は昨年
和三郎さまに教えていただきました。

蕗を茹でて しばらく水に浸けておいてから皮を剥いで
いましたが 暖かいうちに水から上げて粗熱を取り
完全に冷めきらないうちに 皮を剥ぐということですね。

冷たい出汁には追い鰹 とありますが一番出汁に醤油や
みりん等調味料を入れ沸かして 火を止めてから追い鰹をして
長く置かずに漉すということですね。
Unknown (シゲ)
2019-05-04 20:02:27
こんばんは。
美味しそうな蕗ですね。銅イオンに反応するとは知りませんでした。
Unknown (自然を尋ねる人)
2019-05-04 23:08:12
フキ、タケノコ、ごぼうと最近料理をする前のあく抜きなどで苦労するものが多いです。
令和になり岡山県の明治村のゴンボウ作りを学びに行きました。赤土で作るようですが!
種子は当方と同じ物でした。
くりまんじゅさんへ (和三郎)
2019-05-05 05:19:10
追い鰹は、冷たい出汁に旨味を足すというのと
塩多めで味を加減した時に
醤油の旨味が足らないので、それを補うというのもあります
蕗は、淡口醤油よりも塩多めに味を加減します
色をできるだけ、つけない方がきれい
それと、温かいうちに引き上げたら、うちわであおいで冷ましましょう
シゲさんへ (和三郎)
2019-05-05 05:20:51
山菜や青菜も同じです
私は山菜用の銅鍋を持っています
自然さんへ (和三郎)
2019-05-05 05:22:14
近ごろの牛蒡や蕗は、灰汁がほとんどないので
灰汁抜きの必要性はありません
牛蒡など酢水にさらすと、風味が抜けてしまう

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