二の丸庭園から大きな石垣の間を通って、いよいよ江戸城本丸に入ります。
ここの石垣も大きかったですが、一つの石の大きさでは大阪城の方が大きいようでした。
百人番所。大手門から本丸に入る間にあった江戸城最大の検問所で、甲賀組、根来組、伊賀組、二十五騎組などが各組100人ずつで警護していました。
大番所。
このあたりが松の大廊下があった所。あの刃傷事件が起こった廊下で、長い畳敷きの廊下に松と千鳥の絵が描かれた襖戸がありましたが、今は何も残っていません。
ここが江戸城天主閣跡。
天守閣は1606(慶長11)年に建てられ、この上に金のシャチを頂く五層の天主がそびえていましたが、1675(明暦3)年の大火(振り袖火事)で焼失した後は、再建されていません。
この前に、本丸の建物が立ち並んでいましたが、今は広い芝生地になっています。
桃華楽堂。
天守閣の近くにある音楽堂で、昭和41年に香淳皇后の還暦を記念して建てられました。雅楽の演奏などが行われるそうですが、この地にはちょっと似つかわしくない異様な建物でした。
う~ん、時間を取って行けば良かったなぁ。
さすがに優雅な趣ですね。
大都会の真ん中で自然の空気に触れることができて、その上、「おお!ここに篤姫が住んでいたのか」と感慨に浸ることができます。