夜のスケジュールは最初ソウルタワーとなっていましたが、混雑が予想されて待ち時間も長いからどこか別の所に変えてもいいですよと現地ガイドさん。それで、「どこかソウルの夜景がきれいな他の所」に連れて行ってもらうことになりました。
ツアー旅行とは言え、少人数だったせいか、融通の効く行程でした。
車で30分程北岳スカイウェイを走り、着いたところは北岳山というソウルの北側に聳える山の上です。
展望レストラン、北岳八角亭です。海抜342m。
ここからはソウル市街とまわりの尾根をとり巻いて張り巡らされた城壁(万里の長城みたいな城壁が続いているらしいです)を眺めることができるそうですが、夜だったので、それは見ることができませんでした。
ソウルの町の夜景を眺めて、さあ帰ろう、とした時、何と自動車のエンジンがかからないというのです。おばさん5人とガイドさん(は痩せていた)を載せて、急な坂道を登ってきた、かなり古そうだったワゴン車は、ここでついにダウンしてしまったようです。
代わりにタクシーを呼ぼうとしても、ここまで登って来てくれる車がないとか、誰かを載せてきたタクシーの帰りをつかまえようとしても、この時間に載って来る人が誰もいない、山の上は夜はやはり寒いもので、麓まで歩いて降りなければならないか、それともこの山の上で一夜を過ごすのかと、ぞっとしてしまいました。
とにかく八角亭の中のカフェに入って休んでいてということで、待っていると、ワゴン車の運転手さんが自力で車を直してくれたそうで、やっと下界に帰ってくることができました。
やれやれ、とんだハプニングでした。
2014年韓国旅行(4)に続く。