2月8日、市主催の「基地問題講演会」が開かれました。講師は、ジャーナリスト(沖縄大学客員教授)の前田哲男さんでした。
お名前はかねがねお伺いしておりましたが、お話をお聞きするのははじめてです。
今回の演題は「日米地位協定の視点から見た基地問題~基地問題の根源とアメリカ新政権の安保政策を考える~」です。
要点は、
・オバマ新政権は、基本的にブッシュと変わらないで、在日米軍再編を進める維持と継続が基本。アメリカ側からのチェンジはない。
・それは、日本ほど一貫して気前のいい支援をしてくれる国はないから。
・しかし、日本側から、チェンジを求めれば、それをむげにはできないのがチェンジをかかげたオバマ政権。
・政権交代で外国軍が撤退する確率はこれまで80%(49ヶ国中40が撤退)だった。さて、日本にそのエネルギーはあるのか・・・。
という感じです。
アメリカと仲よくしながら、外国軍には出ていってもらうという、「駐留なき安保」という選択が、フィリピンです。これは日米安保条約はそのままで、地位協定をなくしてしまえばいいだけとのこと。
しかし当面はドイツのように、「国内法優位原則」になるように日米地位協定を改定することが必要との見解でした。
大部分のところで共感できるお話です。ただ、日本の民主党に期待を寄せすぎているような・・・。いや、あれは、そのチェンジの力を出せない民主党を揶揄しているのか・・・。なにしろ、民主党の中心部分には、自民党より右寄りの方が多いのですから・・・。
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