年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

令和の浅草 若い男性一人に若い女性トラック2台たむろ

2023年02月22日 | 宅老のグチ
いつも都営浅草線浅草駅で降りて、雷門経由でかっぱ橋商店街の外れにある台東区立中央図書館で福神漬の周辺の資料を読んでいる。来月まで明治期の文人の遊び団体というべき根岸党の中心人物である饗庭 篁村(あえば こうそん) を特集している。
  コロナの感染も収まり、中国人が少ない今でも浅草寺周辺は賑わっていて、コロナ中に簡単に仲見世通りをスイスイ歩けたのがぶらぶら歩きの女子に行く手を遮られ、裏道に入る。14歳から20歳くらいの女子の群れがほとんどでたまにいる若い男性は女子付きで男性のみのは少ない。
 今集中的に戦後の物不足の闇市の本を読んでいるが、多くの闇市本の冒頭で戦争で亡くなった男子兵士が多すぎて、生き残った女子が多すぎ、男子一人にトラック2台の女子と書いてあった。当時のトラックは今の感覚では平ボデ―のトラックで詰め込みして1台20人ぐらいかな。この辺の比喩は人数を明確でないので座っていたら1台10人かもしれない。この比喩も物が出回る頃には消えていて数字の真偽は判らない。しかし団塊の世代という結果がいかに戦後の物不足の時代に子供が生まれたかが示している。明日の命を期待できない戦争時から平和になって、さらに物不足ということで強盗などが増えている時は女性が単独で生きるには厳しい時代だったかもしれない。戦争ということで内地は力仕事でも女性が軍需工場で仕事をしていた。

 今の浅草・原宿は入学試験中なのか平日でも女子の姿が目立つ。休日だとやはり家族連れが多くとてもトラック2台の女子とはならない。東京の一極集中の弊害は思うに若い女子の東京流出で地方はその分は男子が婚活に難儀しているように見える。統計では56歳を過ぎれば男女比が逆転し、100歳になれば85%が老女子となる。今の物価上層が低迷するのは政府が老人票を優遇しすぎて、選挙権のない子供と未来の子供を拒否しているように見える。前例踏襲の官僚も小手先の改革が無理となっている。
 アメリカの西部開拓時代にやはり女性が不足していて、レデ―ファーストが常識となったという。男子優遇の東アジアの国々も少子ということで、女子の力が極大に向かう気がする。しかし日本・韓国・中国・北朝鮮・ベトナムの最高権力者は男性で例外が台湾となる。その台湾も少子である。
 浅草から消えている男子は家でスマホをいじっているのだろうか。今の高校生女子はスマホで済まし、ブランド品を中古やメルカリで確保するという。サブスクで済ませるので小遣いが多くなくても良いという。そこで情報弱女子がSNSで売春することがニュ-スとなっている。
 戦後の仕事のない時に手っ取り早い若い女子の仕事が売春だった。元手も学歴もいらない仕事で古代から為政者によって,社会秩序を乱すと言って取り締まっていたが男子の需要が多すぎていつもなし崩しとなった。
 この需給調節に成功した政治家は歴史では見当たらない。ウクライナでも初期報道ではロシア兵がレイプしたとある。このような兵士の行動は記録が多すぎて常識となりつつある。従って戦後日本の人は進駐してきた米軍をレイプ兵士と見ていた様だ。東京大森海岸にあった小町園の記録を読むと納得がゆく。
 台東区立中央図書館で吉原関係の文献を読んでいると売春も文化となっている。福神漬の初期の普及に芸者衆の口コミ宣伝があった。池田首相の時、後の総理となった大蔵省の人が米国へ行くときの壮行会で柳橋の料亭の女将に福神漬を持ってゆけとアドバイスされたという。
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