年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

3末はテレビみたいにハッピ-エンドにはならない

2018年03月31日 | 築地市場にて

昨年秋に挨拶した仕入先の営業の人の訃報を知る。50代後半の人で驚いた。ガンということで急速に悪化したようだ。今年度も何とか無事に終わったと思っていたがテレビドラマのように良い終わり方は決してない。日はまた昇るし明けない夜はない。地球が回っている限りこちらの都合と関係なく朝が来る。でも良い朝は気持ちの問題で彼の分までもう少しバタバタしよう。

 散った桜は築地市場にやってきて花見の気分になるのだろうか。それとも寂しさが募るのだろうか。とにかく散り桜が浜離宮からやってくる。木村摂津守・浦賀与力中島三郎助も浜離宮や築地で桜を見たはず。どのような気持ちだろう。

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イ-スタ-は

2018年03月30日 | 築地市場にて

様々な西洋の祭りの影響が築地にもやってきて一番目立つものはハロウイ-ンで大きなかぼちゃが11月半ばまで残っている。チョコレ-トは比較的目立たないがイ-スタ-は築地市場で卵の着色風景が見ることができる。今年は4月1日ということで目立たないかもしれない。明日で一区切り。

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野菜が安くなったのに

2018年03月29日 | 築地市場にて

食の信用情報誌で関西の漬物業界が今年の野菜高騰で苦境に立たされているという。後継者が利益の出ない見込みで家業を継ぐことを渋るところが増えているようだ。特に大阪は韓国人観光客の増大で日本人向けのキムチ販売の魅力が消えたようだ。どこかが良いとすぐに方針を変更することが日本人は出来ない。バブル期に他の業界が景気良く、新規参入も少なく過度の競争が減り、のんびり仕事をしていた。再びこのような時代が来るのだろうか。隙間産業もネット時代では苦労するだろう。商品の良し悪しを見分ける力を持っているところが生き残るだろう。仮想現実と実際が異なるとき信用が破壊される。

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春が終わりそうで

2018年03月28日 | 築地市場にて

10日ほど前は雪とかの天気予報が今日は夏日で25度を越えるという。桜が満開で予定より早い。季節の移ろいの速さは年のせいか早く感じる。社内で送別会。豊洲移転で延びた為退社が2年遅れた。このままだと定年が70になりそうだ。まだ築地市場で新規に廃業する予定の情報がない。大方は前回の騒動のとき済んだようだ。

 休市の今日が今年度最後の休みとなる。4月から殆どの水曜日が休市となる。青果の人たちは殆ど月給制なので影響は無いが水産の配送部門が少ない日数で給与が減るかも知れない。明日都議会の予算が成立すれば4月から本格的に移転準備が始まる。毎日不要書類を読みつつ処分している。

 昔といっても10年ほど前の書類を見ているとズイブン変化したものだ。得意先の寡占化が加速して対応に追われた10年だった。WIN10の時代に過去のパソコンを処分することを考えなければ。今のパソコンは5万も出せば買えるが半二重のモデムは20万円ほどする。その速さは20年前の速さで2400しかない。全然進化していない。量販店でもソフトを更新していないところはまだ昔のままで付き合い上遅いモデムを使用しなければならない。WINXPで動くモデムも予備として確保してある。築地でも豊洲でも食の世界に事件の無い年は無い。ただ少なくすることが出来るだけである。

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29日の都議会が終われば

2018年03月27日 | 築地市場にて

平成30年の都議会の予算が通過すれば築地は移転一色となるだろうが次々とやってくる築地独自の問題で会議が続く。日本橋から築地に移転し、戦争の混乱を過ぎ、原爆のマグロで苦境にもなった。築地再開発も計画されたが頓挫し現在に至る。豊洲へ移転の経過も東京都の問題から行政による築地市場の人たちのごまかしがバレてまた頓挫する恐れがあった。長い間築地移転会議を傍聴していた身として正論と正論がぶつかり面白かった。ただ時代の流れに合わない築地の設備では移転または再開発の遅れは市場自体の消滅を招くことを皆恐れていた。特に築地市場の青果部は大田市場というライバルがあり、温度管理の差で年々差が開いてあせっていた。築地の魚も競争の弱い仲卸は危機感が薄く、かえって水産大卸や流通関連業者のほうが現状に危機感を持っていた。

 築地の問題が全国化したため10月11日の開業混乱は想定以上になる。ダラダラ引越ししかないだろう。2年前より引越し費用が増大した。これも東京都による補償の範囲になるのだろうか。東京都の説明で市場会計で都民の税金は入れないといっているがそうはならない気がする。全てはオリンピックが終わってからだ。

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てんこ盛りの終り

2018年03月26日 | 築地市場にて

消費者へのお得感を感じさせる販売方法でだまし討ちになった。携帯電話のワンセグ機能が付加していたためNHKの料金を払わなければならない判決があった。削除できないソフトで端末機械を安く販売し、結果的には高価な機械となった事例は多い。このような販売方法はいずれ割高感で新しい機械で淘汰される運命となる。ただ何が割高かは当初は気がつかない。後で解釈が変更される場合が多い。

 大盛りとなった生鮮食品で老人の消費者は食べきれず味が変わって捨てることになる。まただまされた。野菜価格が天候回復で急速に低下してきた。これから輸入野菜の冷蔵庫費用の増加でまもなく廃棄の話が出るだろう。

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季節外れの大掃除

2018年03月25日 | 築地市場にて

本当なら年末に大掃除なのだが豊洲移転日時がなかなか決まらずここ2年は気分転換の大掃除が年末無かった。3月ということで急遽大掃除となった。4月から移転の準備と廃棄する書類の分別が始まる。あれだけ騒げば豊洲移転の野次馬が多数やってくるし、偵察を兼ねて移転の混乱時に来社計画もあるようだ。数日で落ち着くと思うがどれだけ混乱するか楽しみである。台風など予定外のことはないとしよう。気になるのは10月11にに合わせて仮設の環状2号線を一部開通させるという。今汐先橋付近の工事は止まっているようだ。予算が付けば4月から工事が始まるのだろうか。

 すべては4月から始まる。

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福神漬の老舗だった人の訃報

2018年03月24日 | 築地市場にて

練馬で大規模に福神漬を製造していた老舗の社長が亡くなった様だ。かなり前に会社を手放し闘病していた。肉屋にカレ-ライス用の福神漬を売り込みした漬物業者の先陣となった。赤く着色した福神漬が茶色くなったのはこの会社から始まったと記憶する。

 色々あったが今は知る人も少なくなった。

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駒込・東洋文庫へ

2018年03月23日 | 築地市場にて

今年はハワイ移民150年ということでイベントが多く開催されている。文京区駒込の東洋文庫でハワイ移民150年の展覧会に行った。地下鉄南北線駒込駅を降りると目の前が桜の名所六義園で平日にかかわらず満開直前の桜を見るため混んでいた。

東洋文庫は得意先が隣という場所にあったために存在は知っていたが中に入る理由が無かった。

漬物は外国に行った日本人には故郷をしのぶ食品として親しまれ、日本食品輸出業務を昔は(タクワン貿易)といっていた。明治の初めの日本人移民は仕事の内容と会わない人たちが行ったため、評価が低い。今ハワイに子孫として残っている人々は明治の中頃から砂糖等の農業に従事することが目的で移民の応募した人たちの子孫である。彼らの歴史は日米関係の好悪の間で翻弄された。今は静かだが何時噴火するか知れない火山島に住んでいる。

 ハワイ移民150年の展示会でジョン万次郎から土佐の人々が聞いて書き記した英語の発音法で刀の発音は今でも理解できない。犬がドッグという発音で記述されていない。開港時の横浜では犬のことを(カメ)と思っていた逸話は有名で犬を呼び寄せるときCome Hereと言っていたので犬の事をカメと思ったらしい。

 東洋文庫の検索で(本草)と検索すると80冊ほどヒットする。いつかはこの本を読んで(なた豆)を調べてみたい。

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都道府県の制度で

2018年03月22日 | 築地市場にて

プロ農業者というのが現れない限り、個人営業の日本農業は衰退するだけかもしれない。桜前線の言葉がある日本で農業に適した時期は少ないため、個々やその集団で稼働率の少ない設備を補助金で整えている。箱庭農業かもしれない。都道府県の垣根を越して人材が移動すればまだまだ農業はいけると思う。今は加工の人たちのほうが利益を上げている。政治家の補助金で都道府県の垣根を越す行動を起こすと補助金の不正使用ということで設備稼働が萎縮している。

 ある農協が沢庵の製造を安定させるため、巨大な冷蔵庫を作った。最盛期を終わっても、他の業者へ貸し出すことも出来ず、少ししかない材料でも全体を冷やすため赤字となる。小さな設備を複数作ったほうが結果的には良かったのだが補助金を得るため。過大な需要を申請し、過大な設備が出来た。漬物の冷蔵庫は塩分の影響で設備の更新時期は比較的早い。補助金に付随する貸付金の返済が始まる頃、機械が壊れることもありうる。

 故郷の振興ということで漬物へ参入が予想されるが成功例は少ない。紀州の人たちの地域振興は行政・政治家・ほかに仕事の無い紀州人・東京との情報交換で産地ブランドが形成された。紀州の梅祭りに二階サンが山の上に在る会場に県知事とともにやってくる。紀伊半島の先端で白浜温泉の仕事と農業しかなく、歌手の坂本冬実が一時梅の会社に勤めていた。大阪に行かないで地元の仕事言えば梅の仕事となる。

 

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活気あるはずの

2018年03月21日 | 築地市場にて

20日年度末の築地市場で送別会需要で活気があって、休市前で混雑するはずが混乱も無く警備員も暇そうだ。決算ということで社内は緊張しているが4月から忙しくなるので嵐の前のひと時かもしれない。

 このごろソンタクの言葉が出回っている。先回りして物事を混乱も無く済まそうという日本のオモテナシ精神がデジタル時代で途中の記録が残り、批判されている。議論教育のない日本で議論を封鎖しようする時代遅れの議員にソンタクするところもある。デジタルAI時代に偏った発想では後れるのみ。金の力で中国の発想に今は完全に負けている。どうやって個人情報を保護しつつ、AIに情報を与えるか発想力が試されている。

 今週IWATCHを買った。血栓ができやすい不整脈を持っているのでデ-タを収集し医者に行きたい。今はガンより寝たきり延命となる状態が心配で睡眠時の心拍を計るにはこれしかないようだ。あとは血圧をどう日常的に計測するか問題である。

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まだ見つからない数個のパズル

2018年03月20日 | 福神漬

10年以上福神漬の資料を探しているがまだ数個の資料が見当たらない。多くの小林清親の本では明治の浮世絵のことが書かれているが大火で自宅が焼失した時から小林の画風が変わり、団団珍聞の仕事をするようになったという。この時間的流れで戸田欽堂・原胤昭・小林清親の交際状況からどこに鶯亭金升が入るのだろうか。

 戸田欽堂の母は横浜の豪商だった高島嘉右衛門で父は大垣藩主戸田氏正の四男である。鶯亭も大垣戸田家と関係があり、幕末の一時神奈川奉行だった長井昌言の長男であった。

 明治6年に鶯亭金升の父は死去したが生活の面倒を見ていたのは高島家と戸田欽堂と見ると福神漬の逸話が説明しやすい。旗本長井家は文化年間火付盗賊改の職だった。高島嘉右衛門が石川島に投獄されていたとき、長井家の支援があったと思われる。南町奉行を20年近く務めた筒井政憲の斡旋で戸田伊豆守氏栄の3男と長井家の養子縁組が成立したという。石川島の監獄が南町奉行と関係があった。

 明治の中頃伊藤博文の舞踏会で戸田伯爵夫人がレイプされそうになった。戸田極子は裸足で逃げ、通りがけの人力車で帰った。このことが噂となり、事件報道となった。当時の警視総監だった福島事件で知られる三島通庸が報道機関を事実に基づいて報道していないとして弾圧した。ところが伊藤や三島嫌いの団団珍聞はこのレイプ事件に関しては無視したように思われる。大垣戸田家と縁のある鶯亭は事実を知っていたのだろうか。

 原胤昭が小林清親に福島事件の被告人を描かせ配布したのが長井家と知り合いだった戸田欽堂の縁が関係したかもしれない。福島事件被告人花香恭次郎が長井昌言の腹違いの弟で明治初期は長井が花香家に養子先を世話したと思われる。花香が政治の世界に向かったのが銀座にあった公益問答新聞社で社主は服部撫松(誠一)で二本松藩の人であった。二本松藩も大垣戸田家と関係があった。戊辰戦争時大垣戸田家から藩主夫人が嫁いできていた。

 これ等を結びつける資料が見つかれば福神漬に入っている様々な比喩・寓意が解明されるだろう。

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何も出来ない月曜日

2018年03月19日 | 築地市場にて

築地で連日働いていると気がつかないが休市出勤となって月曜日が定休となると行きたいと思っているところが休みが多い。

 量販店のチラシも月曜日は迫力がない。そもそも月曜日に集客しようとすると日曜日に仕分けをする人を確保しなければならない。人手不足の今は夜間労働者と日曜勤務者の確保が難しいのでコスト高となる。ネット販売が日曜日の売り上げデ-タの状態がわかれば対策もあるのだろうか。 在宅率の高い高齢者は月曜日はショッピングセンタ-で暇つぶしをしているのだろうか。東京都の高齢者70歳以上の交通パス(無料もしくは安い)の利用デ-タはあるのだろうか。高齢者の資金は豊富でいつも詐欺師に狙われている。

 何か時間を消費する場所を提供しないといけない時代にやってきたかもしれない。図書館で時間をつぶす高齢者を見かけるが調べごとをしている人は少ないと感じる。

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ツバメが築地市場にやって来て

2018年03月18日 | 築地市場にて

売り場内の電線に止まってツバメがしきりに啼いている。またコンプライアンスの問題が発生となる。鳥獣保護か食の安心安全かの問題となる。築地市場内を転々としてツバメが巣を作っているので今から心配してもショウガナイ。気が付いたときは巣の下にフンが落ちていて、カラスが巣の中の幼鳥を狙っていることに気が付いて、巣の位置を知る。ワザワザ巣を撤去する人はいないようだ。こんな悩みも来年からはない。豊洲では築地のようにカラス・カモメの売り場内に入る余地はない。あとは引っ越しの時にネズミの移動を阻止するだけである。

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食べ物が政治の世界と無関係ではない。

2018年03月17日 | 築地市場にて

沢庵漬や福神漬の歴史を調べていると日本の食の最末端である漬物が政治の影響があると考えたほうが自然であると思うようになった。特に最近の事例で日本と韓国の関係が政治の世界で悪化すると漬物販売で変化をする。貿易統計ですでに韓国からの日本へキムチの輸出が減った。当然他の韓国産の食品の日本へ輸出も減って、バブル的にふえた 韓国食品店が不振となった。

 表向き、キムチ系の食品の販売金額は日本では大幅に減ってはいないが国産表示を大きくし韓国嫌いとなった消費者から嫌われない工夫をした。韓国の冬季オリンピック開催中の韓国産の販売計画を立てるところも少なかったようだ。

 引きこもり化が加速している日本で海外に出る人も少なくなり外国語学習の必要性は少なくなったが僻地まで進入する異国人で止む得ず外国語を話す時代となった。築地市場で今では日本語と英語で場内放送が普通となった。たまに他の言語で放送もある。広い築地市場で迷子となった人へ呼びかける放送である。落し物も変化し、最近の落し物はスマホが目立つ。

 江戸時代からの取引慣習が支配している築地でデジタルに対応できないところが消えるしかない。日本で一番世間の風と無縁なところが異国人に発見され、人気観光地になってしまった。豊洲はどんな風に変化するかわからないが移転で終りとしたい。

 

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