年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

豊洲怪談(階段)

2016年04月30日 | 築地市場にて

 

やっと確認できたのだが豊洲の水産仲卸売り場の屋根裏に通じる階段は都が設置しない設計となっているようだ。穴を開けても良い設計となっているようだ。階段はない。同様な意味で会社の冷蔵庫の排熱をする室外機置き場はあるが建物の中に入る配管の穴がない。このためレントゲンで調べて開けるように指示された。20万円ほど穴あけに費用が掛かる。排熱器の置き場は荷重がかかっても良いという。これはマンション等のク-ラ-室外機置き場があって、配管が室内に入る穴がないと同じである。困ったもんだ。欠陥市場とも言えるかもしれない。これでまた創意工夫する余地が出来るらしい。都の担当者に嫌味を言って工夫をするしかない。 大体市場事態が変化しているのをコンサルタントがわかるはずがない。10年も経てば初期の話と違ってくる。

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ラッキョウの関税3%UP

2016年04月29日 | 築地市場にて

 

中国から日本へ輸出するときの関税が優遇関税から外れて、3%ほど上がるという。ラッキョウは日本以外には中国でも用途は無い様でそのまま価格に転嫁されるだろう。為替が元安になっても、中国農村部の人件費が上がっていて生産者価格は下がらないと考える。ここ数年日本でのラッキョウ消費が減退していて、価格を下げて消費を喚起するときは終わったようだ。今日本にラッキョウ栽培を戻そうとする動きもあるようだがラッキョウの根と茎を切る機械が無いので大幅な増産が難しい。次第に中国に生産移転した時の日本の状況に戻るしかないのだろうか。またはどこかの国で産地を探すしかないのだろうか。まだわからない。

また昔のようにラッキョウが高級品となる。

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実質月末

2016年04月28日 | 築地市場にて

 

運送便の都合の悪い休みの並び。今年は暦のままの市場休みで。休市を増やすことを抵抗していた水産の人達も人手不足ということで休みが増えたようだ。ただ年中休みのない得意先がますます市場という制度の利点が減ったようだ。

 雨天ということで荷物整理が大変だ。この後の予報では晴れで、連休後半で雨でも安心。ここが終われば盆休み対策で梅干となる。

 豊洲工事の造作申請書提出締め切りに間に合わず。決算仕事で忙しいのに造作申請など直ぐには出来ない。

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雨の季節入り

2016年04月27日 | 築地市場にて

 

雨に弱い築地市場。屋上にある駐車場の穴もドンドン陥没していてそのうち開くかもしれない。豊洲移転までもつだろうけど。またカラスが築地に集合している感じがする。放置された魚のごみを漁っている。外国人観光客が激増していて、場内アナウンスがまるで国際線タ-ミナルのようだ。中央区のレンタル自転車で回っている人もいた。いよいよ4月も終わる。

 連休の品物が大量に入る。雨のが怖い。

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夏日になりそうで

2016年04月26日 | 築地市場にて

 

九州の問題も静かになって、連休の手配のことに集中する。今日は夏日ということで熱中症の話が出ていた。割と早く出勤した日は本を読む時間があるので用意してゆくが雑用で阻止される。今は政治小説研究と佐賀の乱関係を読む。国の財政問題は何時の時代でも大変だ。

 明治初期の不平等条約改正はどの時点から政府で意識されていたのだろうか。諸外国と幕府との条約を新政府が認めたときから始まるのだろうか。不平等条約の中で食品に関係するのは検疫権でエジプトが流行発生地といわれるコレラが帆船時代は日本にくることがなかったが船が蒸気となり、アジアに蔓延し、中国からコレラが発病する前に日本へ着いてしまう。コレラから幕末の日本人の危機意識が加速する。異国人との交流がなくとも疫病は港から日本各地へ広がり庶民にも蔓延する。今に例えるとデング熱になるだろう。熱帯に行った人が感染し、帰国後発病し伝染する。明治初期の感染防止は港で数日足止めするしかなかったようだ。この足止めする権利が日本になかったようだ。

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気分は震災

2016年04月25日 | 築地市場にて

 

まだデータは確定しないが野菜価格が安くなって、漬物の売れ行きもよくないと感じる。あの東日本震災と規模は違うが、マイナス金利というイメ-ジの良くない印象が強調され、気分はまだデフレになっているようだ。ただ例外的というか外国人観光客が築地でうろうろしているので5月の連休でも熊本震災が続いていても、九州新幹線と九州の高速が復活すれば、長野の長かった八代連続地震のように慣れて来る。再び震度6以上の地震がなければ狭い地域のこととなる。やはり熊本は気温が暖かい。週末に県境を越えて温泉に入る気分になるのは何時のことだろうか。東九州の高速が24日繋がった。これで宮崎鹿児島の漬物は定時に届く。今週は連休前のの荷物が届く。

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豊洲移転まであと197日

2016年04月24日 | 築地市場にて

 

築地市場内のカウントダウン時計があと197日の表示となった。休市日を除くと後137日の営業日数となる。多分7月に入ると豊洲市場の造作工事が始まり、気分は移転ム-ドとなるだろう。場外市場の新設売り場の工事も終わって、10月の開場へ向かう。

 休市の築地も最後と言うことで外国人観光客が場内をウロウロしている。

カラスとツバメの戦いがこれから始まる。ヒマそうな猫が移転することも知らないで場内を散歩している。豊洲へいけないネズミは銀座へ行くのだろうか。

 豊洲怪談という話がある。今確認中。

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OFAC規制

2016年04月23日 | 築地市場にて

 

ここ3ヶ月まえより、漬物の輸入代金を中国に送金するとき、銀行でNOFACと書かされる。米国の財務省外国資産管理室(OFAC)が北朝鮮等の送金禁止組織や人物に該当しないことを誓約するらしい。アメリカに食品を輸出する際も食品テロを防止するため、企業と責任者の登録がある。

 為替が1ドル107円程度まで上がったら今日は111円台で安定しない。強引な円安政策で景気を回復させようとしているが景気の景の部分は何とかなりそうだが気の部分はまだまだデフレ気分が強い。高齢者が増えるたび保守的な支出となる。買うものが少なく、必要性もないし、イベントが増えなければ金を使う大義名分がない。最近のイベントは西洋分のイベントで和風のイベントは少ない。今度の最後の築地市場祭りはどのようになるのだろうか。天気が良ければ年寄で混みそうだ。

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幽霊口座維持費用

2016年04月22日 | 宅老のグチ

 

ある大手証券会社から法人番号の登録の書類が来た。宛名がすでに15年ほど前に死去した人の名前だった。不景気続きと豊洲移転を控えていたため、長期投資は考えていないため、何度も解約の電話を証券会社にしたが無視されていた。年度末に残高証明を送られてくるが当然(ゼロ)である。実害がないが法人番号の要求には驚く。早速電話をしたがまだ解約の手続きをしていないようだ。このままで行くと情報漏えいでお詫びの金銭を出すだろう。枯れ木も山の賑わいと言う言葉があるがパナマ文書でデジタル化したものは保存しやすく、漏れた時の影響が大きい。

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九州より荷物が予定のまま着く

2016年04月21日 | 築地市場にて

九州より地震の影響もないように荷物が届く。まだまだ地震は続いているようだが普通の仕事をする。また耐震設計の見直しとなりそうな地震である。これからは戸建ての家は耐震より、免震設計が重要視されるかもしれない。この何年かは震度5以上に地震が多い。一回の耐震より何回も耐える設計が良いかもしれない。普通に食品を提供することが築地の魂かもしれない。5月3日築地で最後の市場祭りがある。賑わいそうだ。

築地の(サイゴ) 晴れれば良いのだが。

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坂本竜馬が福神漬の資料には出ないと思っていたが

2016年04月20日 | 福神漬

 

海援隊規約

民権演義情海波瀾, 戸田欽堂 [著] ; 山田俊治校注. 汗血千里の駒, 坂崎紫瀾 [著] ; 林原純生校注

明治政治小説集の本を借り出し、戸田欽堂のことを調べていたが、図書館へ返本する時間があったので坂崎紫瀾の小説を読んだ。この作品は坂本竜馬を題材とした小説で事実と異なる部分が多い小説として知られている。従って資料としては役に立たないと思い込んでいた。ただ坂崎がコレラで死んだ花香恭次郎の葬儀に参加していたことが記憶に残っていた。この小説に海援隊規約の所がある。「凡嘗テ本藩(土佐)ヲ脱スル者及佗(他)藩ヲ脱スル者、海外ノ志アル者此隊ニ入ル。
  運輸、射利、開柘(拓)、投機、本藩ノ応援ヲ為スヲ以テ主トス。 」

福神漬の資料を読んでいると輸送、開拓、商業、移民の歴史の資料と重なる。海援隊の会計をしていた岩崎弥太郎の意志が日本郵船に伝わったと思われる。大正の関東大震災の直前に三菱商事の会議室で日本缶詰協会の会合があった。どうして三菱商事が缶詰を商っていたかを知ると海援隊規約にたどり着きそうだ。坂本は広く世界に出ようとしていた。日本の中の競争に勝つことより世界の中で生きようとしていたと思われる。三菱商事の社史によるとロシア革命で北洋漁業が混乱している時缶詰の取り扱いを始めたようだ。これは日露戦争で発達した日本缶詰業界への参入が遅い。三菱が缶詰に手を出さねばならない状況にあったようだ。

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政治小説研究 上 柳田泉著より

2016年04月19日 | 福神漬

 

今では信じることが出来ないが明治の初めは小説(戯作)というものが否定されていた。歌舞伎等の演目でも実名とか事実とかを強調されていたとき、これに反することは弾圧されていた。多くの江戸期の戯作者は転向をするか転職をするしかなかったようだ。

 このような時、戸田欽堂は小説を書いた。明治13年のことである。元大名だった彼の親族は身分に合わないと非難していたようだ。鶯亭金升が投書をしていた團團珍聞との関係も見えてきた。どうやら母子家庭だった長井家が團團珍聞との関係が何処で生じたか推測できるところまで来た。

 明治の維新で幕臣だった長井昌言は多くの幕臣が静岡へ行ったにもかかわらず、江戸で三味線を習っていた。その後工部省鉄道局に勤めた。この記録は中々見つからなかったが国会図書館所蔵の官員録(明治6年)に記録があった。この就職には横浜の高島嘉右衛門の口ぞえがあったと思われる。高島の姉は戸田欽堂の母である。戸田欽堂の戯作(小説)は長井昌言の影響があると思われる。長井昌言は明治6年に死去し、戸田欽堂は明治23年に死去している。多くの福神漬の命名に関する人物も明治20年代に消えている。

 食べ物に関する文献は記録されることもなく、あいまいな記憶に残る。

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震災は商流も変える

2016年04月18日 | 築地市場にて

熊本のことで

今読んでいる不平士族の本で神風連のことを書いてあった。この事件は三島由紀夫の小説で知っていたが遠い昔の記憶となってしまった。

 普通と違う地震で観測している学者たちも予測を言い出せないようだ。それでも築地にいる限り業務をこなし平常に戻すことを若い人には話す。心配しても事は進まない。被災地の人も平穏になった時、得意先が戻るか心配となる。関東大震災で中央区の繊維問屋は被災し、復興に励んでいたとき、多くの得意先が関西の業者に取られた。戦後多くの繊維商社が活躍していたのは関西系だった。震災は商流を変える力がある。

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‘いいね’より“いいかげんしてよね”がほしい

2016年04月17日 | 築地市場にて

 

熊本地震の報道を熊本日日新聞で地元の情報を見る。隅に‘いいね’ボタンがある。“いいかげんしてよね”ボタンがあったら良いのに余震はまだ続く。今日宮崎から地震後の荷物が築地に届く。東日本大震災と同じ気分を味わう。先の大地震は原発事故さえなければ復興だけ考えればよかったが今回はどこまで地震域が広がるか解らない。前震と言われもっと大規模な地震の前触れと後講釈されないかもしれない。早く豊洲へ移転しないと震災時の拠点としての役目が果たせない。

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地震国日本で経験のない地震

2016年04月16日 | 築地市場にて

 

昨日からの地震は予想もつかない地震で今本震という規模の地震があった。まだまだ知らないことが多い。災害対策用備蓄施設が豊洲市場にある。多分災害時の拠点として忙しくなるだろう。暇な施設であって欲しい。

 引越し絡みの仕事が増えている。今日から読み始めた本。(不平士族)(アメリカは食べる)

アメリカは食べるという本で文明と文化の違いをわかりやすく書いてあった。文明は共通のもの、文化は一部の人が共感できるもの。多分日本の漬物文化は日本の人しか、いや一部の日本人にしかわからない食文化になりそうだ。

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