年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

明治153年

2021年11月30日 | 宅老のグチ
渋沢栄一のドラマを見ていて、今年は明治153年になる。明治の憲法制定時までの歴史は教科書的には3学期で授業が飛んでいたようで、今に残る制度などが大学入試試験問題と記憶から消えている。日本史も近現代史が始まるようで、生活的には古墳とかの歴史より役に立つ気がする。
 今の日本が長期低迷の原因は維新後の成功と失敗の歴史の検証がされず、さらに悲惨な失敗を二度と繰り返さないことを重視し、平和教育を保守的にした。前のような日本軍人が紛争地や戦地に行って戦うことは時代遅れとなったようだ。無人機による殺人はテレビゲームの世界で、爆弾テロも人から、携帯電話を利用して接近したら爆発する仕組みもあるようだ。戦争紛争は武器の進歩を促す。徳川の平和は武士の軍事能力を衰退させ、欧米のいいなりの条約を結びさせられ、気が付いたときは軍事力で条約改正となった。
 今中国が自国の軍事力を強化しているが、ソロモン諸島やアフリカで中国人を狙ったテロが目に付くようになった。間も無くコロナが収束すれば中国人観光客へのテロが目立つだろう。そして巻き添えで日本人もやられる。コロナは多くの人の人生を変えたことを、自国だけ制御した中国政府は他国の下層民の恨みの晴らし先となるだろう。
 アメリカでの最近のアジア人への暴力は下層民の不満のはけ口となっている。

 三年ほど前に明治150年という本が多く出たようだ。年末の12月はこの本を読む。
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福神漬と岩崎弥太郎の死

2021年11月29日 | 福神漬
明治18年2月三菱の岩崎弥太郎が胃がんで亡くなった。激烈な二つの日本の海運会社が岩崎の死後統合することになった。日本郵船の始まりで、明治18年秋の事である。
 食品事典では福神漬の創製時期を明治18年としているものがある。酒悦さんの話では上野戦争で荒廃した寛永寺周辺の公園整備が行われ、江戸時代と同じような賑わいが始まり、酒悦主人が花見や博覧会見物の観光客のため持ち運びの出来る漬物ということで、水産博覧会で見つけた缶詰に開発した漬物を入れ売り出した。しかし缶に入れたため、今の価格に換算すると1缶2千円となり、とても高価で売れ行きが悪かった。そこで折からの活版印刷で安くなった戯作本の貸本屋需要が増えていたので再販ブ-ムが起こり、梅亭金駕の戯作(妙珍竹林話七偏人)に池之端の香煎茶屋が出ているので、缶詰入りの漬物にブランド名をつけてもらい、さらに広告文案も作成してもらった。この明治18年という根拠はまだ見つからないが通説となっているようだ。いきなり今の福神漬のようなものが出来たのでなく、三種の野菜から梅亭の案で七種となり谷中周辺で行われていた七福神巡りを想像できるように命名した。広告文案でも節約とかおめでたいという内容だった。しかし梅亭は戯作者で命名の中に明治政府を密かに批判していた。それはナタマメで漢字では刃豆・帯刀の意味もあった。酒悦主人は明治の中頃までチョンマゲ姿であったという。

 三菱の経済的支援で英国に留学した磯野計は帰国時に船舶御用の商人が横浜で外国人に占拠されているのを知り、明治屋を起業したのは明治18年である。
 第一次大戦末期に日本郵船の常陸丸がインド洋で行方不明となり、戦時海上保険かどうかの問題が生じた。そのため捜索船が出てインド洋の中部にある島で、酒悦のマークのある木箱と明治屋の練乳の箱が見つかった。これで遭難が確定し、新聞報道となった。この事件は長谷川伸の(インド洋の常陸丸)という小説となり、日本郵船社員の基礎知識となり、福神漬がカレ―ライスに着いたという社内報が文献として残った。食の世界の元祖・本家論争は先に根拠らしきものを出したところが定説となる。
 新聞報道の後、ドイツに乗客船員が抑留されていた報道があって、敵国家であるドイツによって、爆破沈没されたことがはっきりした。しかし、戦時海上保険の支払いの義務を生じる日本政府は三菱の保険金支払い要求を新聞報道だけでは支払えないと言っていた。
 第一次大戦で日本の海運は大儲けをしたが、日本郵船は戦時海上保険のリスクを政府がとっていたので、この問題は重大だった。
 また第一次大戦後に東京海上保険が売り上げが伸び悩み、三菱海上保険と統合した。それ以前の東京海上保険は三菱が10%の株主だったので、日本郵船の顧客への値引きがなく、独立性の強い保険会社だったが、三菱海上保険と統合し、今では三菱系の海上保険会社となった。
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ガダルカナルとソロモン

2021年11月28日 | 宅老のグチ
最近の中国検索システム百度でソロモンの変事を中国外務省報道官が注視していると怒った顔で言ってたので、何事が起きたかようやく日本経済新聞とかCNNの記事で分かってきた。ソロモンが台湾から中国支持に切り替え、現地の開発がほぼ中国人しか仕事に就けないようだ。そこでソロモンの人たちが中国人の店舗に放火、略奪をしているようだ。中国と違って監視カメラの不備な国では今後も強くなったという意識のある中国人の財産は狙われる気がする。それにしても貧者になった日本人は国に引きこもり、今は井の中の蛙(買わず)となって襲撃の対象から外れた気がする。なおソロモンの軍は少ないのでオ―ストラリアが軍を出して鎮圧に向かっている。当然中国寄りとはならず、中国政府はイライラするだろう。
 先の戦争でミッドウェー海戦で大敗し、次にガダルカナルで米軍にやられた。日本軍がジャングルを人力で飛行場を建設し、完成間近い時まで偵察だけしていて、そして兵力を集めた米軍に飛行場を取られた。その後に日本軍が奪回作戦をするのだが補給船が狙われ、多くの兵士が餓死等の病気で亡くなった。日本軍は米軍がガダルカナルは重視していないと判断していたようだ。しかし米軍はアメリカとオ―ストラリアとの中断を招くから兵力をつぎ込んだ。
 今度のソロモン暴動が金持ち中国人が世界中から、テロリストから狙われる事例の始まりかもしれない。コロナの変異株と言い、今は中国政府の強気外交の拒否反応が来ている気がする。日本が2021年東京オリンピックでコロナ戦争に敗北したように、2022年北京冬季オリンピックはすでに外国人観光客が不在となり、さらに南アフリカの新型コロナ株で何か中国人以外の人が参加している、国内大会になる気がする。最もTV観戦ではコロナ感染はない。

 もしかすると第三次世界大戦は始まっていて、ソロモン暴動からということもありうる。

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物価の値上がり対策として江戸時代食事の勧め

2021年11月27日 | 宅老のグチ
コロナの影響が貿易の混乱を招き、様々な見直しがあって、ようやく落ち着き始めたのに、また南アメリカ種のコロナが感染力を増し、増えつつある。すでにコロナの行動制限解除の国も、また復活ということで、耐えきれない人たちの暴動もあるようだ。
 貿易による先進国の食需要の安定が崩れつつある。このような食の物価が不安定な時代は、低価格で安定している缶詰食が良いのだが、沖縄の例から日本では勧められないと築地市場での農大の小泉さんが講演していた。アメリカでは貧困層が安価な缶詰・大きな安い食品(加工食品・砂糖を大量に含む)で命を維持しているため、太めが目立つという。コロナで体重の重い人が重症化リスクが高いという理由だった。アメリカでバスに乗った時、席が凹んでいたことを思い出した。日本のバスで普通のバスと違うのは今では消えた新橋と築地市場内へ行くバスで、車内には魚の臭いが残っていた。昔は飲食店の従業員が手提げの竹籠でバスに乗って運んでいた時代があった。

 物価が上昇するということで、高齢者は減ってゆく貯金と少なく増えない年金で生計を維持し、健康な生活をしなければならない。それには伝統的な食生活で塩分を抑え、野菜と米を中心とした食事にするべきだろう。為替の円安にも関係なく鮮度も良い。そして食の自給率向上に役に立つ。多くの農村票を当てにする政治家が国の金をばらまいたが効率が悪く、結局アメリカ由来のシステムで破壊された。戦前の日本陸軍がアメリカ軍を軽視し、精神力重視で負けた。資源のない日本は地球温暖化で雨が大量に降るようになった。これを災害と見なすか資源と見なすかは今後の日本の力だろう。すでに中国の人は自国の飲料水の危険性をかんじていて、北海道で水資源を確保しつつある。日本ブランドの水を中国で売る時代が来そうだ。ただこの中に日本人は参加していない。
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値上げの冬でも国産野菜が安い

2021年11月26日 | 宅老のグチ
コロナの影響で様々なものが値上がりしそうで、年金生活者の悲鳴が聞こえる。この苦しい人たちには18歳未満の給付金もないだろう。経済問題の評論を聞いていると、日本だけが例外で他の国は給与が上がって調整しているようだ。まだ日本は低賃金で仕方なく働く人が多いと思っている。その低賃金の圧力は働く高齢者から来ている。彼らは年金という基本収入があって、それでは足りないので安くても働く。働くということは健康ということで全体としては好ましいのだが若い人の給与を下げる部分もある。円安になって100円ショップの価格維持が難しいのにまだ看板を変える様子はない。
 アメリカでは気候変動で雨不足で水田耕作が非難されそうだ。米とかの農産物の輸出は見方を変えればアメリカに降った雨を日本には運ぶことになる。いつ日本へのコメの輸出が止まるか想定しなければならない。どの国も自国民を困窮させても輸出することはない。日本では例外的にコメ不足の時に領民を無視してコメを商人に売った時代があった。幕末だった。東北地方で飢饉があっても、自藩主の地位の向上のため贈答品の費用を高騰している米で賄った。多くの領民が餓死し、国力が落ちた。

 今物価が上がりつつあるがこんな時世でも、コメはさがり、野菜も下がる。昔の食事に戻ればダイエットとなり、健康になる。コメ・大根・白菜は安い
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23日筑波山へ紅葉を見に行く

2021年11月25日 | 宅老のグチ
コロナ明けの外出ということで、筑波山へ行く。都内を抜け出たのが9時だが守谷Pはほぼ満車で、運転交代する。そこから筑波山の駐車場を目指すのだが、一番下の市営駐車場しか空いていなく、ケーブルカーの駅に近い所は一杯だった。ケーブルカーの待ちは約40分ほどで、最初は20分間隔で出発していたが帰りは混雑していたので10分間隔で出発していた。ほぼ100人乗りに100人は乗っていただろう。
 市営駐車場から駅まで1時間ほど歩き、汗をかき、服を脱いだが、終点の男山駅は寒く、羽織ることになった。展望するとはるか南に霞ケ浦が見え、戦前なら飛行機操縦訓練を見ることが出来ただろう。
 帰りは20分待ちで降りたが、やっとモミジの紅葉に出会い、写真を撮っていた。その後土浦市中心部にある亀城公園内の土浦博物館で学芸員に調べたいことの紙を渡し、1時間半ほど話したが、車に帰ると、厳しい目が合って、お詫びの品を巨大なイオンモ-ルで買わされた。その後高速で帰ったのだが、20数キロ渋滞で午後7時前に帰った。日没の早い今は葛西とお台場の観覧車がきれいだった。
 感想として、まだコロナ明けの人出は少ないと感じた。
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枕状溶岩のでき方を見て

2021年11月24日 | 宅老のグチ
ハワイの噴火の映像を見て、火山から流れ出た溶岩が海入ると冷やされ、溶岩となる。海水と接触した部分は固まるが内部は熱く溶けている。そこに上流というべき山からの溶けた溶岩の圧力で、固まった部分の弱い所が破れ、次の溶岩を作る。この映像を見ていると言論弾圧をしている人たちも、過去の経験のない情報伝達手段の規制漏れが生じ、さらに本来なら規制する必要もないのに、権力者の意向を忖度する部下たちで、過剰規制をしてしまう例が目立つ。
 中国のテニス選手のレイプ告発は、単なる痴話騒動なのに、日本の衛星放送ニュ-スを遮断したのは、かえって重大な事件告発を考えるようになった。犬も食わない痴話げんかを無視したため、海外メディアも面白おかしく放送し、結局国内と海外との整合性を今検討しているようだ。
 結局近現代の言論弾圧制御の成功例は問題の固定化と別の問題にすり替えることのような気がする。多くの歴史は戦争に導くことで、難問を解決していた気がする。第一次大戦の始まりがサラエボの一発の銃声からという例もある。
 軍隊という組織はどの国でも拡張指向があって、縮小するに困難する。これをうまく解決するには天災出動しかない気がする。
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ペット保険で考えること

2021年11月23日 | 宅老のグチ
もう13歳となった柴犬がほとんど一日中寝ている。老いを感じる。いつの間に家人がアニコムというペット保険に入っていたので、人間と同じように柴犬の緑内障から始まる眼病で通院ということを金銭的にためらわなかった。東大の獣医学部出身の眼科医にペットを連れて診察して、費用の高さでためらう人も見た。ここでは人とも違う命の選択が行われる。生き物はいつかは亡くなる。その様な決断は人間と同様と実感する。ただ愛らしいということだけでなく、我が家の柴犬は家族同士の会話を理解しているのか、医者に行くときに車に乗るのだが、車中でずっと震えている。ドックランに行くときの車中はそのようなことはない。さらに診察後の帰りの車内では行きと違って震えてはいない。今まで目の手術は数回したのだが、だんだん眼圧を制御できなくなって、虐待しているように思え、失明しても見放さないということを確認し、今に至る。毎日の散歩は目が見えないので、嗅覚でいつもの場所でウンチをする。前は他の犬が見えたら吠えている時もあったが、今は風下の時はほとんど気が付かない。吠えられてから気が付くようだ。散歩で電信柱にしばしば衝突するのだが、その時目が見えていないと感じる。家の中は見えないということを感じない。
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安い食品は太る

2021年11月22日 | 宅老のグチ
安さを強調する食品はその安さ故に添加物等で増量し、見栄えを良くしている。さらに価格を抑えるために工夫も多い。漬物の安いものは中国産で、この安さの基本は大量生産と大量配送から来ている。そこで添加物等で保存期間を長くするのだが、これには限度があって、加熱殺菌を限界までするので原料野菜を煮たと同じで歯切れが無くなり、大根が原料のたくわん漬はおでんの大根のような歯切れ感と感じる時がある。さらにコンテナ輸送となるので賞味期間の設定を長くすることで、日本のメ-カ-とその味と品質を提携している中国の漬物メーカ-と同一の製法なのに賞味期限が異なる。中国産の方が長い。最も国産の賞味期限は設定が短すぎることもある。

 キムチなどで日本産の発酵した商品も、在日の人と日本のメ-カ-も韓国産より賞味期限の設定が短い気がする。それは最初に日本の気候が韓国より暖かいし、発酵した漬物を知らない世代の人たちが消費者となっていて、韓国の様にキムチ専用冷蔵庫(温度設定機能がある)のようなこだわりがないことから来ている。もう少しキムチの様に日本人が漬物にこだわってよいのだが、TVなどに出てくる人たちはご飯世代でなく、粉もの世代のようで、長い不況で安さを重視しているので高カロリ-食が目立つ。野菜は高価であまり食べないようだ。沖縄がかって長寿日本一だったが米軍食の普及で今はランクが下がった。米軍の下級軍人は貧困層出身が多く安い缶詰で育っているように思える。ハワイのス-パ-でピクルスの瓶詰めを見たとき、量の多さに驚いた。マックの飲料も日本でLサイズがSサイズのようだ。今の日本で大きいのはコメダのところと思う。年寄りには二人で一個と思う。
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戸籍を消す

2021年11月21日 | 宅老のグチ
勝海舟  上巻 勝部 真長著
『勝』姓を消した縁者という文章がある。
勝家の言い伝えでは勝海舟の祖先は近江国坂田郡勝村から地名をとって名乗ったという。今でも勝町に住んでいる親類の名前は且本さんで明治戊辰の騒ぎで、勝を且本(かつもと)に変えたという。朝敵となった幕臣勝海舟の縁者とみなされ官軍からどんな目にあわされるか判らないと、近所の寺に村の人々が集まって、後難を恐れ、勝の名前を消したという。(81頁から82頁)

 明治以前は戸籍もはっきりしてなく、いわゆる明治の壬申戸籍から日本国民が始まるらしい。戸籍と国籍の本を読んでいるが、役所の戸籍係は一番役人の人気のない部署で難しい案件はすべて上級官庁の指示待ちとなっているようだ。
 戸籍がないと日本人の証明にはならないが、ここで戦後日本から離れた、台湾と朝鮮の人たちの扱いが難しいことになる。昔在日の朝鮮半島の人たちと漬物業界の慰安団体旅行がグアム島で行われた。オプションッア-でサイパン島行きがあって、団体の仲間の在日朝鮮人の漬物業者もサイパンに向かったが、戻りのグアム島で入国管理のところで、差し止めを受けた。どうも朝出発してもビザらしきものがないのでダメという。そこで日本人の旅行仲間たちで団体交渉をして、グアムに戻れた。そこで実感したのは在日の人と日本人のパスポ-トの力が違うということだった。



犬神家の戸籍  -「血」と「家」の近代日本- 
遠藤 正敬著 
 新聞の書評でこの本を読み始めたが、戦後の混乱期の題材で戸籍と日本人の成り立ちが明治の壬申戸籍から始まるようだ。ところが厳密な戸籍制度が日本に生活していて、住民票があればなんとか生活が出来るので無届のため戸籍がない人もあるようだ。さらに海外から観光ビザで日本に入り、不法滞在状態になり、出産等で無国籍になる事例もある。戸籍事務の混乱が戦後にあって、その無国籍の人の戸籍復活方法も書かれている。
 読んでいるとこの戸籍の本質は一般国民は理解していないと感じる。夫婦別姓以前の問題が隠れているようだ。





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動くゴ-ルポスト 年金・貯金

2021年11月20日 | 宅老のグチ
よく報道されるのが郵便局等の金融機関に勤めている人の投資詐欺である。特別の高利回りがあると密かに伝えチョットだけ利息を出し、もっと大口の投資に誘う、豪華なパンフレットと著名なタレントの出るパ-ティで洗脳し、小さな金額から始まり気が付いたときは大金になっている詐欺事件は数多く報道されている。これは年金不安を煽っている新聞とTVの責任でもある。若いうちに多くの税金を払っていて、運悪く長生きして苦しくなっても情報収集し対応をするしかない。
 先行き不安を煽り、小口の投資家の資金を頂点まで持ち上げ、投げ売りで損をさせる。ギャンブルで勝つのは胴元である。
 昔、金さん銀さんという100歳の高齢姉妹がTVで活躍していた。ある時どうしてタレントで働くのかと問われたら、老後資金と言っていた記憶がある。

 今から思うと日教組の教員が自分たちの組織と給与拡大に張り切り、勉強の嫌いな子供たちに労働法や投資教育をしていなかった気がする。ブッラックな労働は平均給与を下げる。

 昔、国鉄の労働組合が通勤電車をストで止めると批判が多いので貨物鉄道をストで止めたことがあった。地方の漬物の荷主は鉄道を維持するためと、安価な鉄道貨物料金であったので、地元を支援する国鉄貨物を利用していた。しかしストで荷物が所在不明となって、仕方がなくトラック便を使った。早かった。ストが終わるとトラック業者が地場の漬物がトラックの東京への帰り便が空くので集荷の値引き攻勢となった。ストで止めた漬物は毎年あるストで都会の得意先の指示で鉄道からトラックに代わり元に戻らなかった。豊洲は広いので移転後の年末に久しぶりに九州からコンテナ便でタクワン漬が来た。賞味期限制度が始まって、多くの青果市場はコンテナで漬物の仕入れが無くなった。大量仕入れで同一賞味期限では量販店の消費者が許さない。輸入品の漬物はコンテナで入るので国産漬物より賞味期限設定が長い。

 多くの人生に失敗した人の話を聞くと小さいときから投資教育をしていないと感じる。政府の言うことを鵜呑みしていたら、人生は楽しくない。そして投資の説明で小さい字が一番に内容を知る必要がある。
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チョット投資させ、ルールを変えむしり取る

2021年11月19日 | 宅老のグチ
先行き不透明な今、首都圏マンション価格が高騰している。財政によるコロナ対策の大盤振る舞いと、アメリカと中国由来のインフレ懸念で、借金の1%が減税される住宅投資が続いているようだ。貧富の格差は給付金を騒ぐにつれ、増税と節税対策を阻止しようとする財務省役人との戦いになっている。この騒動に参加できない困窮者たちが給付金騒動から来ているとは思わないだろう。なぜなら全体でマンション価格が上がっていない。主な都市部だけで、バブル時の日本全体が浮かれた、株やゴルフ用地までの高騰と異なっている。中国富裕層と日本の高額所得者が先高を煽る業者に付き合っているようだ。
 今度のコロナ騒動で病院関係の行動見直しがあるようだ。今までは老女の社交の場でもあった待合室がコロナ感染を恐れ、薬だけの通院を減らしているようだ。さらに近所の町医者の込み具合が、診察券でパソコンで見ることが出来るようになった。このようなネットに関心のある若いシステム医者が生き残り、医学知識のところだけの町医者は消える気がする。今年で2か所の病院に入院したが、体温と血圧測定は看護師のスマホと連動していて、確認だけの操作をしていた。機械が進歩していて、病院の支払いの混雑が嘘のように消えた。すべてはコロナ感染で病院は治療の場所でもあるが病気の感染可能性の高い所と認識した様だ。まだ医者は患者の不安心理とスマホ操作が慣れないことを表向き心配しているが、次の感染症の時は、スマホでマイナンバ-を入力し、リモ-ト初診で済ます人もあるだろう。そこで紹介状をメ―ルで送ってもらい転院となる。当然医者間でネット経由の空き部屋情報システムも整備されるだろう。するとIT知識が少なくネット不安の医者は対応できなくなる。日本とハワイの医者と提携し、休暇でハワイで手術することもある時代が来る気がする。人間ドックは医療費控除にならないので旅行との組み合わせも問題ない気がする。
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為替が円安で

2021年11月18日 | 宅老のグチ
築地で仕事をしていた時、円ドル相場をいつも気にしていた。中国に漬物原料の代金を送金するとき、三菱東京UFJ銀行築地支店でその日の円ドルレ-トが確定するまで暇つぶしで係の人と雑談する。どうやら送金はすぐに当座預金から引き落とされるが、それから一旦アメリカへ送金され、約定レ-トでアメリカから中国に送金される。従って手数料がバカ高い。もちろん節約する方法もあるのだが東京都の監査もあって、不正とかの誘惑に負けなかった。格好いいことだが金額と送金回数が少ないのでリスクを取らなかっただけである。為替予約というものがあって、長期の予約をして、見込みと反対になることもあった。それでも数か月先の為替予約で決算をまたぐ予約は回避していた。
 今急速な円安で、さらにコロナとエネルギ-価格の不安定で何か狂乱インフレが来る気がする。
 長いデフレで日本の40歳以下の人はインフレというものを経験していないと思う。デフレは何もしなくても現金を持っている人が有利で、インフレは現金が目減りするので値上がりしそうな商品と不動産を早めに購入すること、買ったものが下がらず、価値をインフレでも上がる見込みのあるものに替えることだった。
 このことに対処できるのは仕事をしている法人や働く個人で年金生活者はたいがい無視される。狂乱インフレで生活が困窮するのは年金生活者でソ連が崩壊した時、高齢者の悲惨さを知った。若い人は働くことで物価上昇に耐えることが出来る。
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循環経済の情報格差

2021年11月17日 | 宅老のグチ
台東区の中央図書館はカッパ橋料理道具街の外れにあって、2年前は多くの外国人が街をうろうろしていた。今はまだ入国できないので15年前の状態に戻った。

 海外旅行などで飛行機に搭乗し、長時間同じ姿勢でいるときなどに発症する疾患が、旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)あります。地震等の災害で臨時に車中に宿泊し、同じような症状が出る人がいます。
この疾患は、動作が少なく長時間同じ姿勢でいると下肢(足)が圧迫され、血流が悪くなり血栓(血のかたまり)ができやすくなり、できた小さな血栓が肺の静脈を詰まらせてしまうことで発症します。
  • 旅行者血栓症の正式名称は「静脈血栓塞栓症」です。
2年にもなる、新型コロナ感染で、初めの政府の不手際と野党も桜の会の追求ばかりで不手際も重ね、今ではかなり収まったのに、根拠なき自粛で、解除の大義名分がなく今は6次感染懸念とか、インフルエンザと重複感染を強調している。中国と日本はコロナの不安の対処の仕方は異なるが、結果として新生児の抑制がなされているようだ。百度(中国検索システム)に最近のデータで2021年10月までで10%近い出生の減少の中国のデ―タが出ていた。酷い所は30%近く減っていて、これを中国全体の2021年の出生数が1000万人を維持できず、900万人前後もありうる。データの改造が多い中国は出生者を水増ししても、数年後には学校の問題となり、高齢者の介護維持の問題となる。日本や韓国と違って、いきなり移民にならない。

 今度の選挙の公約で10万円があるが、政府の将来の増税、高齢者の増加で公的健康保険料、介護保険料の見直しが予想される。こんな単純な将来の不安で若い人が10万円程度で出産に踏み切れるか。それよりは今度のコロナのような事態が起きても支援があるという情報交番が必要かもしれない。金のない人、年寄りは情報格差があって、支援があるのに知らないで不安となっている。
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COP26、石炭火力「段階的削減」だけど

2021年11月16日 | 宅老のグチ
戦後の小学校の思い出で、教室内に石炭スト-ブがあって、児童がやけどしないように、金網で囲いがあった。まだ給食のない時代で家から持ってきた弁当を昼の前に金網にぶら下げて温めていた記憶が残る。高学年になった時は給食が始まっていて記憶がない。あるのはクジラのタツタ揚げとコッペパンの記憶がある。
 卒業まじかに木造の教室が新築となった。その校舎が間も無く15年ほどの期間をかけて建て替えられるという。区で越境入学のできない混雑小学校で昔は工場労働者の子供が通っていて、午後になればグロ-ブが一つと、バットとボールで三角べ-スで遊んでいた。大手企業のグランドは今の様に警備が厳しくなく、午後のグランドで遊んでいた。今はグランドにはあるが当時は水飲み場もなく、仕方がなくその大手企業の守衛室のところで水分補給していた。
 石炭は燃えた後に石炭カスがあって、どう処分したか記憶がない。多分学校の用務員さんが火の始末とカスを掃除していたのだろう。
 
 石炭が日本では時代遅れだが、近代化にはなくてはならないものだった。和歌山県新宮市は明治期に東京と大阪を結ぶ海上航路の港があった。今は辺鄙なところで大阪に行くのも名古屋に行くのも大変だった。その新宮から文化人が生まれていて、不思議だなと思っていたら、新宮の奥地に小さな石炭鉱山があったようだ。
 旧九重(くじゅうむら・現新宮市熊野川町)宮井を中心とする通称熊野炭田は、明治初期新宮藩が銅鉱脈を発見したのをきっかけに、土佐の九十九(つくも)商会や、三菱の岩崎弥太郎などが関与、明治20年前後には大きく4つのグループの鉱山が出来ていた。その一つが松沢炭鉱と呼ばれ、記録に残る。明治の終わりの大逆事件で死刑となった大石誠之助は新宮の医師で、鶯亭金升の雑俳句の会の俳号を持っていた。この雑俳句の会には新劇の小山内薫と
歌舞伎役者市川左団次の出会いの場にもなった。さらに大逆事件の幸徳秋水もこの会の俳号を持っていた。
 新宮には日本郵船のアメリカ行き航路があって、アメリカへ多くの和歌山県人が行ったのは、情報の入手が正確で速かったと思われる。駿河台の文化学院を作った西村伊作も新宮の出身で、大石とは親戚となる。すべては新宮奥地の石炭鉱山から始まってるとは思わないだろう。さらにその文化基盤の上に戦後の作家が生まれている。
 中上 健次(なかがみ けんじ、1946年〈昭和21年〉8月2日 - 1992年〈平成4年〉8月12日)新宮高校出身

 和歌山県みなべ町で毎年2月上旬に南高梅を見つけた人の顕彰の会があって、そこには県知事とか二階さんが来賓として来ていて、記憶では自民党が4年ほど野党の時代で県のテレビ局も来ていた。その会の帰りに。いつも大坂へ戻るのだが名古屋経由で帰ろうとしたら、新宮止まりの電車しかなく、名古屋行きの電車の待ち時間のため新宮で一時下車し、新宮市内を歩いた。そこで初めて新宮の文化が結構平安末期以上に独自の文化があることを知った。
 明治以後の新宮の文化は石炭積み込み港として日本郵船が寄港して、最新の文化が流入したと思う。

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