徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

慰霊

2010-09-22 17:37:12 | Weblog
 「嬬恋村戦没者慰霊祭」「嬬恋村戦没者追悼式」が行われた。「慰霊祭」は遺族会主催、「追悼式」は嬬恋村である。以前は一緒に行われていたと思うのだが政教分離ということだろう。それはどうでもよいのだが、遺族の参加者がめっきり減ってきた。時間がたち世代が交代しているのだろう。末裔が嬬恋を離れた方もいるだろう。

私にしても対象は父親の兄2人である。生前母親が慰霊祭にだけは出て欲しいと話していた。母親の死後、時期になるとその言葉を思い出す。そんな約束を果たす意味でも参列をしなければと考えている。私などは来賓というより遺族なのだ。遺族会支部長の追悼の辞を聞きながら「靖国」のことを考えていた。伯父2人も鍬や鎌を銃に代え、戦地に赴いた名もない戦士なのだ。

多分、私の子供たちに私の思いは伝わらないだろう。


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