トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今期の繁殖は望めない・・・

2020-05-25 | 何よりの楽しみ
 今期の繁殖期を前にして飼育していた繁殖可能なタナゴが全て失われてしまった。兆候は昨秋からあって魚体の大きいオスから絶命していったのだ。今春、越冬明けから姿を見せるようになってからも一匹二匹と死ぬ個体が続き、最終的には繁殖適齢期に達しない個体だけが残ったのだ。
 失ったタナゴは飼育開始して5年目に突入し、それ以前に成体だった群れだから寿命と思ってあきらめた。それでも未練は捨てられず、成体に達しないタナゴを相手に二枚貝は産卵籠に移し管理していたけれど、産卵管の出ていない群れから産卵する訳もなく、ついには産卵籠から池の砂地に戻したのだ。

 習性なのかどうか、産卵管が出ていなくても二枚貝に興味深々の行動をみせるから、ついつい「もしや・・・」や「ひょっとしたら・・・」と期待してしまう。
 今期の池の環境は、いわゆる緑藻類が繁茂せず、茶色の藻が繁殖してきた。珪藻なのかどうなのか不明なのだが、緑藻類とは異なり池の低層にモヤモヤと増え続け砂地も覆ってしまう勢いがある。時折は排除しているけれど、簡単にバラける感じで綺麗にするのは至難だ。いわゆる「茶藻」と言われる珪藻類なら水中に拡散してくれれば貝の餌になるから大歓迎なのだが、餌にならない可能性もありうるから自前の混合人工餌を給餌している。
 産卵母貝とならなければ、後は肥培するだけなので来季に向けしっかりと管理せねばなるまい。万が一、産卵された可能性も排除せず水草の繁る一角を設定してあるので稚魚はこの中に逃げ込めるだろうが、使わなくなった庭の隅に用意してある浮揚水槽は、住民も無く夏を迎えるのだ。
 蚊の発生を防ぐためにメダカでも入れておこう。


田植えが済んで、だーれもいない田っぽ

2020-05-25 | 感じるままの回り道
 フイールドで活動している母子グループに「田植えをするかい?」と尋ねたら「します!」と言うので苗を用意し代掻きだけ行っておいた。当日は3組の母子がやってきて田植えをするとの事だったのだが、そこで一言。「環境植生だし、収穫までは期待できない環境なので丸でも三角でもハート形でもキャンパスと思って好きに植え付けてください」と言っておいたのだが、結果は普通の植え付けに見える。

 小生的にはスペードとかダイヤとかクラブとかドーナッツとかの幾何学的模様が出るかと期待していたけれど「田植えの摺り込み」は絶大なものがある。自分の象形で植え付ければ先々「僕が、私が!」と楽しめるだろうと読んだけれど無駄だったようだが、おチビちゃんたちは田の中に座り込み楽しんでいたようだし、それはそれで役に立った。

 だーれもいない田っぽ おいらは孤老を確かめたくってー トンボの横をすーり抜けてみたのー 逃げるカエルの楽しさ 息も上がるくらい はやくー はやくー 捕まえてみよー なんて歌ったのは南沙織だったか、わが青春も太古の昔になったなあ。あったかどうかも定かではなくなって「一年一作」もあやふやになりつつあるが、まあ人生も「一生一作」なのだ

謎の大蛇なのじゃぁ!

2020-05-25 | 小父のお隣さん
 ヘビって爬虫類だったか?爬行するけれど虫の字がつくと違和感がある。さて冒頭の写真は会友のOさんがスマホで撮影したものをメールで送ってもらったものだから小生は実物を見ていないし写真自体が不鮮明で拡大すると更にボケが進む。まるで小生ではないか・・・。

 頭部が三角に見えるから毒蛇なのかどうか、マムシなら大人のヒトヒロサイズにはならないだろう。アオダイショウやシマヘビだと想定しても違和感がある。背中の模様が梯子風にも見えるのだけれど外来種なのかどうか分かりかねる。とにもかくにも大蛇だったそうだ。飼育できなくて捨てられた外来種の可能性もあるかもしれない。

 もう一匹は小生が先日見て撮影したヤマカガシで、体長は約60センチ、胴径は30mm以上の大物だった。さすがに首を捕まえて撮影する気にはならず地上だけで撮影したのだが、ヤマカガシでここまで大きいサイズは初めてだ。

                 

Mummy!今度のご馳走なーに?

2020-05-24 | 小父のお隣さん
 「常食ム・カ・デ…」

モリアオガエル産卵期に突入

2020-05-24 | 小父のお隣さん
 三日月池に続き上の池でもモリアオガエルの卵塊が確認できた。樹上から落としてしまったのか水面に浮かぶ卵塊もある。例年、報道される某旅館のモリアオガエルの産卵は今年もニュースになったけれど営業自粛中なのでお客が見上げて指さす構図の写真は無し。毎年恒例の出来事などはマスコミの取材スケジュールで決められているのだろう。あまりワンパターンだと「またか…」といささか食傷気味になる。
 ところが産卵なども毎年恒例、と断定できない出来事だけれど「またか…」と食傷気味にならないのはどうしてだろう。価値の違いなのだろうか小生には解かりかねる。

                 樹上     水面


枝打ちと言うには太すぎる・・・

2020-05-24 | 今日は真面目に
 青葉が茂ってきて樹下の日陰状態が確認できる頃になった。昨年と今春植え付けた幼樹の日当たりが悪い部分が出てきたから思い切って陽を遮る枝を高枝切りで落としてきた。菓子クルミを植えた台地ではコナラとヤマハゼの太い枝、駐車場では樹種名が不明の太い枝を落した。
 
 高枝切りで上を向き両手を挙げて引き下ろす動作は結構きついもので「辛抱辛抱」と言い聞かせながら鋸を挽いた。枝が自重に耐え切れず折れた曲がったりすると鋸刃が挟まれ、にっちもさっちも行かなくなったりして好きではない作業ではあるけれど、日陰になってしまう幼樹の日照を確保するためには欠かせない。
 ちなみに写真の太枝を落したのはトチノキとイチョウの幼樹の日当たりを良くするためである。

    ➡      ➡      ➡    明るくなった 

今日のトンボ「キイトトンボ出た!」もう一種は??

2020-05-23 | 小父のお隣さん
 枝打ちや集積、移植や漏水孔潰しなど、チョコチョコとした作業を重ねいささか「くたびれモード」だ。それでも水見回りと青梅が欲しくてフイールドに行った。
 泥水池の2,3辺りでキイトトンボが複数見られたが小生にとっては今期の初見である。それに加えてクロイトトンボより体長の短い若いトンボもいたのだが、種名は当然不明である。このタイプは今期、何回か見ているけれど撮影出来たのは初めてである。

 キイトトンボが増えてくるとカサスゲやミソハギを分け歩くたびにツンツンと飛び出す。面白い飛び方だと判っているけれど思うのは毎度のことなのだ。

                      種別不明、体長37mm程度

肉桂(枝葉)のテインクチャー出来上がる

2020-05-23 | 何よりの楽しみ
 お茶摘みの手伝いに行った折り、一枝頂いてきた肉桂の枝葉のエタノール抽出が終わり遮光容器に濾しながら入れ替えた。小生、肉桂を使ったいわゆる「ニッキ飴」が好物で、それも濃厚の上、ニッキ粉末をまぶしたタイプが好みなのだ。しかし生活圏の売り場に、この商品が並ばなくなって久しい。欲しければ通信販売で希望の「ニッキ飴」は手に入るけれど、そこまでする必要の無い物でもある。

 呼び方は「テインクチャー」より「ハーブチンキ」の方が覚えやすいけれど「テインクチャー」の方がお洒落感がある。しかしながらこのハーブチンキの用途が思いつかなかった。香りは期待感を裏切るもので「甘ったるい蜜の香り」とでも言うべきか、小生はスパイシーな香りを想定していたのだった。

 この用途はお菓子などに噴霧すればニッキの香りが馥郁と漂うのかどうか、スイーツ作りの趣味は無いし、購入したスイーツに噴霧・滴下してみるのも何だし、まあ、お洒落漢を気取って、お爺が遊ぶ範疇では無い!と言われたような言われてないような・・・。

**黒側勤務の見地帳

2020-05-23 | 合混で闘作すれば
         緊急事態にマージャン依存
                 余人をもって代えがたい ハアコリャコリャ     大本営

         責任通過ン?台詞の強官
                 台本読むのが出演者 ハアコリャコリャ       千秋楽

         どたばた尻目に余裕のカケマー
                 殿口拙渦の隠せ打ち ハアコリャコリャ       茶坊主

         憲法違反の強行閣議
                 世間ご存じ極道々 ハアコリャコリャ        坊ちゃま

         恥る心は見えてもこない
                 信義良識無くて箔 ハアコリャコリャ        業腹箔醜

         十万届かぬマスクも来ない
                 カケマー訓告七千万 ハアコリャコリャ       三密行

         タイガーマスクはあちこちいるが
                 ハジノマスクは毒壇上 ハアコリャコリャ      衆呑童子

         負託に応えて不徳で返す
                 もみ消しファースト鹿馬居愛 ハアコリャコリャ  切られ与三

Daddy!今度のご馳走なーに?

2020-05-23 | 小父のお隣さん
 「蒸し蒸し蒸すわい!無視したい…」

鉋盤の切削屑で芳香蒸留水を作る

2020-05-22 | 何よりの楽しみ
 ゴミ袋2袋分     蒸留前  ➡   蒸留後

 頼まれてヒノキ材の芳香蒸留水を作ることになった。用意された鉋チップは家庭用45ℓゴミ袋2袋だった。家庭用圧力鍋を蒸留鍋に転用しての装置だから全て消費するとなると何日かかる事になるやら。まあ、そこまではする必要が無いから余計な用途が妄想されてしまう。
 一回分の使用量はどれくらいか見当もつかなかったが鍋に押し入れて200g入った。しかし蒸留終了後に開けてみると中央部に蒸気が行きわたっていない部分があった。考えてみれば乾燥した材に蒸気を通せば水分を吸収し膨らんでしまうのは当たり前で、結果として内部膨張して通りが悪くなったのだろう。この点から2回目以降は150gで蒸留した。
 1回目チップ200g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、薄い乳白色になった。精油分は生葉より断然多いが、加熱前のチップ臭と比較すると加熱後の方が香りの質が落ちたように感じた。熱変性しやすい物質でもあるのだろうか。30分の蒸留時間で鍋に残った湯は500mlで水分のロスは600mlとなった。精油分は多い。

 2回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、一回目と比較すると透明であった。理由は分からない。400ml採水するのに80分を要した。蒸気逃がし弁が作動するので火力を絞ったためなのだが理由は不明だ。残った湯は400mlで水分のロスは700mlとなった。加熱時間が長かったから致し方が無い。精油分は多いが一回目と異なり水は無色透明だった。

 3回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、要した時間は30分で蒸気逃し弁が作動することなく順調だったが水は薄い乳白色。蒸留の度に透明度が変化するのが分からない。

 4回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水し1,5リットルボトルに満杯とした。この回も薄い乳白色を呈し300ml採水に要した時間は40分で湯の残りは500mlだった。水のロス分は600mlとなる。

 4回の蒸留時間の平均は45分、残水平均500mlで水のロス平均400mlとなった。4回分の採水に使ったガラス容器の内側には油分がべったりと付着して精油が多かったのが一目瞭然であった。もったいないから浴槽の中で洗ったのだが手のひらに付着した油分は洗い流した後も香りは失われたがスベスベ感として残っている。

 鉋チップの微粉末はお茶のパックに入れ入浴剤として試してみた。一包では少ない感じで、小さな洗濯ネットで一掴み使う程度にすれば香りを感じられそうだ。これは次の入浴時に二袋50gで試したが少なすぎる。やはり100g単位が良いかもしれない。
 さらに大きめの洗濯ネットに入れた分はピローケースで包み枕かクッション代わりにして芳香を楽しめそうだ。きっとリラックスできると思う。もっと広げてヒノキ紛のシートなども寝ゴザに勝る快適さがあるかもしれないなどと、いつも通りの妄想三昧が始まってしまった。この性向は治りません・・・。

 後日、この件で製材所の意見が伝わってきた。「チップは乾燥すると微粒子化して細かい目でも通り抜けるようになるから密の生地でも使用後は大変です」との事だった。いい香りなのに惜しい惜しいおしん・・・。

Mummy!今度のご馳走なーに

2020-05-22 | 小父のお隣さん
 「やっぱ、視線感じるわぁ」

ただ一面に咲き混んだ・・・。見てない!

2020-05-22 | 感じるままの回り道
 4月29日、お茶摘みの手伝いに出かけて昼休みの時だった。茶園の路傍に綺麗なと言うべきか可憐な花が咲いている。「キュウリグサか?」寄ってみたら違った。初めて見る植物だった。茶園の息子さんに訊ねたら「マツバフウラン」だという。肥料に混入して定着した外来種との話だった。
 ご主人が言うには「ミカン畑の下草は、これの大群落で綺麗ですから案内しましょう」と誘ってくれたものの、寸時も疎かにしたくない茶摘み時の昼休みに気を遣わせご足労掛けるのも申し訳なく、付近を歩いて少しばかりまとまった場所を見つけて撮影出来た。

 見る事は出来なかったもののミカン畑一面に咲き乱れている風景はさぞ絶景なのだろうと想像した次第だ。名前の通り葉はマツバ状で乾燥に強いのをうかがわせる。種子繁殖しやすい植物で性質も強健に思えたし、外来侵入種には違いなくても嫌われていないのは「可憐で日本人の心情に合う」事や「雑草化していても邪魔にならなず、かえって他の強健種を排除して手間なし」なのが受け入れられている理由だと推察した。

 聞いた名前は「マツバフウラン」だったのだがS先生にお話したら「マツバウンラン」だと訂正があった。ネット上でも名前の訂正記事があった事を見ると「くちこみ」で伝わっていったことがうかがえる。まっ、どうでもよい事ではあるが。
 この花、我が家への侵入雑草となり席巻されてもきっと排除しないだろう。そんな感じだった。

              

Daddy!今度のご馳走なーに?

2020-05-21 | 小父のお隣さん
「たんたんタヌキの…じゃあなくて!」

情に竿挿せば流される。知に働けば角が立つ・・・とかく草刈り難しい

2020-05-21 | 感じるままの回り道
 折に触れ「選択的刈り払い」の必要性を話して来て、刈り残したい植物と衰退させたい植物も実物を見ながら伝えてきたけれど、例年全草刈り払いになってしまうのがオチなのだ。今期も刈り払いが始まって「通路の刈り払いをする」と作業に入る時、小生は帰宅時間だったのだが、翌日見たら丸刈りになっていた。それも「水辺周囲」なので落胆を隠せない。

 「マーフイの法則」その通りの展開なのだった。今、刈り払ってほしい場所はほかにあるけれど「人優先の刈り払い」だとこうなってしまう。他グループの刈り払いを見ても「全草刈り払い」で「選択的刈り払い」はまず行ってはいない。選択的刈り払いを自分で行ってみると理解できるのだが「まったくもって無精者の刈り払い・・・この横着者」と思われる風景になる。「刈り払った!」と言う満足感やすっきり感が無いのである。
 農耕社会だった歴史を紐解くまでも無く「野草」は「雑草」で邪魔ものでしかなかったろうし、ましてや「環境保全」や「生態系維持」などの視点や思考を持たなければ容易に「伝統的刈り払い」は遺伝子から排除出来ない代物なのだった。

 それにしても水辺周辺を丸坊主にさせられるのは如何ともしがたい。「情に竿挿せば流される。知に働けば角はたつ」てなもんや三度笠・・・。