トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

産卵管が出てこない・・・

2024-05-09 | 小人閑居して憮然

 庭の池での自然繁殖⁉とは言い難いのだが浮揚水槽に母貝を移して稚魚を保護するシステムは止め、可能な限り親魚と仔魚の同居生育を図らんと仔魚が吸いこまれ殺される凶器となるウオータークリーナーを廃し曝気循環式に替えて産卵用母貝には給餌のための弱い水流を発生させる装置に改変したのが今春の事である。大きく変化したのは水質で、澄んで水底の砂の粒まで見える清明さは無くなり薄く濁りが入った水になっている。これはフイールドの溜まり水と同等に見えるし観賞魚でも無いので構わないけれど夏場になってアオコの大発生に遭うとこれはこれで心配の種である。

 タナゴのオスの婚姻色は3月には現れているもののメスの産卵管が見えていないのが気がかりである。思い起こせば昨季も産卵管が出ていなかったような記憶もあるけれど記録をしていないので何ともはやである。水中の魚体近くで何枚か撮影したものの薄濁りの水中では個体すらしっかりと判明が出来ない状態で無理だった。そこで浮上性の餌を撒いて水面で確認したもののやはり産卵管が確認できない。泳ぎを見ている限りでは魚群は元気だし同居しているメダカも大泥鰌たちも元気なのでホルモンの問題かと思いつつも理由が判らない。

 稚魚用の生息場所としてマツモの藻場も用意してあるのだがこのままだと棒に振る事になりかねない。魚溜まりは砂泥でなく川砂を入れ母貝の生息場所にしたのだがドブ貝の環境エンリッチメントを考慮すると砂泥にしたいところである。しかし当初、砂泥にしたところが濁りが取れず魚影も見えない有様で取り換えたのだった。これは泥鰌によるかき混ぜで濁ったと予想して川砂に変更したのだった。ただ泥鰌の潜り込みたい習性を考慮すると対応が必要になり、写真左上のモヤモヤがそのための泥鰌用人工藻床で、これは太目の毛糸を足長絨毯風に織ったエッ!品だ。これは泥鰌様も気に入ってくれたようで恐悦至極である。その泥鰌様は写真右下に見えるが泥鰌様の仔魚は二十年ほど飼育していても現れていない。その代わり大きな泥鰌は親指大の太さで体長18cmほどになっていて蒲焼にすれば美味しいかも・・・いけない池内堪忍堪忍…。

     


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