トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥土も積もれば堤となる

2018-12-31 | 水辺環境の保全
 暮れも押し詰まった29日にようやくの初霜初結氷となった。それまでは当然、凍結していないから水辺の保全作業が続けられた。てな事で、この日も上の池から浚い上げた泥土を棚田の法面に運び積む作業を続ける。
 掘り上げた泥土を肩の高さにある道路の一輪車に投じ100m以上を運ぶ事を繰り返す事10回程度でギブアップだ。冬至前からの連日作業では面白くもなんともないのである。

 それでも堤が太り傾斜が緩やかになっていくのが見えるから続けられると言えるだろう。望むは法面が「自然傾斜角」に達するまで泥土を運びたい。運んでも有機質が分解を始めミミズなどが生息を始める来春以降に威之志士様に破壊されるサイクルであるけれど、ここで手を抜くと全てご破算になるのが確定している環境である。

 まあ、「水商売」であるからにして「儚い」のは致し方も無く、身の置き処もない高齢者としては身の振り方・始末は「墓無い」に傾いている以上、続けるしか無し。「泥水じゃあ、濡れて参ろう…」と半平太を気取っても立っているのは裸木ばかりで落葉さえカサコソと離れていく…。
 それにもめげず行えるのは「見よわが雄姿!」泥達はしっかりと寄り添ってくれている、に他ならない。

   写真だと傾斜や荒れ具合が分かり難い  ➡   まだ途中…

ようやく初霜、初結氷

2018-12-30 | 感じるままの回り道
 29日朝、お天気情報で最低気温マイナス0.3℃とあった。室内とは言えPCの前も5℃で、さすがに指も足も冷える。
 動物積み木のバリ取りにオービタルサンダーを使わなければならず、粉塵作業なのでご近所で網戸を洗っている近くの庭先とはいかず拠点で作業するために出かけた。

 玄関横、メダカの産卵やタナゴ稚魚用として浮上げ水槽に使う藻の水盤も凍り付いて、草削りでコンコンしても割れなかった。自宅は山近い郊外だから報道数値より気温は低いだろう。拠点の温度計は駐車場、道具小屋ともマイナス2℃を示していた。当然、谷地は降霜し池は全面氷結している。
 思い返すまでもなく暮れも押し詰まってからの初霜・初結氷は初めてで、そのうえ初霜と初結氷が同日も初めてである。誰が記録するということもない気象ではあるが記録に値する。

 まあ、喜べない事象ではあるけれど凍結期になった事で、しばし水辺の保全作業からも土木からも解放される。年明けからは林内に入り間伐を兼ね保全用の材を集めることになるだろう。

 前日の28日に姿を見せたマユタテアカネも、この気温では地に落ちて霜まみれだろうか…。いわゆる「しもまみれ」や餌食よりどれほど良いか、同族他者は白い野辺の送りで塵に還る事など夢のまた夢だったはずである。南無阿弥陀仏。

       水盤の氷結      初霜      全面氷結

旦那等ワイワイ段駄羅ダラダラ年忘れ

2018-12-29 | 合混で闘作すれば
イカの漁場に通う猿
         斯様はいかんよ大和堆           ご隠居

イカを盗るのはいかんぜよ
         怒っとるのだ山盗ったい           隆盛         

センセの心は今際も浮気
         今はもう飽き恥知らず            忍び妻

スカンクの臭くって兵器
         草食って平気ジャンボスカ         トロル

理は根が底部なり
         ネガティブなり飾り形             アルラン

綺麗すぎ市議立つ騒ぎ
         鴫立つ沢木ハゼうるし            高梨

月が出た出たサノヨイヨイ
         左脳良い良い芸術家             佐野酔知

初登頂凍り山雪   
         郡山行き始発便                 雄一郎 

漬け樽の上部菜空だ
         丈夫な身体指の先               スマホ蛸

身は軽きポジティブになり
         ポチデブになるおせち漬け         スマホ正月 

           

今日のとんぼ「冬至から一週間」

2018-12-28 | 小父のお隣さん
 昨夜は季節風が強かった。日本列島は寒気の襲来とかで、当地にも初霜が降りると期待していたが最低気温が6℃台では無理だった。
 それでムラムラしたのは「まだ居るかもしれない…」という期待だった。拠点で少しばかりの工作を終え11時頃にトンボ池の日溜りに行った。気温は9℃、「居ないか…」と諦めて踵を返した後で一匹を発見して撮影する。

 しみじみ見れば翅は透明性が失われて傷んでいるが飛翔には差支えが無い様子だ。昨日も見て今日も見て同じ個体かどうかはともかく、冬至から一週間も過ぎたのに生存しているなんて想像だにしていなかった事態である。
 明日、29日頃に本格的な寒波が届く予報で初霜となるかもしれない。これが本当の今季最後の一匹になるのだろう。

              

干支のプルトイを作る 2

2018-12-28 | 何よりの楽しみ
 前回から日を置いて着手する。フイールドを優先すると工作は午後となり日陰の庭では踏ん切りが悪くなる。とは言え、片付けない限り居間に転がっているだけなので正月も出来ない。

 前回は前輪制作までで、今回は軸穴あけと後輪の削り出し、車軸の切断である。後輪にする材は手摺を輪切りにした物があったので使ったが中心に軸孔が無い。コンパスで中心を出し穴あけしても真の中心ドンピシャとはいかずズレが生じる。これを解消するために回転加工は必須である。
 それでも板材を円形にくり抜き回転加工するよりは早く、後輪の様に追従するだけの車輪はこの程度で構わない。この後輪は一輪で作る心算だったけれど後脚の間に組み込む必要があって、その分加工の手間が増える。そんなことで今回は手っ取り早い二輪仕様にした。

 前輪の偏芯軸孔加工と本体の穴あけ     前輪の偏芯輪

                 後輪の同心軸成形      後部の同軸輪

今日のとんぼ「記録でた!ギネス級」

2018-12-27 | 小父のお隣さん
 正午少し前、帰宅前にとトンボ池へ向かう。「もしやトンボがまだいるかも…」の淡い期待があっての事である。
 数日前に最低気温3℃台を記録していても初霜には至らなかったし曇天があっても日中の降雨も無かったことから「あわよくば…」と目論んでみたのである。今日の最低気温は5℃台でフールドの気温は9℃だった。二桁には達してはいないが風も無く日溜りは暖かい。

 てな事で、トンボ池の北端、日溜り付近をゆっくりと探し歩む間もなく飛び立った。直ぐに降り立って枯葉にとまる。輻射熱で暖かいのだろう乾燥した枯葉が出現期末期の定位置である。明日以降は寒気が入り週末は初霜が予想されるから、今日明日辺りが今季の出現見納めに違いない。

 それにしても例年より20日近くも命脈を伸ばしている。冬至を過ぎての飛翔体、写真の個体は間違いなくレコード保持者なのだが、誰に称賛される事もなく人知れず消えていく個体でもある。愛好者では無いものの楽しませてもらった小生としては「今期もありがとう」と思いつつ見ていると、感情失禁真っ只中の孤老としては胸が熱くなる。

              

沈泥池の泥浚い

2018-12-27 | 水辺環境の保全
 冬至も過ぎたのに初霜も無い。当然結氷などするはずもないから地表は凍土にもなっていない。そんなことで例年なら作業を行えない泥浚いと盛り土での保全作業が続く。

 この日、沈泥地の泥浚いと堤の補修を行った。浚う泥土は夏の内に水を抜くために盛り上げていた部分で一輪車で十数杯分に相当する。一車運ぶ事に枯葉を置いてカウントしていたのだが「近いところから忘れる」という短期記憶の劣化から枯葉を置き忘れして正確な数字は出なかった。まあ、一輪車で二桁を運んだのは確実。
 堤の補修は威之志士様に由る崩壊部であるが、池を掘り上げて深みも造っておかないと凍結時に水底まで凍結してしまう。せめて水が通る程度の余裕は越冬生物の酸素補給を考慮すると必要だろう。

 一輪車で運搬する砂泥の量は、これだけ回数を重ねても掘り取った量はしれているし、それ以上に積み上げた部分は更に量が少なく見える。とは言え「泥土の一杯でも日干し煉瓦のひとつ」にはなるので「万里の長城」夢ではない・・・夢である。

 掘り取り始め  ➡   掘り取り終わり

                堤の補修  ➡   終了

三種の身技

2018-12-26 | 感じるままの回り道
 来春には「三種の神器」の出番が来るが、小生的には春頃から悩まされている「ン十肩」、緩やかに痛みの強さも増し、とうとう秋の中頃には夜間疼痛が出てくるようになって「三種の身技」を出した。
 雪深い田舎で育った土地柄で、痛みに我慢出来るタイプだと思うのだが、夜間のトイレ以外に目覚めるのに音を上げ11月のある日に整形外科を受診した。40代の頃の四十肩では受診すらしていなかったのに、である。

 画像と腕の可動範囲と痛み具合を確認した結果「骨に異常は有りませんから軽めの鎮痛剤を一週間分出しておきます。副作用が無ければ増量します」との診断だ。痛みの元を「断つ」にはつながらなかった。「骨に異常はないだろう」は自己診断出来ていたし長引くのは承知していても原因に対処してくれないのでは受診した意味がない。
 結局、痛み止めは服用せず再診もしていないし「セカンドオピニオン」も糞喰らえの心境になった。

 「自分で出来る事は何か?」で、連続して使用していたら当然のごとくかぶれた湿布の間隔を開けるためにお灸を入れて、フイールド作業中は肩関節に温熱シートを貼った。これだけで随分と痛みは減ったものの就寝中には使えない。そこで気が付いたのは「しもやけの薬を塗る」事だった。昨季以前に使用した残りがある。

 「しもやけ・あかぎれ」の薬を「ン十肩」に使う根拠は「血行不良」があるからだ。夜間疼痛時、擦っていて気付いた事は「掌より肩や上腕が冷たい」という事実で、外気に晒される掌より衣服内の肌が冷たいのはただ事ではない。塗布薬で血行を促進するのは「しもやけの薬」しか思い浮かばなかった。結果は「OK」、塗布して就寝した夜に疼痛は発生しなかったのである。
 しかしながら成分表示を見ると「トウガラシエキス」が入っている。耳たぶのしもやけにはシーズン中塗布していたが今回は患部が広い。そこで老化脳を動員し出した処方が「ビタミンE入りのクリーム」だった。

 温熱シートは野外活動時、湿布剤は夜間の痛みに、お灸は台所換気扇の下で随時、クリームは風呂上りに両肩の三角筋にたっぷりと塗り込んだ。時折りは肩関節のストレッチを行って一カ月、夜間疼痛で覚醒する事態は無くなった。
 しかしながら三角筋の上腕背中側が冷たいのは残っているから根気よく付き合う必要がある。上腕背中側が特に冷たいのは寝相が良すぎる事に由る事もあるのだろう。「良い寝相」は腰痛発症の原因になる事は最近知った。この年になって「死ぬまで付き合う仲間」が増えるとは、孤老にならなくて泣ける。

 手元の「肩こり・腰痛対策」の冊子を読み返して「夜間疼痛」は主要な症状と知ったが、小生的には「就寝時疼痛」で、起居中の夜間には発生していないからだ。まあ、三角筋の冷えイコール血液循環を促す必要がある、と想定出来たのは疼痛で擦っていたためで「人間万事塞翁が馬」なのかもしれん…。

干支のプルトイを作る 1

2018-12-25 | 何よりの楽しみ
 1月末の「森の市」に出品する玩具にプルトイの猪を用意したくて作り始めた。杉の厚板を「何かに使えるだろう」と持ち続けて、ようやく用途が見つかった。
 杉材の赤茶色と荒い木目が何となく「瓜坊」を彷彿とさせる雰囲気が出るだろうと独り気が逸るのだけれど工作ばかりに集中も出来ずなかなか進まない。

 これでは終わらないと屋外作業日和りに自宅で工作に入った。デザインを決め糸のこ盤で切り抜き本体5個分が採れた。車輪にする材料を思案してみたが、結局はブナ材の切れ端を丸く切り出して木工旋盤で円形にした。
 中心に軸孔を開けられれば加工も速かったのだが、走る時の上下動を表現したいから偏芯軸にする。これで中心部に固定具を使えなくなりサンドイッチ式で挟み込み削る。

 残りの加工は軸孔と軸の加工と合わせ、本体部の角を落として丸みを付ける作業とオイルフェニッシュとなるのだが、どこかで1~2日使わなばならない。年内に完成させたいが、どうなるやらだ。イベントは矢のように迫っで来る。
 先日、正月を済ませたばかりのようにも感じるが新たな正月は目前になった。「老人の一日は長く一年は短い」とはよく言い得たものだ。まあ、「光陰矢の如し」増して「猪突猛進」では小唄も出ない…。

 イラストより形作り   ➡    糸のこ盤で切り出し

                 車輪の切り出し   ➡    旋盤加工

お愛想程度に泥浚い

2018-12-24 | 水辺環境の保全
 イベント出品用の材取りを拠点道具小屋で行って、昼までには多少の時間があったからお愛想程度にトンボ池2の泥浚いをする。

 小さめで浅いから重要視はしていない池であるけれどヤナギの大木にはモリアオガエルが産卵するしヒキガエルも産卵する。ましてやオオアオイトトンボの集団産卵が見られる池の端ともなれば、重要視はしていなくても手入れは欠かせない。
 池が浅いのは棚田時代の耕土が流出してしまい基盤層が地表近くにあるためで、水深は10㎝程度である。固い粘土層を掘り上げる気にはならずそのままにしておいたけれど、やはり深みは欲しいし畦の高さも欲しいのである。

 見た目で「低くて危ない」と思える部分だけ基盤層を掘り取って積み上げた。一部だけであるが水深30㎝の部分が出来たので水の供給が断たれた時でも干上がり全滅の事態までの時間稼ぎにはなるだろう。

12月定例会

2018-12-23 | 月例会
2018/12/15(土) 9:30~13:00

会員 7名
活動 林内整備

 夏以来、進まなかった林内の片づけを実施した。風倒木や除伐木を切断し集積するだけの事なのだが手間暇を喰う作業でもある。一通り片付いて、ようやく林床がすっきりした。
 林床に障害物が転がっているとネザサ刈りのストレスになる。執念を燃やし周年数回は地際から刈り払い続けていかないと直ぐにシュートを伸ばしてしまう。親の仇と思わねば続かない。まあ、かように執念を燃やしていても我が身が燃えてしまえば元のネザサ藪間違いなし…。

 明るい林床の木立にしたいけれど実生樹の育成中でもあって最終的な樹種選択はまだ行ってはいない。高齢化と退会者の刃こぼれで作業能力が落ちていく一方の中ではビジョンやイメージがあっても水辺の保全維持は待ったなしの手間が必要で、森作りは思い通りに行かないのが現状である。

      集積      徐竹     集積部A

*一様来伏 スイスイスーダラダッタ

2018-12-22 | 性向有毒の翁なれば
           権力があるから猟を欲しいまま

           金木犀鼻だけトイレの中にあり

           文春の記者晦日も張るのよね

           もののけの館戯事堂背後霊

           責任も触れぬ輩の笑み妄了

           あの国この国お坊ちゃま大糞投

二つ池の畦盛り補修

2018-12-21 | 水辺環境の保全
 毎度の越境作業で独りよがりでも数多某国のような信義則も存在しないような事はしない。全ては水域環境の安定化のためなので覇権を行使したいのではなく我が身を派遣して環境安定化に役立てるだけのことである。
 国家・国政の体裁を取っていても煎じ詰めれば「強欲」しか出てこないというのが恐ろしい。

 さてさて師走も押し詰まりトンボの姿も消えて水辺の作業も凍結までの何日かを数えるだけになった。この時期に済ませないとまた先送りが続いてしまう。「水が温んでから…」ではカエルの卵塊があるし遅らしてもオタマジャクシの存在期が長く続く。結局は手足が冷えるこの時期にやるのが無難かなあ…と相成った。
 と言ってみたところで掘り上げてみればドジョウは出てくるしヤゴの姿も垣間見える。目に留まった個体は水域に戻すけれど泥に埋もれた個体も数多居るのであろう。もう「即身成仏南無阿弥陀仏」であるけれど不要な殺生は意に沿わなくても犠牲を皆無には出来ないのが此岸ならではの事だろう。

 二つ池の畦盛りも下棚側だけで済ました。上棚側、法面の下は、ここも威之志士様の跋扈場で泥濘化しているが手当てが間に合わない。水系の破壊につながる要素は低いので後日の補修とした。
 とは言え気掛かりな部分で、この泥濘化した部分の先、浅い水域はニホンアカガエルが多くの卵塊を置いていく場所なので浅い水域は保ちたい。そのため水際線を前進させ太めの護岸木を横たえ、泥濘化しても良い畔を広げたい。
 こうすれば浅い水域に泥土の流入も防げる思惑なのであるけれど、先立つ丸太を調達しない事には始まらない。「材をとるところなからん」では始まらないのである。

                   ➡    

廃棄量の方が多い…

2018-12-20 | 感じるままの回り道
 一月の「森の市」に向け出品物の制作を開始した。11月の「里山祭り」は御輿を担ぐ連が無く世話役が腰を上げなかった。まあ、かように高齢化したと言えるのだろう。
 そんな何やで着手が遅れ作業期間は一カ月しかなくなって、フイールド作業を返上して取り掛からねば片付かない。午前にフイールド作業、午後は自宅で工作が順序としては無駄が無いのだが、午後には庭に陽が当たらなくなる。吹きっ晒しの縁台での作業は好みとは言えないのだ。

 しかしながら陽の当たる午前だけを工作に使うと午後からフイールドでは「どうも…」てな感じになって、朝から工作を始めれば午後も3時過ぎまで凍えながら工作をする事になる。現在は「動物積み木」をジグゾーで切り抜いているのだが目標の半分、80体で既に肥料袋いっぱいの切れ端が出た。
 材料にしているブナ材は前回の「森の市」終了後、隣地の木工所から端材を頂いておいたもので、一辺が10㎝程の三角材である。何に使えるかは思慮の外だったけれど、とりあえず確保しておいた材だ。押し詰まってようやく「動物積み木」に固まったけれど、手元にある型では大きくてサイズダウンして制作している。これが切り抜く時の手間の素になってしまい時間を要している。
 元の型は糸鋸の取り回しを考え小さなカーブは糸鋸を操作しやすい大きさにしてあったけれど縮尺した結果、切り出しの操作性が悪くなってしまった。

 怪我するのも何だし、端材そのものがギリギリなので入り組んだところは目打ちて押さえつつ糸鋸を進める。固定も確実だし振動も減少する。
 この日はようやく半数に達したけれど材が切れて中断。拠点道具小屋まで取りに行かねばならない。廃棄量が嵩張って多くなってはいるけれど、積み木に転用しなければ産業廃棄物として焼却処分になった材だから、少しは資源の有効利用になっただろう。

棚田の畦を補修する

2018-12-19 | 水辺環境の保全
 関係者誰もが知る越境行為ではあるが主権の主張はしないから紛争の種にはなっていない。どちらかと言えば、言わなくとも「水系と環境保全」に役立っているのである。
 一応は断りと了解を得た上での作業だけれど、越境してまでも作業を行わないと小生の領分の崩壊につながる。「水系」とはかように分断管理出来るものではない。

 凍結前に一通り、畦や堤の補修をしておきたくて手をだしたけれど水域内には立ち込まず、長柄のジョレンで泥上げして盛った。ジョレンを打ち込み泥を引き上げる一連の作業は、シャベルで行う作業より格段に早く身体に優しい。これもジョレンの柄を長くしてある事に依り、通常の長さだと立ち込み作業にならざるを得ないし、動作の流れとしても負担が大きくなる。

 講釈はともかく池の下手側、つまり下棚側だけに泥を盛った。上棚側は威之志士様の掘り返しで既に泥濘状態で畦の痕跡も無いけれど、越流や決壊の恐れは構造上、全く発生しないから今回はパスした。と言うより「業を煮やした上に根負け」なのだ。整えたくても小生一人工、向こうは数十猪力で夜討ち朝駆けでは太刀打ちできるはずも無し…。

 一通り、泥を盛ってみれば見た目にも安心感が出た。喫水線ギリギリに減った高さが10㎝でもかさ上げされると見た目だけとは言え安定感は大きく向上する。まあ、そうは言っても独りよがりには違いない。

 水際は散々の手太楽       ➡