トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池1の泥浚い

2024-05-10 | 水辺環境の保全

 この日の作業は泥浚いと言うより越流して浸食された法面の補修のために流れて堆積した泥土を浚ったと言う事になる。この日の最高気温は夏日となって午前より暑さを感じる雰囲気ありありだった。作業の性質上、ジョレンは使い難いから立ち込んでスコップでの堆積土の掘り取りと積み上げになったから腰を傷めない様に浚う土の量と作業姿勢については十分な注意をしながらの作業になった。

 今回、越流で崩された法面は冬の間に設え直しするつもりだったのだが優先事項が次々と現れて今になってしまった。泥水池の泥土は全域浚う必要があるのだが、とあえずは後回しが続く。この水域も夏場にヤマシギらしき鳥が塒にしている様子なので水深を深くしておく必要はやまやまだけれど毛髪を抜いて息を吹きかければ解決する素地も無し。粛々と片付けを続けるのみである。しかしなあ、「何時まで続く泥濘ぞ!」と難渋した兵士のつぶやきが判る気がする泥の中、気づけば阿弥陀の御手の中。てなもん泥三度笠・・・。

 さて写真土の中に見える白い物体は太古の牡蠣殻化石で、キジョランは石灰質を好む…なんて記事を読み化石層から採集し砕いて定植部に撒いた事もしたのだが芳しくは無かった。S先生のフイールドワーク等からの見解によれば「そうでもないのです」ともお話されるから生育不良の原因は何なのか化石層、いいえいっそう判らなくなった。まあ我が人生、混迷に始まり不明で終わるのかもだけれど小生も既に社会的には化石と化しているワイナリー。

 話は変ってPC前の小窓はイソヒヨドリが育雛中の庇の上にあるから巣立ちまではブラインドを下ろしているけれど隙間からは隣家の勝手口庇が見えるのだ。餌を運んできたオスは一旦その庇の上に降りてあたりを注視・確認してから巣の入り口に飛び込む。これが素早くてトレイルカメラを仕掛けたのだけれど巣に入る画像は間に合わず出ていく画像だけが残ってしまう。これでは出入りの回数は記録出来ても餌の種類は判明しない。今のところ餌を運ぶのはオスだけなので抱卵中なのか保温が必要なのか分からないもののカメラ本体はPCと接続できず現在、メーカーで点検中だから今期の育雛記録は大失敗と決定した。あーあ、川の流れのように今日も逆らえない・・・。


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