トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**いよいよ佳境だ コロナの進軍

2020-07-31 | 性向有毒の翁なれば
両手もろ上げ打つ手もろ下げ
               やけっぱちだでワーケーション ハアコリャコリャ


失策続きは選挙に悪い
               ここは一発ワーケーション ハアコリャコリャ


不要なマスクに不急なワーケー
               それでも会見自画自賛 ハアコリャコリャ


使えぬマスクにシャッフル観光
               エピ人間でバイオテロ ハアコリャコリャ


政府は無策コロナは王手
               穴熊だけでは先は無い ハアコリャコリャ


医療者排除密儀で決める
               あな恐ろしやド素人 ハアコリャコリャ


不要不急の糊塗策打って
               必要緊急影も無い ハアコリャコリャ


人の弱みを外さぬコロナ
               政治の歪みで街は病む ハアコリャコリャ



朝顔の空色

2020-07-30 | 小父のお隣さん
 伐採の通路作りで腐木を一本伐った。その時に初めて気が付いたキノコだ。もちろん初めて見たキノコだし、ただ朝顔の花のように表面の濃淡を感じたのだった。
 撮影は伐採してからだったから切り屑で汚れてしまったものの様子は判るだろう。近年は水商売が忙しく地表を見るような機会が無くてキノコにはご無沙汰している。雨後、枯れ木に発生したアラゲキクラゲを採集するのもご無沙汰の限りで、今は会友のYさんがとってかわった。

 初めて見たキノコだからとりあえず図鑑を開いたけれど似たような笠のキノコは無く「ソライロタケ」が色が似ている。でも笠が扁平と山高では同一種かどうかも推測できない。まあ、一期一会と思って目の保養である。

        

GoTo避暑、かい⁉

2020-07-30 | ペット
 池の二枚貝の健康状態が思わしくない。3月初めに確認した個体、ドブ貝3、マツカサ貝13だった。7月に入って4枚が砂底から姿を現し殻を開いてしまった。マシジミも開き切って貝殻になってしまったのが目立つ。理由や原因が分かるなら対処の仕様もあるけれど、水温はまだ25℃前後を推移しているし特別に高温であるはずも無い。マシジミは大きいサイズだから寿命と言う判断が出来るけれど、同じ二枚貝のお陀仏を見ていると共通の要因も疑う。

 給餌も怠りなく実施していたが、河川の珪藻付着状態が定期的な増水で成長が無く、今期は与えていないのは事実なのだが、それだけが理由とも思えぬ。
 そこで禿げ頭を傾け溝の浅くなった脳味噌を動かして得られた対策は「上の池に疎開させる事」である。カワニナはいるが二枚貝は皆無の池であるけれど、むざむざ庭の池で衰弱させるよりは「夏場の保養池」として環境確認はしておきたい。水温は確実に低下し安定するのは間違いないけれど止水域なので緑藻類がどう影響を及ぼすか、ここは賭けみたいなものである。
 そのため貝用の生簀を用意しなければならないのだが、それは庭でさらし物になっているタナゴ稚魚の避難器を転用した。これの上縁に補強を兼ねた蓋を取り付け池の中に打ち込んだ2本の柱で水中にぶら下げる構想だ。

 着底させないのは泥土の層が厚く、着底させると泥を被って窒息しそうな環境に思えたからでもある。胴長を装着し池中央まで入ることになるが、窃盗される可能性もある。どちらにしても賭けなのだけれど、残りの二枚貝が越冬まじかまで生息してくれれば環境的には避暑地として成り立つだろう。

            上蓋の加工   稚魚避難容器  ➡   合体させ完成

 さて、肝心の避暑体を集めなくてはならない。3月5日の越冬体確認時はドブ貝3、マツカサ貝13であった。既にドブ貝4の亡殻を確認しているから残りはマツカサ貝13のはずだ。感電が恐ろしいからウオータークリーナーのプラグを抜いてから池に入った。底砂ごとふるいにかけて取り出そうと考えたものの水を大きく汚してしまう。暑い時期の水質悪化は避けたいから四つ這いの手探りで確保したのは合計14個で、すべてマツカサ貝であった。春の確認で漏れたのが2個あったことになる。
 環境テストも含めた避暑なのでドブ貝も必要なのだが、購入するしか手立てがないので入手できるなら用意したい。引っ越し先で砂泥中に放流せず水底に降ろさない生簀の砂層で生活させるけれど、全損のリスクもあるかもしれないが水温は絶対適温なので、どうなるやら。

 ここ数年、盛夏の高温状態が半端なく、水温が30℃近くまで上がり続くのが普通になってきた。池の上にネットを貼ったり池の周りの石にシャワーを浴びせたりと、少しでも間接的ながら水温の上昇を抑えるよう努めてみたが、所詮は焼け石に水で、水温上昇で失った貝は多いのだった。
 池の新規入居のタナゴは魚体が小さく、今期は産卵管も出なかった。夏を迎えた今日この頃の魚影は倍のサイズになったように見える。これなら来季の産卵可能性も見込まれるし母貝の肥培に努めたいのは当然の成り行きなのだ。



産卵池、掘削二日目

2020-07-29 | 水辺環境の保全
 前日に送水管を損傷して作業中断、明けてこの日は「雨模様」の予報が外れて曇り。損傷を治さねば断水のままなので休日は返上し出かけた。まず最初に行う事は送水管を露わにすることだった。露わにし患部を綺麗にしてから切断、接着剤にまみれた継手と管を繋いだ。硬化するまで必要時間は動かせない。そのため最初の作業にしたのだが、当初の見込みでは送水管は池の底を這わすつもりだった。そうしておけば刈り払い時に切断損傷などは防げる。その目論見が当たっていないと気が付いたのは損傷させてからである。「池の浚渫」は必須な手入れで、この時に再度損傷させる可能性があからさまになった。そこで送水管は護岸木と堤の間に落とし込む事にした。これなら浚渫時も刈り払い時も損傷を受けにくい。

 掘り上げ ➡  損傷部 ➡  損傷部を切断 ➡  接続

 継手で修理を済ませてから池の整形に着手する。底を平坦にしながら堤に土を盛り、形を整えるのだ。数日は水抜き乾燥をさせてから胴突きで固め、叩き板で固めを数回行えば完成になる。絞り水だけの湛水なので満水になるかどうかは分からないけれど、今までの観察結果からは「乾燥はしない場所」なのでヤブヤンマばかりではなくサラサヤンマも好む環境になるだろう、か・・・。

        

増水すれば干上がる環境

2020-07-28 | 感じるままの回り道
 二枚貝を初めての試み「避暑池」に移した。庭の池より水温は低いし安定するが餌が得られるかどうかが今のところは不明なので賭けに近い。
 帰路、水域を逆順に通り水見回りをしてきた。案の定、林接池は減水している。流路から50φの管で水を入れている関係で、増水すると土砂で流入口が埋まってしまう。その上、周囲の林床は漏水駄々洩れの地盤なので急速に減水する。夏場なら数日で涸れてしまいかねないのである。
 回復するには手で埋もれた流入口を露わにするだけだけれど、手間を減らす妙案は浮かばない。ヤブヤンマもマルタンヤンマもハネビロエゾトンボも池や周辺の水路で産卵や羽化を見ているので水切れはご法度である。まあ、自分で自分に課せた十字架みたいなものになっている。

                  ついでに吐水量も確認しておく。毎分18ℓだった。最大吐水量の7割程度で許容範囲だが、梅雨が終わればさっそく強制排砂を行う。渇水期には最大吐水量を維持するのが何よりも大切だ。

工事、魔多し、ヤブヤンマの産卵池を新設

2020-07-28 | 水辺環境の保全
 前々から絞り水を活用したい場所だったし、S先生からも示唆があった場所でもあるから着手は想定内だったのだが如何せん、優先順位は高いわけでも無いから手つかずだった。
 今回、着手する気になったのはチェーンソーでの伐採作業が続き、ついでに池の護岸木、用材を調達して池を設えてしまおう、と腹をくくれたのだった。まず用材の伐採調達からと思っていたのが朝までの降雨のため予定撤回、池の掘り出しから始める事にしたのだった。
 現場を綺麗にして道糸で区域を決めた。いわば縄張りなのだが、おおよそ畳3枚分程度の面積が取れる勘定だ。

 傾斜面での池の設えなので堤の高さも上と下では随分と異なる。その用土は他から調達は出来ないから池を掘り上げた土で賄うしかない。用は箱庭内で完結しなければならない遊びに等しい。
 池の掘削と堤の盛り上げを同時に行いながらほぼ形になった頃に、池の底を水平にしたくて絞り水を入れて水平面を見た。当然凹凸は出てくるから高い部分を鍬で掻きとっていたのだが、何を思ったか一瞬、打ち込んでしまったのだ。そこは水道管の真上で、間髪を入れず水が噴き出してきた。あーあ、これで本日の作業はお仕舞。排砂バルブを操作して水は止まった。上の池への送水も止まった、、、。

 翌日は雨の予報で「明日は休日!」の認識だっただけに復旧作業が第一選択肢に躍り出てしまった。それも緊急度最優先なのだ。下着まで汗でグショ濡れになったほど「掘り出しは今日、終える!」と頑張ったのに、もうバルブを閉じて送水を止めて濡れ雄花そのもので退散・・・。
 我が人生に晴天は無いのか!、努力が報われないなどとは神も仏も居ないに等しい。まあ、髪はとうに失せお洒落は「ほっとけ」状態ではツキは来ないで憑きばかり。堤を盛れば胴突きが待っている。「人生、重い心を抱えて山に向かうが如し「」と神君はおっしゃった。さもありなん。
 つまりは、汗は滴るテンション下がる何を食べてもお腹は丈夫、ではすべてを「良し」としなくてはならないだろうて。そう「喰うは力だ、空は悟りだ、クゥーはガス欠だ・・・・・・」。

   用地   ➡    縄張り   ➡    池の掘削

ハイブリッドシロップで小豆ゼリー

2020-07-27 | 何よりの楽しみ
 暑い盛りの冷菓、小豆バーや小豆抹茶カップは大好物であるけれど、最近は小豆の含有量が激減して美味しくない。そんな不満がくすぶっている折、ハイブリットシロップの用途開拓にゼリーを作る事にした。
 茹で小豆一袋にひたひたにハイブリッドシロップを掛けてレンジで加熱し冷ましておく。これは小豆に味を滲み込ませる工程だ。ゼラチンは棚のどこかに残っていたはずなので探し出したら、これがかれこれ10年前の物であった。消費期限はとうに切れている。きっと水羊羹を作りたいから用意していたに違いない。

 貫徹せずともくじけないのが小生の偉いところであって「もったいない精神」を発露し使ってしまった。冷めた小豆シロップ浸けを製氷皿に均等に入れてゼラチン液を掛けて冷蔵庫へ直送。三時のおやつには間に合わずとも夕食のデザートにはなるのだ。

 期限切れのみ ➡  ハイブリッドシロップ浸けを作る ➡  容器に入れゼラチン液を掛ける

 夕食のデザートとして食してみた。取りだす時に容器の底までゼラチン液が回っておらず、崩れてしまい綺麗とは程遠い。最初に液を入れておくべきだったのだが後悔先に立たず。
 まあ、どんな贅沢をしようとグルメであったとしても出る時は仲良しこよしである。小豆の食感と味わいは捨て難いがハイブリッドシロップの味が独特なため評価は分かれそう。はるみ発酵シロップか梅シロップだけの方がシンプルで癖が無い。ハイブリッドシロップを作るためにつぎ込んだ砂糖2kg、氷砂糖1kgは何だったのか・・・。あーあ、世に失敗の種は尽きまじ。そう、吾輩は失敗して育つタイプであって、ああ失敗憑き真爺・・・。

もっと光を! 2

2020-07-27 | 今日は真面目に
 ビワの樹に光を届ける算段をすれば、地続きの一画も気になってくる。林床まで日照が届かない混みあった部分では健全な植生が保たれるはずも無く、続いての除伐作業となった。
 雨上がりの斜面は滑る。長靴でなく久しぶりにスパイク付きの地下足袋を履いたのだが、履けば履いたでスパイクが引っかかったりして注意が必要なのだった。思うに脚力が衰え腿上げ動作が不十分になってきたためもあろう。でもそれは知らないふりをして「足場が悪い」で済ませればよいのだ。小生が腿上げ苦労爺であってもテレビの中ではももいろクローバーが元気に腿上げしている。吾輩はそこまで出来ぬ。だからテレビには出禁。

 さて林床の光の具合を見ながら樹種を見ながら間隔を見ながらの除伐なのだが、2日間の除伐でヤマザクラ6本を地際から伐採してしまった。胸高直径15㎝ともなれば青年樹なのだが、実生観察中の樹種でもあるから「もったいない」は禁句である。混雑させた林内で育てるとまるで箒樹形になってしまいヤマザクラの良さは減少する。ここはやはり陽光を浴びさせ枝もゆったりと伸ばして咲かせたい。
 ヤマザクラに加え侵入してきた孟宗竹、あちこち芽をだすイヌビワやヒサカキを除いた。

 一通り除伐が済んだものの倒木はそのままで処理までは手が回らない。既に下着まで汗で濡れそぼっている。昼前には帰宅し冷たいシャワーを浴びるのが何より至福の季節になった。
 倒した樹木は通路を塞いでいるけれど、通常利用する通路では無いから後日でも支障はない。できれば8月の例会日に頭数で処理作業をするのが小生にとっては賢明な判断なのだった。

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威野志士様、まかり通る

2020-07-26 | 小人閑居して憮然
 「土砂災害注意情報」が出ているけれど、少々晴れ間ものぞいたから見回りに行ってみる。、一昨日、昨日、今朝と断続的に結構激しい雨脚があった。24時間雨量で160mm程度だったものの、降り始めからの積算雨量は当然多いはずだ。
 送水管の破損事故を「やってまった」小生としては修復後の吐水状況も確認したくて出かけたのだが、とりあえず強制通水するほどの減少は無かったから少しばかり安心だった。

 ところがである。雨降りの夜陰に紛れての仕業なのだろうが威野志士様の掘り起こしが広範囲に発生していた。例年、この時期は山野に喰える物が少なくなるのだろうか、苦労して設えた場所ばかり狙い撃ちされて掘り起こされる。人の手が入っていないような場所は、似たような環境だとしてもまず掘り起こしが無い。憤懣やるかたない、とはこのことであろう。
 人の手で造成された部分は掘り起こされ荒らされるが、土砂崩れなどで積もった土壌の掘り起こしは見たことが無い。きっと「耕作地」としての摺り込みがあるのだろうと思っている。

 経験的に、刈り払い後に刈り草を残していると被害が早い。集草すればそこが狙われる事などを考えるとミミズやコオロギなどの生物欲しさなのだろう。ほかの株より成長が良かったヘンルーダを先駆けて定植した一株、これも根こそぎ抜かれている。現場の土でない混合土で作ったポット苗は狙われるのが早い。そのため土壌害虫用の薬剤を忌避剤として使用して防いでいたのだが、ヘンルーダは「ルー」とも言われハーブの扱いもされるし毒性植物だから避けると思いひと手間掛けなかった。これが失敗の元・・・。
 考えてみれば定植した植物目当てなのではなく周囲とは異なる臭いを発するポットの土が誘引材料なのだった。

        

懲りずに「ヨーグル蘇クッキー」チャレンジ!

2020-07-26 | 何よりの楽しみ
 「ヨーグル蘇クッキー」、最初の分は形にまとめるのが大変なサラッとした性状、捲土重来2回目は粘々過ぎて小麦粉を加えてしまいゴールを外した。「もう作らんでも良いわい!」と思っていたのだが確認したいことが浮かぶ。「小人閑居してお膳をなす」の諺通り、またもやキッチンに立ってしまった。雨続きで身の置き所が無い。テレビの前に身を置けば朝食直後から眠くなってしまう。

 結局、前夜にヨーグルトを仕込んで朝食後から「ヨーグル蘇」を作り始めた。「ヨーグル蘇クッキー」1作目は「まとまらない性状」で2作目は「ネバネバ性状」で性状が違い過ぎる。その原因は用いたヨーグルトにあるだろうとしか思えず、今回は市販のヨーグルトではなく生乳から自分で発酵させたヨーグルトを使うのだ。
 まとまらなかった初回作、この時のヨーグルトはコンビニブランドの飲むヨーグルトに市販の固形ヨーグルトを3割ほど足したのだった。もう加熱を開始した時から分離してそのまま煮詰まった次第。2作目は市販の飲むヨーグルトを使ったが沸騰しない前からホーットプレートの表面にこびりついて、ほっとけばお焦げになる有様だった。水分を飛ばしても接着剤のような性状で扱いにくかったこと甚だしい。

 そんなことで自家製ヨーグルトで作ってみる事にしたのだった。一晩要して1ℓのヨーグルトを作り、更に加熱する事1時間で「ヨーグル蘇」にした。重さは300gあって、少々水分が多すぎかなと言う思いもあったものの「大丈夫だろう」と砂糖と卵黄を用意する。前回までは蘇100%にこだわっていたから今回は少々「クッキー」に歩み寄ったのだ。それと言うのも「ヨーグル蘇クッキー」はヨーグルトの酸味も濃縮されるため乳酸の味が濃厚すぎ、万人向けとは言えない。そこでポピュラーなクッキーのレシピを参考に砂糖と卵黄を加え、小麦粉をヨーグル蘇で置き換えて作ったのである。
    加熱する   ➡    ヨーグル蘇になった   ➡    卵黄と砂糖と混ぜる


 砂糖と卵黄を混ぜ合わせヨーグル蘇を加えたが緩くなって形にならない。せっかく押し型を朝作って用意したのに無駄になった。仕方が無いので密閉パックの角を切り押し出す事にした。こうでもしないと容器に綺麗に載らない。後はオーブンレンジでオート調理だから楽なものだったが、熱いうちは柔らかくて持てない。冷蔵庫で冷やしたら少しは改善した。
 ただ口当たりは固くないのでクッキーと言うよりケーキに近い。砂糖を加えたものの甘味が増加したようには感じず酸味が勝っていた。これを美味しく感じるのかどうか後輩の栄養士は蘇そのもののクッキーが好みとの感想だったけれど、これは圧力鍋を譲ってくれた後輩に食べさせて白黒をつけたい。

               押し型使えずケースに注ぐ   ➡    焼き上がり

 蘇になったときの水分量は重さで見当をつけるしかないのだが、今回は1ℓの牛乳から300gのヨーグル蘇を作った。牛乳の水分量が87%程度とあるので固形分は13%で牛乳1ℓあたり130グラム相当だ。それを300グラムで使ったから緩くなったのは当然の結末。まあ、何か悔しい気持ちが残っていて、もう一回、200グラムくらいまで出来上がり量を減らして作ればどうなるのだろうか。こんなことをしているうちに梅雨は終わってしまいそう。
 成分表を見ていて気が付いた。蘇にしたときの甘味、あれは炭水化物のほとんどが乳糖だった事による甘味だった、という事・・・。さらに蛇足すれば、ネットのレシピ集を見ていても蘇のクッキーはオーブントースターで焼いた1件しか見いだせなかった。ましてやヨーグル蘇クッキーなどは小生が発案調理者か、まあ、どうでもよい事だけれど雨模様はお爺の胸の内にも滲みてきた。

 ここで新たな妄想の境地に入った。「クッキーでなければケーキにすればよい」てなもんや三度笠でイースト菌はあるから次はケーキで決まり。んー、イースト菌を使うとパンになるのだったか、まあ、どうでも良いわい。喰って流れりゃ皆同じ。

もっと光を!来期は食べたい

2020-07-25 | 今日は真面目に
 拠点近くに自然実生のビワの樹がある。林間の日照不足の場所なので生育不良だったのだが、それでも除伐せず経過を見ていた。今年になって数個を結実させて、他のビワの樹が色づかせた頃もいささか白っぽい。しかし果実は大きくて試食し味の確認をするつもりだったのだが、6月の自然観察会での「果実の試食」で食べられてしまった。小生は下界の駐車場で芳香蒸留水作りをしていたから全くかかわる事が出来なかった。まあ残念至極ではあった。

 だからという訳でも無いけれど今回、思い切って周囲の立ち木を除伐し林床まで木漏れ日が届く環境に設定した。直接日照を受ける時間は少なくとも、今までの木漏れ日も無しの環境よりは数段と改善されただろう。
 この時に除伐した樹種はエゴノキ2、コナラ5、ヤマザクラ2、孟宗竹3、と結構な量になる。その結果は写真でもわかるように日当たりの場所がいくつかできたし太陽高度に従い移動するから日照は大きく改善されたはずだ。現在除伐した範囲の外側の数本も除伐したいけれど、ここまで処理すれば後は急ぐ理由も無い。それよりも通路に散乱した倒木の片付けが、もうすでにウンザリ感を与えてくる。

    作業前  ➡    除伐後  ➡    お目当てのビワは中央で見えない

GoToトラベル三密じゃ!

2020-07-25 | 性向有毒の翁なれば
 S先生が食草園から呼んでいる。「シャチホコガの・・・」と聞こえた。小生、シャチホコガやアケビコノハなどは好きではない。そんなことを言いつつ寄ってみたら赤銅色の幼虫の行列だった。この手の幼虫は庭のリンゴの木を食害し、度々痛い目に遭っている幼虫なのだ。気が付いた時は大部分の葉は喰われて失われ裸木同然にまでしてしまう大食漢でもある。でもここは食草園だから殺虫剤の散布は無し。虫が降りてくるクヌギの枝を見上げれば大方の葉は無い。

 集団で整然と移動しているので、あの大学の「集団行動」を思い出したがお叱りを受ける比喩であろう。しばらくオジサン3人で眺めていたがまとまった集まりから隊列をなすように下り始めた。先生曰く「蛹化するため地表に行くのでしょう」との事。家のリンゴの樹には昨季も今期も発生しなかったけれど、軍配虫が発生し葉がすっかり白くカスリ状になって黄色くなった葉から落葉してきた。このまま葉を失い続けると美味しい果実が得られない。今年は久方ぶりに袋掛けしたのに・・・。
 
 まあ、どちら様も生きるために必死なのである。この幼虫たち、「GoToトラベル キャンペーン」など知ってはいないだろうけれど、三密回避もせず行く先はステイ表土なので、いわばお籠りさんのためだ。強調したいのは時の政府、役人様よりも賢い、と言う事。イヤイヤ時の政府、お役人様はとっくに蛹化している。大変賢い。リーダーたるものそうでなくては民草に示しが付かないではないだろうか。
 しかし一方では「君子危うきに近寄らず」とも孔先生はおっしゃっているし、藪蛇にならないよう気遣い最高!、やはり君子なのだチャンチャン。

              

ミントの芳香蒸留水

2020-07-24 | 何よりの楽しみ
 雨降りが続く。テレビはつまらないし日長一日読書も飽きる。作業が一番だが玩具作りは粉塵が舞うから締め切った室内向けではない。まっ、斯様な贅沢な思考の結果、少しばかりの雨の止み間を得てミントを700gほど摘んできた。これで久しぶりに芳香蒸留水を作るのだ。
 しかし、この量では一鍋には収まらず二鍋仕様になった。一鍋で500ml採る予定で鍋には3倍の1.5ℓの水を加えた。どういう訳か回収した蒸留水と同量の水が消えるので、空焼きしないためにも最初の水量確認は大事なのである。それは言わば「ファクターX」なのだが、この計算式はまだ暗算で可能だから少しばかり安心材料である。

 さて沸騰したら蒸気が出ている程度に火力を弱め、1時間ほどかかって500ml採集した。同じ作業をもう一回繰り返して作業終了。ラベルの用途は全て「足浴用」で済ましているけれど、自分で使用する時は入浴剤にもする。しかし夏季はシャワーが多いので、この蒸留水は圧力鍋を譲ってくれたお二方へのお中元にする。
 この時期、シャワーなのかどうか知る由も無いけれど、雑巾がけにでも使ってもらえれば少々爽やか感が漂うかも・・・。
    
                 ➡      ➡    500ml2本

大桑の萌芽更新

2020-07-24 | 今日は真面目に
 トンボ池脇の草地に一本の桑の樹がある。活動を始めた当初は手ごろな大きさでクワの実を摘まむのに最適だったし、木の実でジャムを作ったりもしたのだが今では大きくなりすぎてつまみ食いする所でも無くなってしまった。
 樹上に高圧送電線がある関係で保線作業のための枝詰めで作業員が入った折りに「萌芽更新したい樹なので伐採してもらえないか」と頼んだのだけれど「契約とは異なり出来ない」とそっけない返事だった。
 根元から切断すれば保線作業する年月が大幅に延びるし小生らも萌芽更新で低い位置で実を摘まめる。悪い事は何も無いようにおもったものの契約とか役所関係とかの作業は現場の役には立たない硬直したものだと感じたものだ。それは Go To キャンペーンの前倒し実施でもわかるように現実とはかけ離れた阿呆な選択そのものでもある。モリやカケ、まで遡らずとも裏で何らかの取引や利益誘導を伺わせるに十分な顛末のようにも思える。

 それはともかく伐採されなかったから梅雨の晴れ間を利用して伐採した。伐採するより刻んで集積する方にダントツ手間がかかるのだが、今回もYさんが手伝ってくれたから枝葉の手間暇部分はせずに済んだのだった。Yさんの処理は丁寧で骨惜しみしない。小生ならバッサバッサと重ねるところを裁断し集積するので嵩高は減るのだった。小生には「分かっちゃいるけど行えない」処理である。
 てな事で蒸し暑い日ではあったけれど午前で処理終了し草原がすっきりした。萌芽更新させる伐採時期としては一カ月以上も遅いけれど、お蚕様に与えるのでも無いし、このまま枯れたとしても構わないので遅れてしまったのだ。今から萌芽したとしても来季に結実はしないだろうが、それはそれで構わない一本である。

        ➡      ➡   

今日のトンボ「ギンヤンマ、マルタンヤンマ初見で産卵」

2020-07-23 | 小父のお隣さん
 昨日、池の排水管用にと埋もれている塩ビ管を掘り起こしに行く途中、トンボ池でギンヤンマの産卵に出くわした。ツルハシとスコップは持っていてもカメラは携行していない。慌てて車まで取りに戻ったものの既に姿は無かったのだ。それでも初見日であるし初産卵でもある。 クロスジギンヤンと間違う事があるから胸部の黒筋を確認しようとしても全くない。間違いなくギンヤンマだった。当フイールドはギンヤンマは少ない。郷里ではオニヤンマとギンヤンマしか知らなかったし、初めて見たクロギンをギンヤンマと誤解しても仕方が無いレベルだった。

 マルタンヤンマは帰り間際の水見回りで見た。泥水池5のヒシ池だったのだが気が付いた時は産卵を中止して池の中央に戻る時だったのだ。それで気が付いたのだが逃げることなく、今度はカサスゲに産卵している。カメラを向けるけれど株の中ほどに入り込んで写り難い。
 曇り空で体色も暗い事からカメラを通すと視認しにくい。その上、今度は太腿辺りまで背丈のあるイネ科の草藪に入り込んで産卵を始めた。こうなると姿も隠されてしまうので万事休すだ。

 ここで新たな発見があった。草丈のある草藪の中に入ってまでも産卵した、と言う視認事実である。飛翔の仕方も垂直に体勢を維持しつつ降下して行ったのだ。もう「ヘェー!」と眺めるのみであった。トンボの飛翔能力の高さを如実に見たと言える。
 初見をSさんにメールで知らせておいたのだが、そのためばかりではないだろうけれど午後にフイールドに行き、マルタンを複数観察し一匹は産卵していたというメールが届いた。なかなか視認できないマルタンではあるけれど今日は特出日だったのだろう。下の写真、中央カサスゲの根元に垂直にいるのだが不鮮明だ。PCで拡大し、ようやく存在が判明する程度の質では、掲載に値しないか・・・。

 写真右端に少しばかりイネ科の植物が移っていて背丈はカサスゲより高かったのが密生し畳1枚分ほどを覆っている。この中に後退降下して産卵したのだ。ナンタルチア 産多ルチア・・・。