トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*風花来る

2013-12-31 | 感じるままの回り道

             故郷は雪雲の来るあの向こう

             雪雲を見つ風花を顔に受く

             木枯らしや蜂の巣玉も空となり

             戸障子のふくれっ面する北の風

             時雨来て風花となる北斜面


テーブルを作る

2013-12-30 | 今日は真面目に

Photo  風倒木で処理した大径の松の幹、直径は40㎝を超える。朽ちさせるのも惜しいから半割にしてテーブルに仕立てた。

 バーサイズ350mmのチェーンソーでは両側から刃を入れないと切断できないので、450mmのバーサイズのチェーンソー持っていくつもりが忘れてしまった。結局、両側面から切り込みを入れる羽目になった。

 倒れてから1年経過の幹は、見た目には傷んでいない。半割にしたが、刃の成形が微妙に異なるので一回で切断した場合と異なり、切断面の仕上げが必要だった。脚は簡単に取り付けられる板材とした。この板材はウッドデッキ用の硬い材質なので雨ざらしにはうってつけの用材でもある。

 2台出来たので並べてみた。高さは約250㎝、椅子の高さであるけれど幼児には丁度良い。キッチンの一角に据えて食卓にでも使えるだろう。年が明けてからの「お年玉」みたいになってしまったが、梁の古材が椅子替わりである。燃料、オイルとも1㍑の消費だったから、実費にすると千円くらいか…。遊びもただでは出来ない。

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浸食穴の処理

2013-12-29 | 今日は真面目に

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 孟宗竹に席巻された斜面の谷部、大きな浸食穴が口を開けている。横の杉の直径が50㎝程で、開口部は畳3枚分程度、深さは小生の身長が没するし、底部にはトンネルがある。

 このままでは危険だから埋めようとしても土は無い。近くに集積してあった竹を運んで投棄した。集積していた場所は通路の一部に生まれ変わる。浸食穴もほどよく埋まり、子ども達が通っても安心できる。後先や全体を見ていないと無駄な労力が生じるが、骨惜しみをしていると安心安全は手に入れられない。上は事前、下は事後の様子だ。フイールドも新年を迎えるだけになった。

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新道開通した!

2013-12-28 | 今日は真面目に

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 稜線から竹林の斜面を通って尾根のコースに接続する新道が開通した。両脇の整備を後回しにしたことで年内の完成となった。「供用開始」出来る水準の仕上がりと言えば大げさだが、ホッとする。

 大人であれば下草も無い斜面など縦横に移動もできるけれど、幼児ではそうはいかない。コースの新設の狙いは幼児を里山に近づける仕掛けの一端でもある。

 保護者や指導者が同行する訳だから、丁寧に路面を形成しなかったが、危なくなければ起伏や傾斜のある道は心身の発達に多少は寄与するだろう。あえて「至れり尽くせり」にしなかった理由がそこにある。コースを明確にするため、路肩に竹を並べた。屈曲地点はテープで視認できるようにするが、これは後回しだ。

 屈曲部は竹林の斜面内で五か所のつづら折りだが、歩いてみても竹の斜面は気持ちが良い。里山にとっては「侵入竹林」であるが、主要木を刈り出した他の竹は竹林として残す予定だ。


凍結した池

2013-12-27 | 遊び子は

Photo  泥水地の池が全面凍結した。今季の二回目だが、気象情報での最低気温は0.7℃だったから、これは今季最低気温で、氷も心なしか厚みがある。Photo_2

 早速、子ども達が遊びに来た。まだ乗るには薄く、体重をかけると破れてしまう。結局、氷を外し氷面に投げ付けて遊んでいた。それだけでも歓声を上げ、今にも落ちんばかりだが、水際線全周に丸太を埋設したから足元はしっかりしている。

 昨年同期には厚く氷が張って、大人でも大丈夫だったのだが、「寒い冬」と言われつつも現象面では実感がない。年内には寒波が来そうだから厚く張って新年となるのかどうか…。


**季節の終わり

2013-12-27 | 小父のお隣さん

 小春の陽小池に射せばアカトンボ薄氷のうえ翅きらめかす

 まだ飛べりアオイトトンボゆらゆらと草紅葉なる大雪水辺

 谷地の池陽射し届かず薄氷を張ればトンボも消えて音なく

 薄氷の水面の下にここかしこメダカは走る影を従え


伐り残しの切除

2013-12-26 | 今日は真面目に

Photo 遊歩道予定区域の「伐り残し」を切除する。残したのは、樹液を漏出させ続けて衰弱させる意図があったのだが、季節的に活発な活動期ではないためか、樹液の漏出は数本に留まっている。

 Photo_2そこで、その分だけ残し、全てを地際から切除した。チェーンソーに竹切り刃を取り付けての作業だったが、低い位置である事と、地際の節は詰まっていて硬い部分が多く楽ではなかった。

 それでも切除が終わり、立ち並ぶ姿が消えると、遊歩道の姿が浮かんでくる。ここまで来ると「もう一息」と気分が乗る。


**初めましてだ!

2013-12-25 | 感じるままの回り道

 初孫は諸手差し伸べ顔仰ぐ何によりてか爺は判らん

 初孫を抱けばふっくら柔肌に指撥ねられる武骨な指は

 馬乗りではしゃぐ初孫出るよだれ顔に温きが嬉しかりけれ

 包装紙千切り引き裂き埋もれて嬉々と巣ごもり冬至の窓辺

 初孫のまなこ覗けば連綿と続く祖霊のここに今あり


林床の片づけ

2013-12-25 | 今日は真面目に

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 新道を開いている現場に会友が手伝いに来てくれた。小生はルートの削り出し、会友は谷部に散乱している枯れ竹を処理してくれた。

 新道は稜線に沿って伸ばしているが、谷部も杉の大木が並び、歩くルートとしては捨てがたい。杉の刈り出しをすれば雰囲気の良い林になるのは明白なので、散乱する枯れ竹などは追々片づけなければならないから、人手が増えると助かる事この上ない。


早掘りのタケノコ

2013-12-24 | 何よりの楽しみ

Photo_3  竹林内で新道を削り出すために唐鍬を持って入ったら先着者がいた。タケノコを掘りに来ているのだ。小生も同業に見られ、少々気分が悪い。Photo_4

 一本、この時期にしては大きいのを掘ったところで撮影させてもらった。これ一本でも大収穫と言えるだろう。小生は道普請を始めたが、その途中で掘り当ててしまった。撮影させてもらったものより小さめだが、それでも大当たりの範疇だ。

 これは、作業に来ていたグループ最年少の新会員O君に譲る。小生がタケノコの初物を食べるのは5月の連休の頃になる。


*落葉盛ん

2013-12-23 | 感じるままの回り道

           青き空吹雪のごとく枯葉舞う

           地に落ちて音を漏らしたる枯葉かな

           林道も見えなき落ち葉つむじ風

           クヌギの葉蹴飛ばしながら進む道

           ぬけし空裸木の下踏む落ち葉


夏は焙られ、冬は凍えて

2013-12-22 | 今日は真面目に

Photo_2  いやー、本当に季節風が寒い一日だった。最高気温は10度台、風よけの一枚を着込んでしまった。

 昨日までに伐り倒したままの60本ほどの処理集積を行ったが片付かなかった。林内とは言え竹林内は風の通りが良い。ましてや北向き斜面だから吹きさらしみたいなみのである。数日前は50本ほど容易に処理したが、寒さの影響もあったのか…。

 考えてみれば、夏の作業はほとんどが炎天下の刈り払いなどで終わる。冬には刈り払いなど日向の作業は、お役御免で、いきおい寒い日蔭の林内作業が増える。良くできたものであるなあ、と思わざるを得ない。

 「暑い時は暑く過ごすがよろし。寒い時は寒く過ごすがよろし」と、かような意味の事を言ったのは、どこの禅師だったか…。


瓢箪から駒

2013-12-21 | 何よりの楽しみ

Photo  山砂が欲しくて崩していたら、ひょっこりと山芋がぶら下がった。

 太さは親指より大きいくらいで、長さは1尺程度だ。まあ、夕食の一品にはなる量だけれど、写真を撮り作業を続けている間に忘れてしまった。

 次に行くのは、一日おいての事だからあるのかどうか…。人は訪れない場所なのだが、猪のご馳走になりそうだ。黄葉した良い蔓も見ても、自分で掘ることは無いから、こんなことは「瓢箪から駒」か「棚から牡丹餅」と言える。

 まあ、忘れてきたのではしょうがないし、近い所から忘れる事も多くなったが、とは言え小生もまだ「人並み」を保っている。


**暗黒の中世

2013-12-20 | 合混で闘作すれば

 民は馬草なり 馬草は鎌により伏す

      苛政絶やすな馬肥やせ                   一頭毒裁

 暴挙馮界、四界みな平定なり                   虚栄圏

 中夷中戎中蛮中狄、華過ぎれば腐る              世阿弥

 寛無く衆を得ず、信無くて乱止まず

      敏なるは利、公無くて火種                 公僕狂賛界                  

 国を整うるに狂し泰無く傲慢無道、民の血糊をもって固む  某君寝呂

 欲しがりますよ狩るまでは                     狂国一致


曳き倒す

2013-12-20 | 今日は真面目に

Photo_3  引き続いて、遊歩道を通すための徐竹作業だ。尾根のコースへ接続するコース設定を、斜面を見ながら決めていたので実際の徐竹作業ははかどらなかった。

 それでも30数本は曳き倒したが、前日に処理場まで曳きこんだ30本ほどを合わせると、未処理は60本以上になった。次回からは処理をしないと足の踏み場もないような現場になってしまった。Sn3d2694

 竹林の中で伐り倒しているので、ほとんどが倒れない。ロープを掛けて竹の間を曳き歩いて地上に落とす。こんな事の繰り返しで終始した。