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マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

戦争と経済 国力、経済力の差を戦争で埋めることは絶対にできません・・・米国、日本、北朝鮮のGDP

2018年02月11日 | 社会・経済
大日本帝国の経済は、第二次世界大戦の敗戦で完全に壊滅。
太平洋戦争(1941年~1945年)の戦費は、約2000億円(当時)。
これは、当時の日本のGDPの8.8倍。
もうここですでに壊滅的な数字です。

ちなみに米国の第二次世界大戦の戦費は、GDPの3.2倍。
まさに国家を挙げての総力戦だったということが出来ます。

1937年の世界の工業生産高に占めるシェア(ヒルマン調査)は次のような数字です。

1位 アメリカ 35.1%
2位 ソ連 14.1%
3位 ドイツ 11.4%
4位 イギリス 9.4%
5位 フランス 4.5%
6位 日本 3.5%

当時の日米の国力の差は、10対1。
戦争が、国家の経済力の戦いという定義をすれば、
10対1という差は、数人の大人に小さな子どもがケンカを売る行為に等しいと思います。

大日本帝国は、本当に、無謀な戦いをしたものです。


そして、現在、アメリカに牙をむく北朝鮮。
2016年のGDPの各国の数字は、次のようになっています。

米国 186,240億USドル
中国 112,320億USドル
日本  49,360億USドル
北朝鮮   400億USドル(推定)

中国は、日本を追い抜き早くも倍の規模のGDP。
推定ですが、北朝鮮のGDPは400億USドルと言われています。

この400億ドルというのは、茨城県のGDPとほぼ同じ。
GDPで456倍の相手に、ロケットとICBMでケンカを売る・・・。

戦略で言えば、「選択と集中」ということなのでしょうが、
疲弊する経済、日々の生活に苦しむ国民ということを考えると、
この半島の国の将来は極めて厳しいといえるでしょう。

アメリカ合衆国 vs. 茨城県。
常軌を逸しています。

今までになかったくらい政治色の濃い平昌で開催されている冬季オリンピック。
IOCのバッハ会長の働きかけが大きすぎるように思います。

西ドイツ出身のバッハ会長は、フェンシングの金メダリストで弁護士。
分断国家を経験した出自が、今回の冬季五輪に大きな影響を与えたものと思います。

しかしながら、現在のような不安定な東アジア情勢を和らげるとは思えません。

スポーツと平和
戦前の日本のような暴発が起こらないよう祈るばかりです。
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