かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

風邪を引いて

2017-11-30 | 気ままなる日々の記録

 ある朝眼を覚ましたら、喉がヒリヒリシテ話をするのも苦痛であった。どうやら、風邪をひいたらしい。その症状が二日間続きその後二日間の咳また二日間の発熱となった。私の場合風邪では受診しないことにしている。あるとき風邪の症状がまとめて出て近くのクリニックで薬を処方して貰うと風邪が治った頃風邪よりひどい高熱が出た。病院で血液検査を受けると肝機能障害と診断された。それ以後風邪薬は怖くて飲めない。

 もう一つ忘れることができない、苦い経験がある。主人が退職したときはことのほか寒い冬だった。急に思い立ち南の石垣島へ1週間滞在するプランを立てた。のんびりレンタカーで美しいサンゴ礁の海岸を見たり船で近くの島を見学したりして有意義に休暇を過ごしていた。

 ところが、帰る前日よりによってインフルエンザの症状が出た。にっちゅう20℃以上もある土地で風邪をひいたりして何と運が悪いこと。ペンションのオーナーは島には頼りない診療所が一つあるのみという。兎に角1秒でも早く帰りたい一心で診療所出向き解熱剤を貰った。次の日も熱は高くなるばかり、主人はと云えばビタミンCが多いジュースを買ってくる気配りやペンションのオーナーにおかゆを依頼する知恵も浮かばないらしく「マイッタナー」「マイッタナー」を繰り返すばかり。

 退職1年目の男性はこんなものかと呆れながら文句をいう気力さえ失せていた。それでも解熱剤を服用し3時間のフライトに挑んだ。夕食はコンビニでおにぎりを買い1日1食だったのを思い出す。

 それ以後主人はといえば私の4回に及ぶ入院で取得したのか、手際よく最小限の気配りができるようになった。石垣島の思い出は今でも半分は辛い思いに塗り替わっている。(E)

    

                           近所のダイダイ


ビーダー・マイヤー(のろま・要領のわるいやつ)

2017-11-28 | 気ままなる日々の記録

 

  今世紀最大の発見と云われている、ニュートンの万有引力の法則とアインシュタインの相対性理論の発見者であるアインシュタインですが、彼は学生時代友人からビーダーマイヤー(のろま、要領の悪い奴》と呼ばれていたそうです。アインシュタインはドイツ在住のユダヤ人夫妻の子どもで、代数や幾何は得意だったようですが、外国語や動物・植物・博物など暗記物は全くダメで、友人からもばかにされていたようです。《参考文献:php文庫「相対性理論を楽しむ本》佐藤勝彦監修)

サブタイトルは「よく分かるアインシュタインの不思議な世界。」

筆者にとっては決して相対性理論を楽しめるようではなく、高校時代同様難解な本であったが、少しだけ後姿を見た感じはしました。

ここで「神はニ物を与えず」と云うと。僕の場合は何も与えられていない感じで畏れ多く、言葉もありません。(T)

   

                     散歩道で  きく。


暫くご無沙汰いたしておりました。

2017-11-25 | 気ままなる日々の記録

   此処数週間ブログを更新せず、失礼いたしました。

実は、歯痛に悩まされ鬱々とした日々を送り「蛙の呟き」にまで気がまわりませんでした。

  ここの施設には「訪問歯科」のせいどがあって、自宅でお父さんの代から歯科医院を開業しておられるせんせいが予約をしていくと此処へ診察に来てくださるのですが、 生憎ご自宅の医院の方が忙しく当分此処へは来られないとのこと、 仕方なく同じ医療法人が経営している総合病院の歯科で診察してもらった。

此処には歯根を1本1本レントゲンで撮る機械があって、僕も痛いよ云った歯を中心に3本ほどレントゲンを撮った。

 そして最後に薬が処方され、 薬は僕の病室へ配達されるとお聞きし、帰ってきた。

 勿論その間も歯はズキズキと痛んだ。夕方お薬が届いた。

 注意書きを見ると頓服用の「鎮痛剤」とあった。

 僕は夕食まで我慢してやっと鎮痛剤を服用、やっと痛みから解放されたが、 我が国の医療制度にがっかりした。

 厚生省や国会議員は何処を見て医療行政をしているのだろう。

  少なくとも痛がっている患者の方を観ていて呉れないことだけは、はっきりした。

    

                              近所の柿 


失われつつある我が国の伝統文化!

2017-11-24 | 気ままなる日々の記録

 

 ここは6階建ての鉄骨ビルで、設計は東京駅を設計したフランス人の設計士のようです。此処の3階の中央に展望台の様なガラス張りの見晴らしの良い個所があって私は、よく、車椅子を操ってそこへ出かけ、眼下に広がる広大な田圃をみています。

 最近の農作業は機械化が進み、1台600万もするという耕作機械を操って稲刈りから脱穀までをすませ、

昔のようにお百姓さんが腰を折って農作業をされるような姿は見られません。

今のお百姓さんはみな耕運機の運転手さんで、見事なハンドルさばきで、あぜ道に沿ったところも上手に刈り取っていかれます。

ただ残念なところは、耕運機は田圃の中を進みますので、タイヤの堀が深く此処へ沢山の泥を付けて農道へ出てきます。そのどろ

を農道へ落としていきますので、簡易舗装の農道の汚れはひどく、其処を通る軽自動車はガタンゴトンと揺れながらとおります。

 僕が子どもの時のお百姓さんはこんなことは決してしませんでした。

 あのころは「ご近所様に迷惑を掛けない!」というのが、お百姓さんの唯一の行動規範でしたので、

 畦道の草を刈っても夕方まで刈った草を日干しにし、ゆうがた、火を点けて燃やしてしまい、灰は箒で田の中へ掃き落とし次の年の稲作の肥やしにしたものです。

 最近は、耕作機械が田に入り泥を一杯付けたタイヤが農道を通りながら泥を落としますから簡易舗装の農道が泥ばかり、軽トラもガタンゴトンと揺れながら通っています。

 戦前の百姓はこんなことは決してしませんでした。戦争に負けて、農業までもアメリカ方式になって、

 我が国の美的な百姓根性が失われたのが残念でなりません。

  そういえば、テレビに出るタレントと云う人にもアメリカ風の人が増え残念でなりません。

 部屋の中で帽子をかぶっていたり、サングラスを掛けていたりしています。

 本当に目のためにサングラスが必要なら、真ん丸の大きなサングラスを掛けなさい。と云いたい。

  アメリカの真似が流行したこと自体が残念です。

 アメリカはヨーロッパの人たちが「一攫千金」を夢見て、出稼ぎにいった国です。

 そんな国の真似をして何処が嬉しいのか。

 テレビのディレクターと呼ばれる人たちの教養が疑われます。

  僕は下品なコマーシャルをテレビで流す商品は絶対に買わないことにしています。 

 このままほおっておくと伝統文化を誇る我が国もほんの数十年で下品で御粗末な国になってしまいます。(T)

    

                                          珍しい稲刈りあと

 


蟾蜍《ひきがえる》の呟き。

2017-11-23 | 気ままなる日々の記録

  4年前の12月15日に救急車のお世話になり、運ばれた総合病院で戴いた病名が「右脳視床下部内出血による左半身不随」というものです。 

  その後総合病院に紹介され、ここの介護老人ホームへ。

 介護保険がスタートしたのに合わせての営業のようです。三度の食事は病室へ運んでいただき。病室には24時間使いたいときに使えるベッドが与えられ、

 週に三日「理学療法士のご指導の下にリハビリ。

 小生の場合はノート型パソコンを持ち込み通販で新書版や文庫版を買い込み、

 四六時中好きな読書。学問的にはよく知られているかも知れないのに、突然「我が国はどうしてアメリカ軍を中心とする全世界を相手に戦争をしてしまったのか、等と云う課題を本で調べようとしています。

 考えようによっては、この上ない豊かな老後を過ごさせて頂いています。

 今日も今日とて、定年退職後楽しみに始めた家庭菜園の野菜作りのあれやこれやを教えて頂いた「師匠」がわが病室に顔を見せて頂いたそうですが、そのとき、不覚にもお昼寝をしていたようで、お話をお聞きすることができず、残念なことでした。

しかし、戦後我が国も先輩諸氏のご努力により豊かになり、役に立たない老人に三食昼寝付きの生活を保障して下さるなど、本当にありがたいことです。週3回のお風呂もついています。お風呂のケアーさんとの珍問答もときどき、このブログで紹介させて頂いています。

以上、近況報告とお越しいただいた師匠へのお礼に変えて。シツレイシマシタ。

追伸 ;同じ5階に入居中の書家も毎日のようにお目にかかり、昔話をお聞きしています。

駄足 ;小生今自問自答している問題は「アジヤ大陸で古代東西共に小麦の栽培が農業の中心なったのに。何故、西ではパンが中心になり、東では「うどん」が中心になったのか?ということなどです。(T)

    

                                                          遅すぎた紅葉

         


呆けた頭に稲妻が走った。

2017-11-14 | 気ままなる日々の記録

  ふざけたタイトルで失礼しました。NHKテレビを観ていたら、「沖縄の高校生は台湾の大学を目指している」そうだ。理由は講義が全部英語で、さらに、英語教育が充実しているからだといいます。

 もちろん、その他にも実家への交通費が安いということもあるのでしょうが、それにしても、東京の大学へ行っても費用対効果で得るものがないという理由だと云います。

 僕は同じことが名古屋に居ても云えると思います。下宿して、高い授業料を払ってそれだけに見合う学力を身に着けることができるのか?

 ここでいう学力は世界で通用する学力のことである。そう、これからの世界はどの方向に進むか、いや、どの方向に進むべきなのか、など大きな世界観を身に着けてこそ大学教育である。我が国は、リーダーたちにこうゆう世界観が欠けていた。第二次世界大戦に入ったころ、我が国では中等教育から英語を無くしました。理由は敵性言語だから、というものだった。一方アメリカでは日本語教育に力を入れた。それは、捕虜や奪った日本の資料から、日本の実情を正確にしるため、だったといいます。

 全く我が国はいつまでたっても、島国こんじょうといいますか、自己中心的で、国際性に乏しい情けない国です。政治家がダメなのか、官僚がダメなのか。日本の大学生は本当に勉強しません。だから、発展途上国からも日本の大学で勉強しようという学生が来ません。授業料だけが高いのです。これが続くとまた世界の異端児になって、戦争をすることになりそうです。逆に東京の近くにアメリカ軍の基地を作らせ、独立国といえるのでしょうか?政治家か、評論家か新聞社と論説委員かとにかく、オピニオン・リーダーが真に愛国的になっていません。何時でもアメリカへ逃げ出すひとばかりじゃないでしょうか。

 非武装中立などという、憲法を神棚に祭って、これで日本は安心・安全だなどと云うことを考えている大人が多いのが日本です。猛獣が沢山住んでいるジャングルのなかで、ふんどしだけでお尻を出したサルが生きていけると思いますか?しかし、精神主義と云いますか、ふんどし一つできらりと輝く日本刀を振り回せばライオンも像も逃げてゆくと思うのが日本人ですよね。困ったものです。

 日本の国立大学で紙屑の山を築いている教授と云う人たちがアジア諸国から日本の大学で学びたいという学生が来るような講義をするようにしてここに日本の価値を築いてください。(T)

 

 

 

 

 

 


柿の味

2017-11-09 | 気ままなる日々の記録

 三連休の一日娘夫婦が家で獲れた柿を持って訪ねてくれた。

 私は実際に実った所を見ていないので、どれくらい収穫できるのか想像しがたくあまりあてにしていなかった。それでも、11月初旬に入ると今頃完熟の柿は美味しいのになあと思ったりした。今年は高い所に実ったのか婿さんまで一緒だった。背が高くロッククライミングや登山が趣味であるスポーツマンの婿は平地の木になる柿を摂る位お手の物であるだろう。

 我が家では柿が有り余るほどなっていた頃主人が一人で収穫していた。遠くの親戚や友達には10月下旬ごろ送り、近くの知人や友達には11月初旬まで待っていた。そうすると、1回か2回霜に当たって柿がとても甘くなるから。

 私は40代までは柿があまり好きではなかった。どういう訳か50歳代ぐらいから好きになり60歳ぐらいには柿なしでは年が越せないくらいになった。とくにサラダ風さっぱり味の次郎柿より濃厚な富有が好きだった。少し肌寒い晩秋、柿の木の下に行き鳥が突いた少し傷のある柿を探す。其れをとり傷のある半分を捨て残りの半分を食べるという贅沢な食べ方をしていた。何故なら、鳥がツツイタ柿は絶対に美味しいし、追熟が程よく進み柔らかさも私好みになっているからである。

 今ではコンビニやスーパーに行けば手に入るが次郎柿の可能性が高い。まして、少し傷ついた柿や木で完熟した柿は手に入らず、家からの貴重な数少ない柿を大切に少しずつ味わっているのである。(E)

   

                            落穂を探す鳥たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「地球の履歴書」大河内直彦著(新潮選書)に夢中になっています。

2017-11-08 | 気ままなる日々の記録

  この本の腰まきに罹れたきゃつちコピーには「かってこれほど美しい言葉で「地球史」を語った本があっただろうか」とあります。

京都市生まれ。東京大学大学院ご卒業、京都大学や北海道大学、米国ウッズルホール海洋研究所等を経て現在海洋開発研究機構生物地球化学研究分野分野長。

 大河のように流れる隕石の流れの中で、幾つかの偶然が重なり地球や月が誕生し、偶然の重なりによって一方には水が沢山生まれ、他方には水は岩石の中に閉じ込められたままという状況が生まれました。

 生命の誕生に水が必要なことはご存じのとおり。かくして広大な宇宙に生命を乗せた地球が生まれたと云う訳、

 現在通読が終わった所で、論理の展開を思い出し、疑問が生じた所を読み返しているところです。

 熟読が終わったら再度この本を取り上げたいと思っています。やはり興味を抱くのは生命の誕生物語でしょう。

 筆者が高校時代に習った「進化論」は今読んでいる本の扱っている時代と比べれば扱う時代のスケールが天と地ほど違います。

 ダーウインの進化論も地球の歴史から見ればほんの最近のこととなります。(T)

    

                                                           タンポポの綿毛

 


我が国の憲法は改正しなくてよいか?

2017-11-08 | 気ままなる日々の記録

  北朝鮮のロケット実験が盛んで、我が国の上空をわが物顔でとんでいる。

 どうやら、グアムの米軍基地が標的のようだが、もうこうなれば、北海道から九州まで我が国はどこでも攻撃を受ける可能性がある。

  憲法の考え方でゆくと、ここで、我が国はどうすればいいのだろう。北朝鮮と外交交渉を重ね、北朝鮮が「米国に基地を貸すな」と云ったら米国に出て行ってもらって、自衛隊に頑張ってもらうつもりか?

 第一「自衛隊は違憲」という運動もあった。我が国の左翼運動は誠にオソマツな議論を展開している。

 此処まで書いて思い出したが、日本海側の漁村で突然姿を消した日本人が多くなり「北朝鮮による拉致ではないかという、観測がでたとき、社会党左派の委員長だった土井孝子氏が「社会主義の国がそんなことをするはずがない」と云い出し警察当局もその見解をとりさげたことがある。国際性が我が国の左派かかると宗教のようになり、歴史から何を学んだかよく分からないようになってしまいます。

 その点、ヨーロッパの国々は戦争を繰り返し、利害対立をどう調整するかに長(た)けている。トランプ大統領の訪日に関して「奥さんやお嬢さんを連れてきて一食三万円もする料理を食べさせて貰って、いい家族旅行をしているよね、日本のお金で」という意見を聞いて、筆者は愕然とした。この意見を云ったのは我が国の若い女性で、多分、ヨーロッパ諸国では聞かれない国民の声だろうと思った。島国日本、外交音痴日本万歳!!である。

久しぶりの更新にしては、お座なりな拙講で失礼しました。(T)

   

                                                            散歩道で。