かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

やはり今年はチョット変?

2013-10-31 | 気ままなる日々の記録

  昨日、好天に恵まれ庭木の剪定を開始。クロガネモチの木に登って上から小枝を落とし始めた。すると何処かから芳香が漂う。これは間違いなく金木犀の匂いだが、庭の金木犀は10月10日前後に開花、一週間ほど芳香を放ったがもう散っているはず。もしやと思い休憩のときに裏の生け垣を見にゆくと、何と金木犀が満開ではないか。こんなことは今までになかった気がする。やはり今年の気象はチョット変だ。

                    

 そう云えば、今年は「うめもどき」の着果も非常に多い。こんなことも珍しい。夏のカラカラ猛暑と10月に入ってからの台風ゾロゾロ。これが「うめもどき」にも大きな影響を与えたらしい。

              

                     

 庭のパンジーに蝶が一羽、ご高齢の蝶だろうか弱弱しい動き。しばらく待っていたら、コンクリートの上で羽を休めた。この蝶の名前は分からない。産卵という大仕事はもう終えたろうか。移ろう季節の節目に立ち会った思いがした。


招かざる客、それは毎週末の台風。

2013-10-25 | 気ままなる日々の記録

  今日(10月25日)の午後から27号台風が接近、風雨に注意とのこと。現在は煙霧と云ったところか。

                       

                       

 菜花(なばな)とマリー・ゴールド、松葉も杉苔(すぎごけ)もたっぷりと水を含んで嬉しそう。今夏、連日の猛暑と乾燥で枯死が心配だった杉苔。見事に生き抜き、今、たっぷり水を含んで輝き始めた。杉苔が美しいのは何といっても雪解けの間から顔を出しているときだろう。庭の蹲(つくばい)もモスグリーンに染まった。

                               

 雨に阻まれて庭仕事ができないことを残念がりながら、内心は喜んでいるふしもあって、連日ゴロゴロしながら読書。今、読み終えたのが本川達雄著『生物学的文明論』(新潮新書)だ。本川先生は東大理学部生物学科のご卒業で現在東工大院教授、『ゾウの時間 ネズミの時間』などの著書がある。

 本書の論旨は、人間を地球上の生物の中の一種と捉え、その視点から「文明」を論じようというわけ。博識な先生の語り口は、どのエピソードも面白い。たとえば「一呼吸の間に心臓は4回打ちます。これはゾウもネズミも、他の哺乳類の動物も同じです」とのこと。どうして同じなのでしょう。実は、そこに「進化」があったからだそうです。

 ところで、ゾウもネズミも、生まれてから15億回心臓が打つと、それが寿命なのだそうです。実際にはネズミの寿命はせいぜい3年、一方ゾウの寿命はおよそ70年。つまり、ネズミの心臓はゾウに比べてそれだけ速く打っているのだそうです。

                                

 この原則を人間にあてはめると、人間の哺乳類としての寿命は41歳なのだそうです。初老とはよく云ったものですね。老眼になる、髪が薄くなる、閉経が起こる、これらが老いの兆候で、自然界ではこの頃脚力も衰え、目がかすんだりして、たちまち野獣の餌食になるのだそうです。

 縄文人の寿命は31歳、室町時代でも30歳前後、江戸時代で40歳、昭和22年に至っても成人の寿命は50歳だったそうです。(これらのデータは遺骨から分かったもので、15歳以上で亡くなった人の骨から算出された余命の平均値のようです)。生物学的には人間は15歳で大人になり、30歳で孫が生まれ、しばらく孫の育児を手伝っていて、やがて天寿を全うするのだそうです。

 ところで現在日本人の平均寿命は男が79歳、女が76歳です。さあ、この後、先生は何をどう論じられるのでしょうか? とりあえず先生は「還暦過ぎは人工生命体」と名付けて、「人工生命体」の生き方へ論を進められます。結論は本書に譲るとして、喜寿を迎えた筆者にとっては、考えることの多い一冊でした。


秋たけなわ、雲が綺麗になりました。

2013-10-19 | 気ままなる日々の記録

 季節外れの台風襲来で大変でした。伊豆大島の「山津波」には、まったく言葉もありません。

 私の方も、予定していた例のメンバーによる小旅行も中止。唯一予定通り実行できたのは「一泊囲碁の会」だけ。
 集まったメンバーは6人。5段級の人が二人と、まあ「ざる碁初段」=「田舎初段」級が4人というところか。お昼に会場兼宿泊所に到着、さっそく総当たり戦を開始。私の結果はなんと全敗! 5段級の人は別として、残りの3人は、どう見ても「イヤシイ手」を打ってきて美しくない。そんな人たちに次々と黒星を頂戴した。実に情けないことであった。

 17日は終日庭仕事。庭に出れば、あちこちから「早く私を何とかしてよ!」という声が聞こえてくるので、「よしよし、待っててくれよ」と云いながら、気が向いた作業を始めることになる。

 夕方、青空に浮かぶ雲が美しいことに気づき、カメラを取り出す。うまく撮れないことは承知の上で、シャッターを押した。この日の雲は最も高いところに発生する雲で、高度10,000mあたりに浮かんでいる雲と思われる。ただし、この雲ができている現場では、寒気と暖気が激しく入り混じり、山津波さながらに、乱流が渦巻いていると思われる。

                                 

                                 

                                                     

  柿の葉もほとんど落ちてしまいました。不思議なことに、我が家の柿は、葉が落ちる頃から美味しくなります。

 今日19日(土)は、友人と示し合わせて「講演会」に出かけます。講師は浅田次郎氏。演題は「読むこと 書くこと 生きること」。しかし、真の目的は「講演を肴に一杯やること」。浅田氏を褒めたり貶したり、蹴っ飛ばしたりしながら、美酒に酔うことになりそうです。

 


待望の雨降らず!

2013-10-05 | 気ままなる日々の記録

 昨日の気象情報で「東海地方、明日は雨」というので、午後から菜園の手入れで大わらわ。すべき作業は、追肥、草取り、ネットの張り直しなど。

 先ずは9月9日に種まきをしたダイコンと定植したハクサイ。順調に育っている感じで、施肥の時期をを迎えている。それとダイコンがチョットムシにやられている個所ありだからスミチオン散布かな(右)。左は26日に播種したホウレンソウ。ホウレンソウは例年発芽が悪く、その上、見るも無残なマダラ生え。今年はネット検索でホウレンソウの種の蒔き方を調べたら、福島県の試験場が開いているHPで、二晩水につけて、そのあと粗く蒔き、覆土後チョット強く押さえることとあったので、その通りにした。この発芽状態は、私としては「最高の出来」です。

            

 あとがレタスとキャベツとブロッコリー。それから11月にかけてタマネギ、エンドウ、アブラナ、などなど。

 レタスは球を作るものと作らないものの2種類、レタスとブロッコリーは師匠から苗を頂き、キャベツの苗は買ってきました。小松菜はホウレンソウの畝の残り半分に直播。

             

 右がキャベツで左がブロッコリー。ブロッコリーは頂いた苗をポットに植え替えましたので、あと5日ぐらいで定植します。いずれも順調、晩秋から正月にかけて美味しい野菜がいただけそう。

                                

 柿がいよいよいい色になってきました。あまり豊作だと貰ってもらう先を探すのが大変です。

  ところで、待望の雨ですが、明け方にパラパラしただけで、その後一向に降らず。なかなか思うようにはなりません。いよいよ自家製散水装置の出番です。