かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

「正月や冥土の旅の一里塚めでたくもあり愛でたくもなし。

2018-01-01 | 気ままなる日々の記録

  正月や冥土の旅の一里塚めでたくもあり愛でたくもなし。

この歌は一休禅師の狂歌と云う説もあるようだが正解は不明です。

 正にオソマツ君の心境で子どもの頃のようなお正月についての思い入れは失われてすでに久しい。

 ただ、子供の頃はお正月から新しい下着や靴を使っていたから、それが嬉しかった。

 小学生の1~2年生になると急に運動量が増加し靴下や足袋によく穴があいた。母は、新しいものを買っていたが、其れを履くのはお正月からとすることが好きな人で、 お正月の朝「寒い!」といいながら、下着や足袋を新しいものにしたり、していた。

 オソマツ君のお正月の思い出です。

  昨夜もNHKの「紅白」をテレビで見ていましたが、知らない歌手の知らない歌ばかりで、

 昔の様なワクワクした気持ちにはなることもなく、いつの間にか眠っていて、ハッと目が覚めた時慌ててテレビを消したようなことで何から何まで前出の狂歌の心境でした。

  小生は、昭和11年生まれですから、昔の年齢の数え方だと小生は時々自分が何歳になっているのかわからなくなります。

 こんなとき、自分は昭和11年生まれだということは忘れていない。

 でもこれが役に立たないのだ。そこで、昭和11年は1936年と云うことを覚えておき、今年の西暦は2018年だから、今年の11月29日で82歳かな。従ってただ今81歳らしい。

 ああ疲れた。全部西暦に統一すればよかったと思えてならない。和暦というのか、元号と云うのか知らないが使い勝手が悪く今の子供たちは第一昭和を知らない。平成天皇がお亡くなりになると新しい元号を決めてまた元年から始めることになります。ここで思い切って元号を廃止していましばらく平成を続けて平成が3桁になるくらい続けて新しい元号にする、というのはどうだろう。

 ただ、今振り返ると、昭和初年頃若い人は「生きがいとは何だろう」とか「死とは何か」など人生哲学について随分考えていたようです。三木清著「人生論ノート」がよく読まれ、旧制高校の学生たちは善とは何か?についてよくぎろんしていたようである。私ががくせいのころは、社会主義とはどんな政治体制か?それで暴走したりしないか?と云う議論をよくやっていた。原水爆実験反対運動も盛んで、全学連の国会前のデモ行進で東大の女子学生が亡くなって大きな問題になっていたこともあった。全学連の中央が、核丸派とか共産党派とか、その他いろいろな派閥に分裂し主導権争いに終始しその影響が愛知県にまで及んで訳の分からない論争をあちこちでやっていた。今思うと若者たちも時代ごとにいろいろな流行の中に投げ出され、翻弄されていた。

 手元に三木清氏の「「人生論ノート」と云う本があります。旧制高校の生徒はこうした哲学をこのんだようですが、オソマツ君のせだいになると、サルトルの「実存主義」とは何か、とか、「社会主義社会とはどんな社会で、その長所と短所はどんなものか、と云う議論が多かった。議論は盛んであったが、どの意見も正誤が不明で議論にならない議論であったと云える。戦後の教育改革で、高等教育の大衆化が薦められたが、それによって、大学のレベル低下を招き、日本社会の脆弱さを招いたきがします。

 第五福竜丸の久保山愛吉さんがアメリカに水爆実験に撒き混まれ被爆されおお騒ぎになったとき、アメリカの核実験には反対するが、ソ連の核実験には反対しないと云いだすグループが出て皆が呆れた。其れや是也を含めて、我が国は12歳の少年の域を出なかった。我が国の精神年齢の低さはあれから、修正されただろうか?僕には一向に変わっていないきがする。(T)

   

                                                 鏡餅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(T))


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オソマツ君に感謝 感謝! (your fried T.S.)
2018-01-04 08:37:05
あけましておめでとうございます。今年もよろしく
おねがいいたします、むつかしい事さておき正月 新年はなにはともあれめでたいと考えておきましょう、
オソマツ君は学生時代hよく勉強なさっていたのですね。やはりオソマツ君は立派な方です。今年もプログ楽しみにしています。
私は学生時代は推理小説ばかり読んでいました。今 経済や社会に関する本をよむようになったのはオソマツ君が学生時代に読書会で指導して頂いたおかげです。とても感謝しています。
今年もよろしくお願い致します。

コメントを投稿