ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

朝仕事ねぇ、わかっちゃいるんだけど、

2017-07-17 13:46:10 | 農業

 連日猛暑!もう、聞き飽きたぜ、この言葉。聞くだけで暑さ倍増し!

 午前も10時を過ぎれば、日差し灼熱!とてもじゃないが農作業なんてやってらなねえよ。一昨日なんて、昼前に大豆畑の土寄せに出て、たった40分でダウンした。畑よっかちったぁましな田んぼの除草機押しも、せいぜい2時間、それも休んじゃ押し、押しちゃ休んで休んで!のだらだら作業が目いっぱいだから。

 だから、朝仕事すりゃいいんだよ、ってまったくその通り。朝食前、涼しいうちに働いて、昼間はゆったりたっぷり昼寝とぐうたら。プロの農家は当然こうだ。おっと、最近はトラクターなんか大型機械はクーラー付きだから、炎天下でも涼しい顔して、いや、実際涼しいんだろう、耕耘作業とかしてる人もいるけど、それは別。おっと、おっと、その所為か、スーツで農家!なんて奇抜なアイディアで勝負してる若い人もいるようだけど、どうしてるんだろね、暑さ対策?あっ、もしかして田の草は合鴨さん任せ?

 いや、人のことなんてどうでもいいんだよ。この押し寄せる、やらなくっちゃ仕事をどうさばくか?だ。だから、朝仕事だって!そう、そうなんだけど、それが出来ない夜人間!週のうち3日は稽古だから、帰れば10時、11時、それから一飲み、二飲みしながらぐうたら時間を楽しんで、寝るのはどうしたって翌日回し。稽古のない日でも、ついついこの習慣から足を洗えず、午前様。早起きてのはねぇ・・・年寄りは朝が早いってどこの年寄りの話しだい?

 でも、今日はたまたま神さんが朝一の新幹線で出かけるてんで、お付き合いで、って言うより朝のごはん出しのために、久しぶりに早起きした。6時半には神さん送り出して、飯も食ったし、新聞もざっと目を通した。よっしゃ、涼しいうちに仕事やれるだけやっちまおうかい。

 まずは、昨日の雨で生き生きシャキっと生きかえった田んぼの畔草刈り。おうおう、昼間の萎れ果てた草と大違い、ザックザックと切れ味最高!いやぁ、やっぱ、朝仕事だこで!1時間半で2枚の田を片付けた。いいペースだ。次は一昨日、40分でギブアップした大豆畑の土寄せ作業。畝間を管理機で通って、大まかに土は寄せてあるんだが、株の根元をしっかり覆うほどにはなっていない。だから、株と株の合間にはまたもや雑草が勢力挽回を狙って盛んに新芽を伸ばしている。なんだよ、10日前に搔き取ったろうが!

 ここが勝負なんだな、大豆栽培、ここできっちり株間の草を抑えておけば、あとは少々生えたところで、がっしり育った大豆はびくともしない。もう一度管理機で畝間をかませば、あとは秋までほったらかし。大豆の生命力にお任せすればいい。

 ホーを使って、両側から土を搔き寄せ、株の間を分厚く覆って行く。出たばかりの芽だけなら、土をたっぷり被せれば、それでお陀仏だが、人目を盗んで大きくなった奴とか、土なんかで窒息しないアカザ、アオビユ、メヒシバ、オヒシバの類は根っこからみ引っこ抜いて、畑の外に排除する。そう、根付の雑草を畑の中に置くのは禁物だ。その場でさらに根を伸ばしいつの間にか復活を果たしてしまう。面倒だが、抜いた草は外まで運んで、ポイ。

 1列、2列はすいすいと進んだが、やはり息が上がる、腰がやめる。だんだんと途中休憩の時間が増えて行く。あと5列、残4列、必死でカウントダウンに縋りつく。マラソンのラスト5キロと同じだ。朝仕事刻限の10時を回って日差しもぐっときつくなってきた。残るは小豆2列!休憩!体もそうだが、心が萎えつつある。隣りのカボチャ畑に逃避して、リフレッシュ。日陰じゃないが、生育順調のカボチャたちを撫でさすって元気をもらう。

 元気回復!小豆は大豆以上に雑草が多かったが、手取りも含め、最後まで丁寧に土寄せ作業をし通した。さすが朝仕事!はかが行った。これで最優先やんなくっちや仕事2つが片付いた。終了時間11時、まっ、正しい意味での朝仕事じゃなかったが、ぎらつくお日さんからはお目こぼしいただいた。

 明日も朝仕事、無理だろなぁ、きっと。

 

 

 

 

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