古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

幼年詩篇   阿部昭

2023-11-10 12:39:07 | 小説の紹介
講談社文芸文庫 昭和40年

敗戦後、偉い軍人だったはずの父は、家の

ものを売って生活をしていた。どんどん家の

ものは処分されていく。父は働こうとせず

働く気を見せて遊園地をやるんだ、と意気

込んで活動するも、友人にかつがれていたら

しく立ち消えになり、仕事も続かず、ダメ人間

となっていく父。少年は少年らしい清潔さで

もって描かれていくが、中坊になり、恋をす

るが、それもむなしく潰えてしまう。全体的に

暗いテーマでもって描かれているが、筆致は決して

そんなに暗いばかりではない印象だ。

55歳で89年に亡くなっているが、この短編を

読んで阿部氏のファンになってしまった。引き続き、

短編、読んでいきたいと思います。
































































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