古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

文士の料理店    嵐山光三郎

2019-09-09 22:23:06 | 嵐山光三郎
新潮文庫   平成22年


嵐山さんといえば、僕ら世代では笑っていいとも創刊号の編集後記で


~であーる、でおなじみなのだが、若い人は知らないだろうね。


この嵐山さんが、水上勉とか、坂口安吾、遠藤周作、吉行淳之介、向


田邦子らを直截知る最後の世代ではないだろうか。


嵐山さんは編集者をしていたらしく、仕事上、お付き合いがあったらしく、


この本にもそれが活かされている。会ったことがあるのと、ないのでは、


文章のリアリティも全然違ったものになったろう。そういった意味でも


この文士シリーズオモシロそうだ。



開高師匠が大トリだったが、グルメと言えば、だろうね。でも、開高師匠は


喫煙者だったので、本当のところどうなのかっていうと、元喫煙者の僕からし


たら、とても怪しいな、と思ったりするんである………………合掌。


                       (鶴岡  卓哉)
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インスタントラーメン読本   嵐山光三郎編著

2018-09-01 04:35:32 | 嵐山光三郎
新潮文庫


昭和60年の本だから、30年以上前になる。


こういう出会いが古本屋にはあるからいいんだよね。


ずいぶん懐かしいワードやらがでてきて、郷愁を誘いますね。


南伸坊さんとの対談。その次が、五泊六日、インスタントラーメン


一〇一食、その当時、輝いていた人たちが名を連ねます。


その次に、即席論文として、松村友視、中沢新一、渡辺えり子、


糸井重里らがインスタントラーメンにかける情熱を語っている。


その次が、具の骨頂番付と称して、具には何がいいかを名前をつ


けて番付にしています。横綱 東 大キャベツ一枚 寝室の床


西の横綱 トロロと干しシイタケ 宗達 っていう感じですかね。


ちなみにその当時インスタントラーメンを一緒に食べたいナンバーワン


はタモリでした。
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