古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

(良いおっぱい悪いおっぱい)   伊藤比呂美

2020-11-30 06:12:32 | 伊藤比呂美

集英社文庫     1985年

 

この本が映画化されていて、それを昔見た記憶がある。

 

内容は忘れたが、おもしろかったな、と思って、古本で

 

買ってみた。

 

日常的にセックスをしていて、って、それってビッチって

 

いうんだよ。今どき、そんな人いないよ、と思った。

 

まあ、とにかくセックスが大好きみたいなんだが、この本を

 

読むと確実に性欲は減退する。子供を作るのが怖くなるし、

 

伊藤ふきげん製作所もそうだが、読まなきゃよかった、

 

と男なら誰しもが思うだろう。もうトラウマ級にイヤな本で

 

ある。子供も欲しくないし、セックスなんてほんとご免である。

 

35年前はみんな野獣のごとくセックスしまくっていたんだ

 

ろうか、いやいや、きっとこの比呂美女史がビッチなだけだろう。

 

もしや、胎児をうんこと言い切るあたり、頭が弱いのかもしれな

 

い、気の毒に、ぐわし……合掌。   

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伊藤ふきげん製作所    伊藤比呂美

2020-11-25 09:56:25 | 伊藤比呂美

新潮文庫  平成12

 

比呂美女史の娘、14歳のカノコとサラ子の思春期の

 

子育て日記。

 

うーん、ボクが14歳の時は、口癖が、べつに、だ

 

ったような。たしかにいつも不満で、仏頂面をカマ

 

していた。16歳になると狂ってきて、19歳で狂い

 

っぱなし、親はさぞかしタイヘンだったろうなあ、

 

と思う。

 

ボクには4歳違いの姉がいるのだが、ハハに聞くと

 

特にタイヘンではなかった、といっている、が、き

 

っと、忘れているのだと思う。いや、ハハが痴呆とか

 

そんなんではないのだが。

 

カノコとサラ子、おもしろいコたちだ。親の比呂美女史は

 

ふたりをよく観察しているし、批評眼もおもしろい。穏や

 

かじゃない日々も、いつかは終わる、ほんの数年のこと

 

だもんねえ。

 

ますます結婚したくなくなるおれっちだった。子供? 大

 

キライですね、身もふたもなくてすいません、ぐわし……

 

合掌。

 

 

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閉経記    伊藤比呂美

2018-05-03 09:53:10 | 伊藤比呂美
中公文庫   2013年。


読んだらちょっとヒイた。カリフォルニアに内縁の夫とともに


子供と住み、熊本の父のもとに通う、というとんでもない人で


ある。


父も結局、死んでしまい、パートナーも、年上だったらしく、



先に死んでしまう。でも、きっと、比呂美さんはズンバ(ラテ


ン系の音楽に合わせて、腰をくねくねさせるダンスらしい)に


明け暮れ、パワフルなおばちゃんとして生きていくのだろう。


女の一生ってもんが、垣間見えた。比呂美さんが、ビッチだった


って話もちょっと笑えた(笑えねえよ!)。
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