古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

マンハッタン少年日記    ジム・キャロル

2018-11-15 11:40:32 | ジム・キャロル
梅沢葉子・訳   晶文社  1982年


初めてこのマンハッタン少年日記を読んだのは十七歳の


とき、いまからざっと三十年前である。この歳になって


読んでみて、やっぱり面白いものは面白いんだ、ということ。


その間に、ジム・キャロルは死に、映画にもなった。


原爆について、触れるところがあって、アメリカ人も悔いて


いるのだ、と知ることとなる。


平和主義者だが、おかまには容赦がなく、殴り飛ばす。


年を取ると、違う読み方もできると思ったが、昔と感じたことは


同じだった。


鮮烈な感覚を持ち続けることは難しいが、ボクはできているかも


しれぬと、ちょっと自信を持ったのだった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダウンタウン少年日記       ジム・キャロル   梅沢葉子・訳

2018-02-25 08:12:10 | ジム・キャロル
晶文社


1971年から73年ころまでの日記。日記には、アンディ・ウオーホール


アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ、サルバトール・ダリといった


人物が登場する。特にアレンのバイブレーターの話しは苦笑を禁じ得ない。ど



うつかえば、部屋中汁まみれにできるんだよ………! 本とかは疑問だけどね。


ケルアックがウソを書いたことを悩んでいた、みたいな記述もみられる。ボクは



信じてるが、ある人たちに言わせるとケルアックはウソつきらしい。


そういや、ダライ・ラマも登場する。刺激に満ちたライフ。ダウンタウンか



らカリフォルニアへ、そして、N・Yへ。セックスパーティーあり、腕からなん



やしらん膿が大放出してくるし、なんなんこのキャロルって人………。



初めてマンハッタン少年日記を19歳の時、読んで以来、二十数年ぶりに読んだけ



ど、やっぱり、ファンキーだね。死んでしまったけど、ふれられて良かった、とい



う気がしますよ………いや、マジで。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする