古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

言葉の海が割れるとき     鶴岡 卓哉

2021-04-10 10:24:47 | 詩・ポエム

言葉の海が割れるとき   



頭に去来する数々の意味のない言葉

溺れそうになるその言葉の中で

僕は心が破裂してしまいそうになり

嗚咽の絶叫をあげる

切り裂かれた皮膚の上を

またいつものように亀裂が走る

旗が夜のしじまにはためく

それでも、誰にも助けを求めるわけにはいかず

狂気の言葉のような鋭さがまた僕を

メチャクチャに切り刻むんだ



万里の長城って、ゴミだらけって知ってる? なんで知ってるかって? テレビで見たのさ! ぼくはテレビを見る猫なのさ!



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