未来という屍 ・希木谷瞬吉
君には夢も希望もないように僕には君に対して希望がない
失望と果てしない落ち込みがいつも僕を襲う
それでも僕は君から離れることができない
その未来に対する落胆のようなあきらめが僕が君を放っておけない原因だ
君は全てに関心を持たず僕の夢や理想主義まで吸い取ってしまった
僕は骨の髄まで空っぽになってしまった
頭にあるのはいつも君のように空白になってしまった未来への失望だ
君は僕を空疎にした
僕は微かな過去における自分の幻影を追うことになる
未来などないという幻滅が死の暗い影を落として
僕らは死んでしまったように手を繋ぎ未来という屍へと旅立つんだ
藍染めのスカーフ! (なぜか60年代のお兄ちゃん風に)いかしてんじゃん!