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「雨を見たか」宇江佐真理

2018年12月14日 20時24分02秒 | 読書(歴史/時代)


「雨を見たか」宇江佐真理

髪結い伊三次捕物余話シリーズ7作目を読んだ。

P254
猪牙舟の乗り方には、少し呼吸がいる。何しろ猪牙というぐらいだから船体が細長い。悪くすれば引っ繰り返る恐れがあった。その代わり船足は速い。

【ネット上の紹介】
北町奉行所町方同心見習い組には六人の若者がいる。伊三次の仕える不破友之進の嫡男、龍之進を始め、緑川鉈五郎、春日多聞、西尾左内、古川喜六、橋口譲之進という面々。俗事に追われ戸惑いながらも、江戸を騒がす「本所無頼派」の探索に余念がない。一方、伊三次とお文の関心事は、少々気弱なひとり息子の成長だが。